Lenovo XClarity Orchestrator 概要
Lenovo XClarity Orchestrator は、多数のデバイスが含まれる環境の監視、管理、プロビジョニング、および分析を一元化します。また、既存の リソース・マネージャー (Lenovo XClarity Administrator、Schneider Electric EcoStruxure IT Expert など) を複数のサイトで活用して、全体のヘルスを表示したり、デバイス・インベントリーとヘルス・サマリーを収集したり、デバイスの詳細にドリル・ダウンしたり、イベント・ログと監査ログを表示したり、管理対象リソースに更新を適用したりできます。
リソースの監視と管理の一元化
XClarity Orchestrator は、リソース・マネージャーと、それらのリソース・マネージャーで管理されるデバイスを監視および管理するための 1 つのインターフェースを提供します。
- リソース・マネージャー、デバイス、インフラストラクチャー・リソース (PDU や UPS など) を含む管理対象リソースの正常性に関する要約ビュー
- 複数のサイトにわたるコンポーネントの正常性、資産インベントリー、保証状況、およびデバイスに関するアドバイザリーの要約と詳細ビュー
- クリティカルなアラートとイベントの集約、カスタム・アラートの作成、および外部アプリケーションへのイベントの転送
- 管理対象デバイスのライフサイクル制御 (電源操作を含む)
- デバイス・サマリー・ページからの、リソース・マネージャーおよび管理対象デバイス用ユーザー・インターフェースのコンテキスト起動
更新のプロビジョニング
XClarity Orchestrator を使用して、管理対象リソースの現在のソフトウェア・レベルを維持することができます。更新カタログを使用して、使用可能なソフトウェア・レベルを確認し、更新コンプライアンス・ポリシーを使用して、カスタム条件に基づいて更新する必要のあるリソースを特定し、それらのリソースに必要な更新をデプロイすることができます。XClarity Orchestrator は、ターゲット・リソースが正しい順序で更新されていることを確認します。
XClarity Orchestrator は、以下のプロビジョニング操作をサポートしています。
- Lenovo XClarity Administrator リソース・マネージャーへの更新のデプロイ。
- XClarity Administrator によって管理されているデバイスへのファームウェア更新のデプロイ。
更新のプロビジョニングについて詳しくは、管理対象リソースへの更新のプロビジョニングを参照してください。
サーバー構成のプロビジョニング
一貫した構成を使用して、管理対象サーバーをすばやくプロビジョニングできます。構成設定 (ベースボード管理コントローラーや UEFI の設定など) は、複数のサーバーに適用できるパターンとして保存されます。
XClarity Orchestrator では、管理対象サーバーに構成パターンは直接デプロイされません。代わりに、適切なリソース・マネージャーに要求を送信して、デプロイメントを実行するジョブを開始してから、要求の進行状況を追跡します。
サーバー構成のプロビジョニングについて詳しくは、サーバー構成のプロビジョニングを参照してください。
オペレーティング・システムのプロビジョニング
XClarity Orchestrator を使用して、オペレーティング・システム・イメージ を複数のサーバーにデプロイできます。
XClarity Orchestrator では、管理対象サーバーにオペレーティング・システムは直接デプロイされません。代わりに、適切な XClarity Administrator リソース・マネージャーに要求を送信して、更新を実行するジョブを開始してから、要求の進行状況を追跡します。
サーバー構成のプロビジョニングについて詳しくは、オペレーティング・システムのプロビジョニングを参照してください。
ビジネス・インテリジェンスの機械学習と予測分析
XClarity Orchestrator は、ビジネス・インテリジェンスの機械学習および予測分析を行うサード・パーティーのサービス (Splunk など) に接続して、以下のことを実行できます。
- トレンド・データ (プロセッサーとメモリーの使用状況、電力の消費量、温度、不正アクセス、繰り返しイベントと紛失イベント、およびファームウェア更新やシステム再起動などのプロセス間の平均時間など) を収集および表示する。
- メトリック・データを使用して、障害を予測します (イベントの繰り返しや正常性レポートなど)
- アラート、イベント、デバイス・インベントリー、およびデバイス・メトリックなどの既存のデータに基づいて、カスタム分析レポートを作成します。
- 環境に特定の条件が存在し、それが有効な場合にアラートを生成する、カスタム・アラート・ルールを定義します。
予測分析について詳しくは、傾向の分析と問題の予測 参照してください。
サービスおよびサポート
一定の保守可能イベントが管理対象デバイスで発生した場合に、コール・ホームを使用して診断ファイルを自動的に収集し、Lenovo サポートに送信するように XClarity Orchestrator を設定できます。また、手動で診断ファイルを収集したり、問題レコードを開いたり、診断ファイルを Lenovo サポート・センターに送信したりすることもできます。
サービスおよびサポートについて詳しくは、サービスおよびサポートの操作 を参照してください。
資料
オンライン・ドキュメントは定期的に英語で更新されます。
- 英語 (en)
- 簡体字中国語 (zh-CN)
- 繁体字中国語 (zh-TW)
- フランス語 (fr)
- ドイツ語 (de)
- イタリア語 (it)
- 日本語 (ja)
- 韓国語 (ko)
- ブラジル・ポルトガル語 (pt-BR)
- ロシア語 (ru)
- スペイン語 (es)
- タイ語 (th)
- たとえば、オンライン・ドキュメントを簡体字中国語で表示するには、<language_code> を https://pubs.lenovo.com/lxco/ の後に追加します。
https://pubs.lenovo.com/lxco/zh-CN/