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DSA のエディション

このトピックでは、Lenovo Dynamic System Analysis プログラムの 2 つのエディションについて説明します。

以下の 2 つのエディションの Dynamic System Analysis が使用可能です。

  • DSA Portable

    DSA Portable エディションは、オペレーティング・システムの内部で実行されます。実行するためにサーバーを再起動する必要はありません。このエディションは、Web からダウンロードする自己解凍型ファイルとしてパッケージされています。このファイルは、実行すると一時フォルダーに自己解凍され、ハードウェアおよびオペレーティング・システムに関する情報の包括的な収集を実行します。実行後には、一時ファイルおよびフォルダーを自動的に削除し、データ収集および診断の結果をサーバーに残します。

    サーバーを始動できる場合は、DSA Portable を使用してください。

  • DSA Preboot

    DSA Preboot は、オペレーティング・システムの外部で実行されます。実行するためにはサーバーを再起動する必要があります。DSA Preboot はサーバー上でフラッシュ・メモリーとして提供されるか、Lenovo ToolsCenter Bootable Media Creator (BoMC) を使用して、CD、DVD、ISO、USB、または PXE などのブート可能メディアを作成することができます。詳細については、BoMC の「ユーザー・ガイド」(Lenovo x86 サーバーの Bootable Media Creator (BoMC) Web サイト) を参照してください。他のエディションの DSA の機能に加えて、DSA Preboot には診断ルーチンが組み込まれているため、オペレーティング・システム環境の内部で実行するとサーバーが停止する場合があります (デバイスのリセットやネットワーク接続性の喪失など)。このエディションのグラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用して、実行する診断を指定したり、診断とデータ収集の結果を表示することができます。

    DSA Preboot は、以下のシステム・コンポーネント (取り付けられている場合) に対する診断を行います。
    • ネットワーク・アダプター
    • 光ディスク・デバイス (CD または DVD)
    • テープ・ドライブ (SCSI、SAS、または SATA)
    • メモリー
    • マイクロプロセッサー
    • チェックポイント・パネル
    • I2C バス
    • SAS ドライブおよび SATA ドライブ

    サーバーを再起動できない場合、または包括的な診断が必要な場合は、DSA Preboot を使用してください。

    Lenovo System x3850 X6 and x3950 X6 サーバーには、内蔵 USB フラッシュ・メモリー上に DSA Preboot 診断コードが付属しています。診断パーティションが損傷を受け DSA Preboot 診断プログラムが開始できない場合、内蔵 USB フラッシュ・デバイス上の診断コードをリセットおよび更新するためにユーティリティーが使用可能です。ユーティリティーの詳しい説明とダウンロードについては、Lenovo Dynamic System Analysis (DSA) Web サイトに進んでください。

    DSA Preboot 診断プログラムの実行方法については、DSA Preboot 診断プログラムの実行を参照してください。