インストールに関する問題の解決
この情報を使用して、システムのセットアップ時に発生する可能性のある問題を解決します。
単一の計算ノードが電源オンされない
- 最近、計算ノードの取り付け、移動、あるいは保守を行った場合は、計算ノードをベイに取り付け直します。最近、計算ノードの取り付け、移動、あるいは保守を行っていない場合は、CMM service コマンドを使用して仮想再取り付けを実行します。CMM service コマンドについて詳しくは、「Flex System Chassis Management Module: Command-Line Interface リファレンス・ガイド」を参照してください。
- CMM 2 のイベント・ログで、計算ノードに関連するイベントがないかを確認し、あればそれらの問題を解決します。
- CMM 2 が計算ノードを認識できることを確認します。CMM 2 ユーザー・インターフェースにログインし、シャーシ・ビューに計算ノードが表示されることを確認します。CMM 2 が計算ノードを認識できない場合は、計算ノードを取り外し、計算ノードとノード・ベイの背面を検査して、コネクターに物理的損傷がないことを確認します。
- CMM 2 に実装されている電源ポリシーが、計算ノードの電源をオンにするために十分であることを確認します。電源ポリシーは、CMM 2 pmpolicy コマンドまたは CMM 2 Web インターフェースから確認することができます。
- CMM 2 pmpolicy コマンドの詳細については、「Flex System Chassis Management Module: Command-Line Interface リファレンス・ガイド」 を参照してください。
- CMM 2 Web インターフェースで、シャーシ管理メニューから「電源モジュールおよび管理」を選択します。詳しくは、「Flex System Chassis Management Module: ユーザーズ・ガイド」 を参照してください。すべてのフィールドとオプションについて、CMM 2 Web インターフェースのオンライン・ヘルプに説明があります。
- システム・ボード・アセンブリーを交換します (システム・ボード・アセンブリーの交換 を参照)。注システム・ボード・アセンブリーを取り替えられるようになるまで、CMM 2 から計算ノードの電源オンを試行できます。
計算ノードをオンにすると、すぐに POST イベント・ビューアーが表示される
Lightpath 診断 LED によって示されているエラーがあればすべて訂正します。
計算ノードがすべてのプロセッサーをサポートし、プロセッサーの速度とキャッシュ・サイズが相互に一致していることを確認します。
システム・セットアップからプロセッサーの詳細を表示できます。
プロセッサーが計算ノードでサポートされているかどうかを判別するには、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 1 および 2 が正しく取り付けられていることを確認します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 3 および 4 を取り外して、計算ノードを再起動します。
次のコンポーネントを、リストに示されている順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたびに計算ノードを再起動します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー
(トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボード
組み込みハイパーバイザーがブート・リストにない
計算ノードの取り付け、移動、あるいは保守を最近行った場合、あるいは組み込みハイパーバイザーを初めて使用する場合は、デバイスが適切に接続されていること、およびコネクターに物理的損傷がないことを確認します。
オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスに付属の資料を参照して、セットアップおよび構成情報を確認します。
Lenovo ServerProven Web サイトで、組み込みハイパーバイザー・デバイスが計算ノードでサポートされていることを確認します。
組み込みハイパーバイザー・デバイスが使用可能なブート・オプションのリストに含まれていることを確認します。管理コントローラーのユーザー・インターフェースから、
の順にクリックします。管理コントローラー・ユーザー・インターフェースへのアクセスについては、Lenovo XClarity Controller ポータル・ページ にあるご使用のサーバーと互換性のある XCC 資料バージョンの「XClarity Controller Web インターフェースの開始と使用」セクションを参照してください。
Lenovo データセンターサポートで、組み込みハイパーバイザーおよび計算ノードに関連する技術ヒント (Service Bulletins) がないかを確認します。
計算ノード上で他のソフトウェアが作動していることを確認し、計算ノードが正常に機能していることを確認します。
サーバーがハードディスク・ドライブを認識しない
関連する黄色のハードディスク・ドライブ状況 LED を確認します。LED が点灯している場合、ドライブに障害があることを示します。
状況 LED が点灯している場合、ベイからドライブを外し、45 秒間待ちます。その後ドライブ・アセンブリーがハードディスク・ドライブ・バックプレーンに接続していることを確認して、ドライブを再度取り付けます。
関連する緑色のハードディスク・ドライブ活動 LED および黄色の状況 LED を確認し、以下のような状況に応じて操作を実行します。
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯していない場合、コントローラーがドライブを認識し、正常に作動していることを示します。ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)「診断」ページから、 の順にクリックします。*
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED がゆっくり点滅している場合、コントローラーがドライブを認識し、再作成していることを示します。
いずれの LED も点灯または点滅していない場合は、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられているかどうかを確認します。詳細については、ステップ 4 に進んでください。
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯している場合、ドライブを交換します。LED の活動状況が変わらない場合、ステップ「ハードディスク・ドライブの問題」に進んでください。LED の活動に変化がある場合は、ステップ 1 に戻ります。
ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられていることを確認します。正しく取り付けられている場合、バックプレーンを曲げたり、動かすことなく、ドライブ・アセンブリーをバックプレーンに正常に接続することができます。
バックプレーン電源ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。
バックプレーン信号ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。
バックプレーン信号ケーブルまたはバックプレーンに問題がある可能性があります。
影響を受けたバックプレーン信号ケーブルを交換します。
影響を受けたバックプレーンを交換します。
ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。「診断」ページから、 の順にクリックします。*
これらのテストに基づいて以下を実行します。バックプレーンがテストに合格したがドライブが認識されない場合は、バックプレーン信号ケーブルを交換してテストを再度実行します。
バックプレーンを交換します。
アダプターがテストに失敗する場合は、バックプレーン信号ケーブルをアダプターから切り離してから再度テストを実行します。
アダプターがこのテストに失敗する場合は、アダプターを交換します。
表示されるシステム・メモリーが取り付けられている物理メモリーよりも小さい
- 次の点を確認します。
- 正しいタイプのメモリーを取り付けている (手順については DIMM の取り付けを参照)。
メモリー・ミラーリング・モードまたはメモリー・スペアリング・モードが不一致の原因ではない。
DIMM のステータスを検査するには、サーバーを再起動し、画面の指示に従ってキーを押して、LXPMインターフェースを表示します。次に、 の順にクリックします。
- 最近、新規メモリーを取り付けた場合は、イベント・ログに構成イベントが報告されていないことを確認します。イベントがある場合は、そのイベントを解決します。注DIMM は、UEFI ソフトウェアによって、Lenovo または IBM の純正モジュールであるか検証されます。純正以外のいずれかの DIMM が検出された場合は、システム・イベント・ログに通知メッセージが表示され、メモリーのパフォーマンスが制限される場合があります。純正以外の DIMM は Lenovo 保証の対象外です。
- 最近、計算ノードの取り付け、移動、あるいは保守を行った場合は、DIMM が正しくコネクターに取り付けられていることを確認します (手順については DIMM の取り付けを参照)。
すべての DIMM が有効になっていることを確認します。計算ノードが問題を検出したときに DIMM を自動的に無効にしたか、DIMM が手動で無効にされた可能性があります。
DIMM のステータスを検査するには、サーバーを再起動し、画面の指示に従ってキーを押して、LXPMインターフェースを表示します。次に、 の順にクリックします。
メモリー診断を実行します。サーバーを起動し、画面の指示に従ってキーを押すと、 デフォルトでは、LXPM インターフェースが表示されますこのインターフェースからメモリー診断を実行できます。診断ページから、 の順にクリックします。
- 計算ノードが正しいメモリー容量を示すまで、DIMM を取り外します。正常に機能していない DIMM を判別できるまで、一度に 1 つずつ DIMM を取り付けます。その DIMM を取り外し、正常な DIMM と交換します (手順については DIMM の交換を参照)。注DIMM の取り付けまたは取り外しをした後は、Setup Utility を使用して新構成情報を変更し保存する必要があります。計算ノードの電源を入れると、メモリー構成が変更されたことを示すメッセージが表示されます。画面の指示に従ってキーを押し、LXPM インターフェースを表示します。その後、構成を保存します。
- 問題が解決しない場合は、Lenovo サポートに連絡してください。
新たに取り付けられた Lenovo オプション・デバイスが作動しない
- 次の点を確認します。
デバイスがサーバーでサポートされている (Lenovo ServerProven Web サイト を参照)。
デバイスに付属の取り付け手順に従い正しい取り付けがされている。
取り付けた他のデバイスやケーブルを外していない。
システム・セットアップで構成情報を更新した。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、Setup Utility が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)メモリーまたは他のデバイスを変更する場合は、必ず構成を更新する必要があります。
直前に取り付けたデバイスを取り付け直します。
直前に取り付けたデバイスを交換します。
ケーブルの接続を抜き差しして、ケーブルに物理的損傷がないことを確認します。
ケーブルに損傷がある場合は、ケーブルを交換します。