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ストレージ・ブック

ストレージ・ブック上のコントロール部、コネクター、LED、およびコンポーネントの概要については、以下の情報を参照してください。

ストレージ・ブックには、ドライブとドライブ・バックプレーン、前面オペレーター・パネルLCD システム情報表示パネル、前面 I/O パネル (USB 3.0/ビデオ・コネクター)、およびストレージ・ホスト・バス・アダプター用の PCIe スロットが収められています。

  • ストレージ・ブックおよびストレージ・バックプレーンへの電力は、標準 I/O ブックによって供給されます。
  • ストレージ・ブック上の PCIe スロットは、専用ストレージ・ホスト・バス・アダプター・スロットです。これ以外のアダプターをこれらのスロットに取り付けないでください。これ以外のアダプターは、これらのスロットではサポートされません。
  • ストレージ・ブック上の PCIe スロット内のアダプターの取り外や追加を行うには、サーバーの電源を切り、すべての電源コードを切り離す必要があります。PCIe スロットはホット・スワップ可能ではありません。
  • 内蔵 RAID アダプターおよびアダプターのフラッシュ電源モジュールは、ストレージ・ブック・コンポーネントに取り付けてください。
ストレージ・ブックは、以下のスロットとコネクターを備えています。
  • ストレージ・ホスト・バス・アダプター用の 2 つの x16 (8、4、1) PCIe Gen3 ロー・プロファイル・スロット (8 GT/ 秒)
    • PCIe スロット 12 はプライマリー・ストレージ・スロットです
    • PCIe スロット 11 はセカンダリー・ストレージ・スロットです
  • 1 つの VGA コネクター
  • 1 つの USB 2.0 コネクター
  • 2 つの USB 3.0 コネクター
  • 前面オペレーター・パネル・コネクター
  • LCD システム情報表示パネル・コネクター

次の図は、ストレージ・ブック上でアクセスできるコネクター、LED、およびコントロール部を示しています。


ストレージ・ブックの前面の図

次の図は、ストレージ・ブック・ボード上のコネクターを示しています。


ストレージ・ブック・ボードの図
  • ドライブ・ステータス LED: これらの LED は、SAS または SATA ハードディスク・ドライブおよびソリッド・ステート・ドライブ上にあります。これらの LED のうち 1 つが点灯している場合は、そのドライブに障害があることを示します。この LED がゆっくりと点滅 (1 秒間に 1 回) しているときは、ドライブが再ビルド中であることを示しています。LED が素早く (1 秒に 3 回) 点滅するときは、コントローラーがドライブを識別していることを示します。
  • ドライブ動作 LED: これらの緑色の LED はすべてのホット・スワップ・ドライブ上で使用されます。

    • この LED が点滅しているときは、ドライブがアクティブでデータの読み取りまたは書き込みをしていることを示します。

    • SAS および SATA ドライブの場合、この LED は、ドライブの電源がオンになっていてもドライブがアクティブでないときにはオフになります。

    • NVMe (PCIe SSD) のソリッド・ステート・ドライブの場合、この LED は、ドライブの電源がオンになっていてもドライブがアクティブでないときには点灯します。

  • LCD システム情報表示パネル: このパネルには、LCD 表示域に表示したいシステム情報のナビゲートと選択に使用するボタンが含まれています。LCD システム情報表示パネルは、以下のボタンを備えています。
    • スクロールアップ・ボタン: メインメニューで上にスクロールするか、メインメニュー内でスクロールして、表示したいシステム情報を見つけて選択するには、このボタンを押します。
    • 選択ボタン: メニュー・オプションの中から選択するには、このボタンを押します。
    • スクロールダウン・ボタン: メインメニューで下にスクロールするか、メインメニュー内でスクロールして、表示したいシステム情報を見つけて選択するには、このボタンを押します。
  • 前面オペレーター・パネル: このパネルには、コントロール部と、サーバー・ステータスに関する情報を提供する LED が装備されています。前面オペレーター・パネル上のコントロール部と LED の詳細については、前面オペレーター・パネルを参照してください。
  • 電源ボタン/LED: サーバーの電源を手動でオンまたはオフにしたり、サーバーを電力低下状態からウェイクさせるには、このボタンを押します。電源オン LED の状態は次のとおりです。
    • オフ: 入力電力が存在しないか、あるいは、電源または LED 自体に障害が起こっています。
    • 高速で点滅 (毎秒 3 回): サーバーの電源がオフになっていて、オンにする準備ができていません。電源オン・ボタンは無効です。これは、入力電力が供給または復元された後、約 10 秒続きます。
    • 低速で点滅 (1 秒あたり 1 回): サーバーの電源がオフになっており、オンにできる状態です。電源オン・ボタンを押して、サーバーをオンにすることができます。
    • 点灯: サーバーの電源はオンになっています。
  • 「検索」ボタン/LED: 複数のサーバーの中から該当のサーバーを視覚的に見つけるには、このボタンを押します。「検索」ボタンを押すと LED が点灯し、もう一度ボタンを押してオフにするまで点灯したままになります。このボタンは、Trusted Platform Module (TPM) に対する物理的プレゼンスとしても使用されます。Lenovo XClarity Administrator ソフトウェアなどの管理ソフトウェアまたは IMM2 インターフェースを使用して、この LED をリモート側から点灯させることができます。この LED は IMM2 によって制御されます。
  • チェック・ログ LED: この LED が黄色に点灯しているときは、さらに診断が必要なエラーがあることを示します。IMM イベント・ログを調べて、追加情報があるかどうか確認してください。イベント・ログについての詳細は、イベント・ログを参照してください。
  • システム・エラー LED: この黄色の LED が点灯している場合、システム・エラーが発生したことを示しています。システム・エラー LED は、サーバーの背面にもあります。この LED は IMM2 によって制御されます。LCD 表示パネルに追加情報が表示される場合もあります (詳細については、LCD システム情報表示パネルを参照してください)。
  • リセット・ボタン: サーバーをリセットし、電源オン・セルフテスト (POST) を実行するときに、このボタンを押します。ボタンを押すには、ペンまたは真っすぐに伸ばしたペーパー・クリップの先を使用することが必要な場合があります。リセット・ボタンは、前面オペレーター・パネル上の選択ボタンの近くにあります。
  • PCIe スロット 11 および 12 エラー LED: これらの LED が点灯しているときは、ストレージ・ブック・ボード上の PCIe スロット 11 および 12 でエラーが発生したことを示します。
  • ストレージ・ボード・エラー LED: この黄色の LED が点灯しているときは、ストレージ・ブック・ボードのエラーが発生したことを示しています。
  • USB 2.0 コネクター: USB マウス、キーボード、またはその他のデバイスなど、USB デバイスは、このコネクターのいずれかに接続します。
  • USB 3.0 コネクター: USB マウス、キーボード、またはその他のデバイスなど、USB デバイスは、これらのコネクターのいずれかに接続します。
  • ビデオ・コネクター: モニターをこのコネクターに接続します。サーバーの前面および背面のビデオ・コネクターは同時に使用することができます。

Light Path 診断の詳細については、Light path 診断および Light path 診断 LED の説明を参照してください。