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オペレーティング・システムのプロビジョニング

Lenovo XClarity Orchestrator を使用して OS イメージ・リポジトリーを管理し、オペレーティング・システム・イメージをデプロイできます。

始める前に

XClarity Orchestrator では、オペレーティング・システムはデバイスに直接デプロイされません。代わりに、デプロイメントを実行するために適切なリソース・マネージャーに要求が送信されます。リソース・マネージャーに、OS デプロイメント機能を実行するために必要なライセンスがインストールされていることを確認します。

ご使用の管理対象デバイスにオペレーティング・システムをデプロイする前に、デプロイメントの考慮事項を確認してください (オペレーティング・システム・デプロイメントの考慮事項 を参照)。

管理対象サーバーのすべてのファームウェアが最新レベルであることを確認します (管理対象リソースへの更新のプロビジョニング を参照)。

管理対象サーバーの構成が最新の情報に更新されていることを確認します (サーバー構成のプロビジョニング を参照)。

重要
Converged と ThinkAgile アプライアンスでのベアメタル・オペレーティング・システム・デプロイメントを実行するために、XClarity Orchestrator を使用しないことをお勧めします。
サーバーが XClarity Administrator v4.0 以降を使用して管理されていることを確認します。

このタスクについて

XClarity Orchestrator には、オペレーティング・システム・イメージをベア・メタル・サーバーにデプロイする簡単な方法が用意されています。このベア・メタル・サーバーには、通常、オペレーティング・システムがインストールされていません。オペレーティング・システムがインストールされているサーバーにオペレーティング・システムをデプロイすると、XClarity Orchestrator によってフレッシュ・インストールが実行されターゲット・ディスク上のパーティションが上書きされます。

オペレーティング・システムをサーバーにデプロイする際の所要時間は、以下のいくつかの要因によって決まります。

  • サーバーに搭載された RAM の容量。サーバーの起動時間に影響します。
  • サーバーに取り付けられた I/O アダプターの数とタイプは、インベントリー・データの収集にかかる時間に影響します。また、サーバー起動時の UEFI ファームウェアの起動にかかる時間にも影響します。オペレーティング・システムのデプロイメント中、サーバーは複数回、再起動されます。
  • ネットワーク・トラフィックの量。オペレーティング・システム・イメージは、データ・ネットワークまたはオペレーティング・システム・デプロイメント・ネットワークを介して、サーバーにダウンロードされます。
  • Orchestrator サーバーおよびリソース・マネージャーで使用可能な RAM、プロセッサー、およびハードディスク・ドライブ・ストレージの容量。

手順

次の図は、サーバーへの OS イメージのデプロイのワークフローを示しています。


オペレーティング・システムをデプロイするためのワーク・フロー

  1. OS イメージをインポートします。

    オペレーティング・システムを管理対象サーバーにデプロイするを管理対象サーバーにデプロイする前に、まず、オペレーティング・システム・イメージを XClarity Orchestrator リソース・マネージャーの OS イメージ・リポジトリーにインポートする必要があります。OS イメージをインポートする場合:

    • オペレーティング・システムのインポートの前に、OS イメージ・リポジトリーに十分なスペースがあるかどうかを確認します。十分なスペースがない場合は、既存のイメージを OS イメージ・リポジトリーから削除してから、新しいイメージの再インポートを試みます。
    • そのイメージのプロファイルを 1 つ以上作成し、OS イメージ・リポジトリーに保存します。各プロファイルには、OS イメージとインストール・オプションが含まれています。事前定義された OS イメージ・プロファイルについて詳しくは、オペレーティング・システム・イメージ・プロファイルを参照してください。

    ベース・オペレーティング・システムは、OS イメージ・リポジトリーにインポートされたフル OS イメージです。インポートされたベース・イメージには、そのイメージのインストールの構成を記述する事前定義済みプロファイルが含まれています。特定の構成にデプロイ可能なベース OS イメージ内の事前定義済みプロファイルに基づいて、カスタム・プロファイルを作成できます。

    サポートされるベースおよびカスタムのオペレーティング・システムについては、サポートされているオペレーティング・システムを参照してください。

  2. OS プロファイルのカスタマイズと割り当て

    オペレーティング・システム・プロファイルは、オペレーティング・システムをインポートする際に自動的に作成されます。作成されるプロファイルは、オペレーティング・システムのタイプとバージョンに基づいて作成されます。OS 資格情報、ホスト名、ネットワークおよびストレージ設定、ライセンス・キー、格納場所などのプロファイルを変更できます。

  3. OS プロファイルの割り当てとデプロイ

    OS プロファイルを 1 つ以上のターゲット・サーバーに割り当てた後、プロファイルをそれらのサーバーにデプロイできます。。オペレーティング・システムをデプロイするには、サーバーのデプロイメント・ステータスが「動作可能」になっている必要があることに注意してください。

    XClarity Orchestrator では、オペレーティング・システムはデバイスに直接デプロイされません。その代わりに、該当するリソース・マネージャーに要求を送信してデプロイメントを実行し、要求の進行状況を追跡します。XClarity Orchestrator は適用可能なイメージをリソース・マネージャーに転送し、デプロイメントを実行するリソース・マネージャーでジョブを開始するための要求を作成します。

    オペレーティング・システム・イメージをデプロイする前に、オペレーティング・システム・デプロイメントの考慮事項を確認してください。

    OS プロファイルの割り当てとデプロイについて詳しくは、オペレーティング・システム・イメージのデプロイを参照してください。