トラブルシューティング
この章では、UpdateXpress アプリケーションに問題が発生した場合の対処方法について説明します。
制限事項と問題
UpdateXpress を使用して ThinkSystem WenTian G5 シリーズ・サーバーで BIOS 属性 CPU*_Disablebitmap* (* はインデックス 0、1 などを意味します) を構成する場合、長整数が不正確になる場合があります。たとえば、値 9223372036854775807 は UpdateXpress GUI 上で 922337036854776000 として表示され、UpdateXpress で障害が報告されます。
この場合、ユーザーは OneCLI を使用して BIOS 設定を構成できます。たとえば、OneCli.exe config set BIOS. CPU1_DisableBitmap 9223372036854775807 --bmc USERNAME:PASSWORD@IPAddress コマンドを実行します。
「マルチサーバーの管理」ページで、 をクリックしてサーバー・プール・リストをエクスポートすると、選択したファイル・タイプ (T) はファイル名拡張子 (N) に適用されません。
この場合、ユーザーはファイル名拡張子を手動で入力する必要があります。
インボックス・ドライバーからアウト・オブ・ボックス・ドライバーにアップグレードする際、UpdateXpress が一部のデバイスでアウト・オブ・ボックス・ドライバーをデフォルトとして設定できません。
UpdateXpress は、更新タスクを実行するために OneCLI を呼び出します。OneCLI は、インボックス・ドライバーとアウト・オブ・ボックス・ドライバーの一致していないバージョンを比較して、更新に使用する正しいバージョンを選択できませんでした。この場合、UpdateXpress はアウト・オブ・ボックス・ドライバーを更新対象として選択できません。ユーザーが、対象となるアウト・オブ・ボックス・ドライバーを手動で選択し、インボックス・ドライバーをオーバーライドする必要があります。
すべての UpdateXpress パスでは、標準の英語の英数字を使用する必要があります。
すべての UpdateXpress パスでは、標準の英語英数字と OS で許可されている特殊文字を使用する必要があります。英語以外の文字は使用できません。
回避策
現在、UpdateXpress アプリケーションに関する既知の問題や回避策はありません。
共存と互換性
UpdateXpress アプリケーションは OneCLI 上に構築されますが、システム上の他のプログラムとの相互作用はありません。UpdateXpress アプリケーションと OneCLI を同時に実行しないでください。