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新規システム導入における IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフの配線

ディスク・シェルフの SAS 接続、シェルフ間接続 (該当する場合)、コントローラー - シェルフ間を配線して、システムのストレージ接続を確立します。

始める前に

新規システム導入における IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフの取り付けおよび配線に関する要件セクションの要件を満たして、ディスク・シェルフをラックに取り付ける必要があります。

このタスクについて

ディスク・シェルフを配線してから電源をオンにし、シェルフ ID を設定して、システムのセットアップと構成を完了します。
  1. 各スタック内のシェルフ間接続を配線します。システムに複数のスタックがある場合、2 つ目のスタックでこれを繰り返します。ない場合は、次のステップに進みます。

    シェルフ間標準配線およびシェルフ間ダブル幅配線の詳細な説明と例については、シェルフ間接続の規則セクションを参照してください。

    事例操作
    マルチパス HA、マルチパス、単一パス HA、または単一パスの構成を配線する

    標準接続としてシェルフ間接続を配線します (IOM ポート 3 および 1 を使用):

    a. スタック内の論理的に最初のシェルフから、スタック内の各 IOM A が接続されるまで IOM A ポート 3 を次のシェルフの IOM A ポート 1 に接続します。

    b. IOM B に対してサブステップ a を繰り返します。

    c. 各スタックに対してサブステップ a および b を繰り返します。

    クアッド・パス HA またはクアッド・パスの構成を配線する

    ダブル幅接続としてシェルフ間接続を配線します:

    IOM ポート 3 および 1 を使用して標準接続の配線を行い、次に IOM ポート 4 および 2 を使用してダブル幅の接続を行います。

    a. スタック内の論理的に最初のシェルフから、スタック内の各 IOM A が接続されるまで IOM A ポート 3 を次のシェルフの IOM A ポート 1 に接続します。

    b. スタック内の論理的に最初のシェルフから、スタック内の各 IOM A が接続されるまで IOM A ポート 4 を次のシェルフの IOM A ポート 2 に接続します。

    c. IOM B に対してサブステップ a および b を繰り返します。

    d. 各スタックに対してサブステップ a ~ c を繰り返します。

  2. コントローラー - スタック間接続の配線に使用できるコントローラー SAS ポート・ペアを識別します。
    1. コントローラー - スタックの配線ワークシートと配線の例のセクションをチェックして、ご使用の構成に対して完成したワークシートが存在するかどうかを確認します。
    2. 次のステップは、ご使用の構成の完成したワークシートが存在するかどうかによって異なります。
      事例操作
      構成の完成したワークシートがある

      次のステップに進みます。

      既存の完成したワークシートを使用します。

      構成の完成したワークシートがない

      コントローラー - スタック配線ワークシート・テンプレートを記入します。

      ワークシートのテンプレートは、このガイドの最後に含まれています。

  3. 完成したワークシートを使用してコントローラー - スタック間接続を配線します。

    コントローラー - スタック間接続の配線に関するワークシートの読み方については、このガイドの最後を参照してください。

  4. ディスク・シェルフごとに、パワー・サプライを接続します。
    1. まず電源コードをディスク・シェルフに接続して電源コード保持具で固定してから、電源コードをそれぞれの電源に接続して元に戻します。
    2. ディスク・シェルフごとにパワー・サプライの電源をオンにし、ディスク・ドライブが回転するまで待機します。
  5. シェルフ ID を設定し、システムのセットアップを完了します。

    シェルフ ID は、DM3000x、DM5000x、または DM7000xの内部ディスク・シェルフを含め、HA ペア構成内で一意のものに設定する必要があります。

    事例操作
    手動でシェルフ ID を設定する

    a. 左側のエンド・キャップの後ろにあるシェルフ ID ボタンにアクセスします。

    b. 一意の ID (00 ~ 99) にシェルフ ID を変更します。

    c. ディスク・シェルフの電源サイクルを行って、シェルフ ID を有効にします。少なくとも 10 秒間待ってから電源をもう一度オンにして電源サイクルを完了します。ディスク・シェルフの電源を入れ直すまで、シェルフ ID と、オペレーター表示パネルのオレンジ色の LED が点滅します。

    d. コントローラーの電源をオンにして、システムに付属しているインストールとセットアップの手順の指示に従い、システムのセットアップと構成を完了します。

    HA ペア構成ですべてのシェルフ ID を自動的に割り当てる
    シェルフ ID は 00 ~ 99 の順番で割り当てられます。DM3000x、DM5000x、または DM7000xの場合、シェルフ ID の割り当ては内部ディスク・シェルフから始まります。

    a. コントローラーの電源をオンにします。

    b. コントローラーがブートを開始するときに、Starting AUTOBOOT press Ctrl-C to abort. というメッセージが表示されたら、Ctrl-C を押して AUTOBOOT プロセスを中断します。
    プロンプトを見逃して、コントローラーが ONTAP にブートした場合、両方のコントローラーを停止させてから、LOADER プロンプトに boot_ontap menu と入力してメニューに両方のコントローラーをブートします。

    c. 保守モードに 1 つのコントローラーをブートします: boot_ontap menu1 つのコントローラーにだけシェルフ ID を割り当てる必要があります。

    d. メニューから保守モードのオプション 5 を選択します。

    e. シェルフ ID を自動的に割り当てます: sasadmin expander_set_shelf_id -a

    f. 保守モードを終了します: halt

    g. 両方のコントローラーの LOADER プロンプトで次のコマンドを入力してシステムを起動します: boot_ontapシェルフ ID がディスク・シェルフのデジタル表示ウィンドウに表示されます。
    システムをブートする前に、配線が正しいことと、ルート集約があることを確認し、システムレベルの診断を実行して障害のあるコンポーネントを特定する機会を設けることがベスト・プラクティスです。

    h. システムに付属しているインストールとセットアップの手順の指示に従い、システムのセットアップと構成を完了します。

  6. システムのセットアップおよび構成の一環として、ディスク所有権の自動割り当てを有効にしなかった場合、手動でディスク所有権を割り当てます。それ以外の場合は、次のステップに進みます。
    1. 所有権のないディスクをすべて表示します:storage disk show -container-type unassigned
    2. 各ディスクを割り当てます:storage disk assign -disk disk_name -owner owner_name \

      ワイルドカード文字を使用して、一度に複数のディスクを割り当てることができます。

  7. インバンドの ACP が自動的に有効になったことを確認します。storage shelf acp show
    出力で、各ノードについてインバンドアクティブが示されます。