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Azure Stack HCI クラスター・ノードのファームウェア/ドライバーの更新

Windows Admin Center で Azure Stack HCI クラスターを作成する場合、ユーザーは「Best Recipes (Recommended) (最良レシピ (推奨))」、「Compliance Policies (コンプライアンス・ポリシー)」、または「Latest Updates (最新の更新)」を使用してクラスター・ノードのファームウェアおよびドライバーを更新できます。

Updates (更新)」ペインでは、以下の機能がサポートされています。

  • Best Recipes (Recommended) (最良レシピ (推奨))

    Best Recipe (最良レシピ) はコンプライアンス・ポリシーでもありますが、ファームウェアおよびドライバーの更新も含みます。この方式では、ユーザーは更新を目的として、レシピからコンポーネントの一部を選択できません。レシピのすべてのコンポーネントが、クラスター内のすべてのサーバーに対して更新されます。

    この機能は、特定のサーバー・モデルでのみサポートされています。特定のサーバー・モデルでサポートされる機能を参照してください。

    Best Recipe (最良レシピ) に関する詳細については、ThinkAgile MX Certified Node Best Recipe (ThinkAgile MX 認定ノードの最良レシピ) を参照してください。

  • Compliance Policies (コンプライアンス・ポリシー)

    コンプライアンス・ポリシーを使用する場合も、ユーザーは、クラスター内の特定のサーバーまたはすべてのサーバーについて、ポリシー内で更新するコンポーネントを判別できます。サーバーが Lenovo XClarity Administrator によって管理されている場合にのみ使用できます。

  • Latest Updates (最新の更新)

    この方式ではポリシーは使用されません。ユーザーは、更新するコンポーネントごとにターゲット・バージョンを選択する必要があります。ターゲット・バージョンは、現行のインストール済みバージョンより新しいものである必要があります。

  • Update Logs (ログの更新)

    Update Logs (ログの更新)」ペインでは、現在のクラスター・ノードまたはサーバーの更新ジョブの削除、キャンセル 、再試行がサポートされています。

手順

  1. Solution updates (ソリューションの更新)」ページにログインします。「Install hardware updates (ハードウェア更新のインストール)」ページへのログイン を参照してください。
  2. すべてのクラスター・ノードが管理されていることを確認します。Lenovo XClarity Administrator を使用した Azure Stack HCI クラスター・ノードの管理 または Lenovo XClarity Administrator を使用しない Azure Stack HCI クラスター・ノードの管理 を参照してください。
    システム更新ウィザードが表示されます。
    システム更新ウィザードで、右上隅の をクリックして、インベントリーを同期できます。この機能は、サーバーのインベントリーの同期 と同じです。
  3. 以下のいずれかの更新方法を選択してください。
    • ファームウェア/ドライバー更新に Best Recipe (最良レシピ) を割り当てるには:

      1. Best Recipes (Recommended) (最良レシピ (推奨))」をクリックします。

      2. ドロップダウン・リストから最良レシピを選択し、以下のいずれかを行います。
        • Best Recipe (最良レシピ) のファームウェア/ドライバー更新を表示するには、「Show Best Recipe Definition (最良レシピの定義の表示)」をクリックします。

        • レシピを最新の情報に更新するには、「Refresh Best Recipe (最良レシピを最新の情報に更新)」をクリックします 。

        • 該当するファームウェア/ドライバーの更新を表示するには、デバイスの前面の をクリックします。

          • コンポーネントの「Compliance (コンプライアンス)」が「Compliant (適合)」の場合、インストール済みバージョンは既にポリシー内のターゲット更新バージョンと同じかそれより上になっています。そのため、「Compliance (コンプライアンス)」が「Not Compliant (非適合)」のコンポーネントを更新することをお勧めします。

          • この表では、最良の方法で定義されたコンポーネントのみが示されています。

      3. Install Updates (更新のインストール)」をクリックします。

    • ファームウェア更新のためにコンプライアンス・ポリシーを割り当てるには:
      1. Compliance Policies (コンプライアンス・ポリシー)」をクリックします。

      2. ドロップダウン・リストからポリシーを選択します。

        • Show Compliance Policy Definition (コンプライアンス・ポリシーの定義の表示)」 をクリックして、ポリシーのファームウェア更新を表示できます。

        • デバイスの前面の をクリックして、ポリシーに該当するファームウェア更新を表示できます。コンポーネントの「Compliance (コンプライアンス)」が「Compliant (適合)」の場合、インストール済みバージョンは既にポリシー内のターゲット更新バージョンと同じかそれより上になっています。そのため、「Compliance (コンプライアンス)」が「Not Compliant (非適合)」のコンポーネントを更新することをお勧めします。

      3. Install Updates (更新のインストール)」をクリックします。

    • 更新する各コンポーネントのターゲット・バージョンを選択するには:
      1. Latest Updates (最新の更新)」をクリックします。

      2. 次のいずれかを行います。

        • 最新のファームウェアおよびドライバー更新を表示するには、「Reload local repository (ローカル・リポジトリーの再ロード)」をクリックします。

        • ファームウェアおよびドライバー更新を実行するには、ターゲット・カタログまたはターゲット更新パッケージを選択し、「Install Updates (更新のインストール)」をクリックします。

        • ローカル・リポジトリーを管理するには、「Manage local repository (ローカル・リポジトリーの管理)」をクリックして、以下のいずれかを行います。

          • カタログを最新の情報に更新するには、1 つ以上のターゲット・カタログを選択し、「Refresh Catalog (カタログを最新の情報に更新)」をクリックします。

          • 更新パッケージをダウンロードするには、1 つ以上のターゲット・カタログまたは更新パッケージを選択して、「Download (ダウンロード)」をクリックします。

          • 更新パッケージを削除するには、1 つ以上のターゲット・マシン・タイプまたは更新パッケージを選択して、「Delete (削除)」をクリックします。

          • ファームウェア更新またはドライバー更新のみをフィルタリングするには、「Firmware & Driver (ファームウェアとドライバー)」をクリックし、「Firmware (ファームウェア)」または「Driver (ドライバー)」を選択します。

          • Windows または Linux の更新のみをフィルタリングするには、「Windows & Linux (Windows と Linux)」をクリックして、「Windows」または「Linux」を選択します。

  4. Update Selection (更新の選択)」タブで、更新するコンポーネントを選択または選択解除します。
    1. Select Items (項目の選択)」ペインで、更新するコンポーネントを選択または選択解除します。
      • Select Items (項目の選択) ペインの右上隅でをクリックして、Preview (プレビュー) ペインを展開するか、アップデートされるファームウェア項目を削除するためのアイコンをクリックして、コンポーネントを削除できます。

      • Select Items (項目の選択)」ペインおよび「Preview (プレビュー)」ペインの操作がリアルタイムで同期されます。

    2. (オプション) インストール済みバージョンの更新がすでに最新のものであるか、ターゲット・バージョン以降である場合でも、選択したコンポーネントのファームウェア/ドライバーを更新するには、「Forced update (強制更新)」 を有効にします。
      • 以前のバージョンのファームウェアやドライバーは、デバイス・オプション、アダプター、またはディスク・ドライブに適用できません。

      • 強制更新は、Compliance Policy (コンプライアンス・ポリシー) が使用されている場合にのみ使用できます。

    3. Next (次へ)」をクリックします。
  5. Update Download (更新のダウンロード)」タブで、必要に応じて更新パッケージをダウンロードまたはインポートし、「Next (次へ)」をクリックします。
  6. Clustered Roles Migration (クラスター化されたロールの移行) タブで、Next (次へ) をクリックします。
    重要
    クラスターが 1 つのサーバー・ノードのみで構成されている場合は、クラスターの役割を移行できません。移行すると、クラスター化された役割で実行中のものはすべて、クラスター仮想マシンと非クラスター仮想マシンを含め、サーバー・ノードの再起動時に切断されます。
    「クラスター化されたロールの移行」は、クラスター内のすべてのサーバーで自動的に有効になります。

    「クラスター化されたロールの移行」では、以下のタスクが実行されます。

    1. クラスター・ノードを 1 つ保守モードにし、クラスター・ロールをノードから移動します。

    2. システム更新をインストールします。

    3. 再起動を実行します。

    4. ノードを保守モードから外し、ノードのクラスター・ロールを復元します。

    5. 次のクラスター・ノードに移動します。

  7. OS Credential (OS 資格情報) タブで Credential Needed (資格情報が必要です) をクリックし、Windows 管理者アカウントのアカウント、ユーザー名、およびパスワードを入力した後、Next (次へ) をクリックします。
    • クラスター・ノードの場合、アカウントは、ローカル Administrators グループに含まれる Active Directory ドメイン・アカウントである必要があります。

    • 非クラスター・サーバーの場合、アカウントは、ローカル Administrators グループに含まれる Active Directory ドメイン・アカウント、または組み込み管理者アカウントである必要があります。

    • 以下の操作が 1 つ以上必要な場合は、OS 資格情報が必要です。
      • ネイティブ OS 管理モードでのファームウェア/ドライバーの更新

      • クラスター化されたロールの移行

  8. 更新するコンポーネント、ジョブ名、スケジュール、および割り当てられたポリシーがある場合は、「Summary (要約)」タブで、更新ジョブに関する情報を確認します。
  9. Submit (送信)」をクリックします。
Windows Admin Center のプロンプトに従って、引き続き Azure Stack HCI クラスターの作成を完了できます。