ファームウェア更新
ファームウェア更新プロセスには、2 つのフェーズがあります。ファームウェア・アップロード・ステージでは、ユーザーがファームウェア・イメージが保存されている場所を選択できます。SMM2 は、イメージ・ヘッダー情報をチェックして妥当性検査を行います。
アップロード
イメージ・ファイルを選択し、「アップロード」をクリックします。アップロード・プロセスによって他のすべてのセッションが終了します。アップロード・プロセスが開始した後、更新ページの最新表示、ログアウト、移動を行うとシステムが再起動します。
有効なファームウェア・イメージがアップロードされると、アップロードしたイメージのタイプに応じて、以下の 2 つのページのいずれかが表示されます。
SMM2 ファームウェア
SMTP
SNMP
PEF
ネットワーク構成
Time Setting (時刻設定) (時刻は、「Preserve Settings (設定を保持する)」のチェックの有無に関係なく常に保持されます)。
ユーザー・アカウント
アカウント・セキュリティー
サービス
Web 証明書
NTP
ファームウェア更新ページには「プライマリー・フラッシュ・バンク・ファームウェアを回復する」チェック・ボックスがありますが、SMM2 がプライマリー・バンクから起動した場合は機能しません。SMM2 がセカンダリー・フラッシュ・バンクで起動した場合 (プライマリー・フラッシュ・バンク・イメージが破損していて回復が必要な可能性があることを示します)、このチェック・ボックスを選択できます。回復処理を実行してプライマリー・フラッシュ・バンクでイメージを更新する場合はチェック・マークを付け、ファームウェアをセカンダリー・フラッシュ・バンクにアップグレードする場合はチェック・マークを外します。
ファームウェア・イメージ確認テーブルの「Secure Rollback (セキュア・ロールバック)」オプションにより、以前のファームウェア・レベルへのロールバックが許可されるかどうかが決定します。デフォルトでは、無効 (オフ) に設定されます。
ファームウェア・イメージのアップロード後にユーザーがファームウェア更新プロセスを取り消すと、SMM2 は自動的に再起動します。
ファームウェア更新中
ファームウェアの更新プロセス中は、ユーザーに「ロード中」ページが表示されます。このページが表示されている間は、すべての SMM2 機能が一時的にロックされます。
進行状況が 100% に達すると、SMM2 が自動的に再起動し、ユーザーが SMM2 Web インターフェースにアクセスするには再度ログインする必要があります。
PSU ファームウェア
PSU のファームウェア・イメージがアップロードされた後、ファームウェア・イメージの情報が互換性のあるパワー・サプライのチェックボックスとともに表示されます。
エンクロージャーに少なくとも 2 個のパワー・サプライを取り付けて PSU ファームウェア更新を実行することをお勧めします。
PSU のファームウェア更新では、すべてのパワー・サプライが DC-PG 内にある必要があります。
PSU のファームウェア更新により、電源の冗長性モードが無効になります。
オペレーティング・システムが実行中の場合は、確認のための警告ダイアログ・ボックスがポップアップ表示されます。
ファームウェア更新中
PSU ファームウェアの更新プロセス中は、ユーザーに「ロード中」ページが表示されます。このページが表示されている間は、すべての SMM2 機能が一時的にロックされます。
進行状況が 100% に達すると、パワー・サプライは DC 電源サイクルを実行し、エンクロージャーが電源障害なしで正常に機能することを確認します。