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XClarity Management Hub 2.0のインストール

Lenovo XClarity Management Hub 2.0 は、ローカル・データ・センターでオンプレミスによりホスト・システム上の仮想アプライアンスとしてセットアップされます。

始める前に

確認者: Corneliu P, Luiza M: 2024 年 1 月 11 日

ハードウェアの要件および推奨を含めて、XClarity Orchestrator の前提条件を把握していることを確認します (XClarity Management Hub 2.0 のハードウェアおよびソフトウェアの要件を参照)。

管理する予定のデバイスがサポートされていて、必要なバージョン・レベルになっていることを確認します (XClarity Management Hub 2.0 のハードウェアおよびソフトウェアの要件 を参照)。

最適なパフォーマンスを実現するには、管理するデバイスと同じ場所に管理ハブ・インスタンスをインストールすることを検討してください。複数の場所にデバイスがある場合は、各場所に管理ハブをインストールできます。

管理対象サーバーを含め、要件を満たす任意のデバイスに XClarity Management Hub 2.0 をセットアップできます。管理ハブ・ホストに管理対象サーバーを使用する場合は、次のようになります。
  • ホスト・サーバーの電源が自動的にオンになるように設定されていることを確認します。

  • XClarity Orchestrator ポータルを使用して、ホスト・サーバーにファームウェア更新を適用しないでください。一部のファームウェアのみが即時アクティベーションで適用されるときであっても、ホスト・サーバーは、XClarity Orchestrator によって強制的に再起動されます。これにより、XClarity Management Hub 2.0 も再起動されます。据え置きアクティベーションによって適用された場合は、ホスト・サーバーが再起動されたときに、一部のファームウェアのみが適用されます。

このタスクについて

構成中に eth0 ポートの静的 IP アドレスを使用して、仮想アプライアンスの IP アドレスを割り当てることができます。

構成中に IP アドレスを割り当てていない場合、IP 設定は、仮想アプライアンスを最初に起動したときにデフォルトで動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用して割り当てられます。仮想アプライアンスを初めて起動するときに、XClarity Management Hub 2.0 の IP 設定を構成できます。起動する前に、必要な IP 情報がお手元にあることを確認してください。各プロンプトでは、60 秒以内に設定を入力する必要があります。

  • 静的 IPv4 設定では、IP アドレス、サブネット・マスク、ゲートウェイの IP アドレス、および DNS 1 IP アドレス (オプション) と DNS 2 IP アドレス (オプション) を変更できます。
  • DHCP 設定では、プライマリーおよびループバック・インターフェースの設定 (自動 lo、iface lo inet loopback、自動 eth0、および iface eth0 inet DHCP) を変更できます。
重要
管理ハブが稼働した後で XClarity Management Hub 2.0 仮想アプライアンスの IP アドレスを変更すると、XClarity Orchestrator ポータルとすべての管理対象デバイスで接続の問題が発生します。IP アドレスを変更する必要がある場合は、ポータルから管理ハブを切り離し、IP アドレスを変更する前にすべての管理対象デバイスを管理解除します。IP アドレスの変更が完了したら、管理ハブをポータルに再接続し、デバイスを再管理します。 IP アドレスの設定について詳しくは、XClarity Management Hub 2.0ネットワークの構成を参照してください。

手順

XClarity Management Hub 2.0 仮想アプライアンスをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Orchestrator ポータルから XClarity Management Hub 2.0 イメージをダウンロードします。

    ダウンロード Web ページ のイメージは、クライアント・ワークステーションにダウンロードできます。

  2. 仮想アプライアンスをホスト・システムにインストールし、構成します。
    • VMware vSphere を使用した ESXi の場合
      1. VMware vSphere Client を介してホストに接続します。
      2. 仮想マシンを右クリックして、仮想マシン > 「VM の作成/登録」 > 「OVF または OVA ファイルから仮想マシンをデプロイ」の順に選択します。
      3. 仮想アプライアンスのデプロイメント・ウィザードで各手順を完了します。ウィザードの手順を進める際には以下の点に留意してください。
        • アプライアンス名。このホストに一意の名前を選択します。
        • ストレージ420 GB 以上の空き容量のあるデータストアを選択します。
        • ディスク・フォーマット。組織の要件を満たしているディスク・フォーマットを選択します。選択するフォーマットがわからない場合は、「シン・プロビジョニング」を選択します。
        • 追加設定。オプションで、仮想アプライアンスのネットワーク構成を更新して、eth0 インターフェースの静的 IP アドレスを設定します。
    • VMware vCenter を使用した ESXi の場合
      1. VMware vCenter を介してホストに接続します。
      2. 「ホストおよびグループ」または「VM とテンプレート」でホストを右クリックし、「ファイル」 > 「OVF テンプレートのデプロイ」をクリックします。
      3. 仮想アプライアンスのデプロイメント・ウィザードで各手順を完了します。ウィザードの手順を進める際には以下の点に留意してください。
        • アプライアンス名。このホストに一意の名前を選択します。
        • ストレージ420 GB 以上の空き容量のあるデータストアを選択します。
        • ディスク・フォーマット。組織の要件を満たしているディスク・フォーマットを選択します。選択するフォーマットがわからない場合は、「シン・プロビジョニング」を選択します。
        • テンプレートのカスタマイズ。オプションで、仮想アプライアンスのネットワーク構成を更新して、eth0 インターフェースの静的 IP アドレスを設定します。
      4. 仮想アプライアンスの静的 IP アドレスを設定する場合は、以下のステップを実行します。
        1. インベントリーで VM を選択します。
        2. 「構成」 > 「vApp」をクリックして、「vApp オプションの有効化」を選択します。
        3. 有効にした後、IP 割り当てスキームの「OVF 環境」を選択します。
        4. OVF の詳細」タブで、「OVF 環境トランスポート」の「VMware ツール」を選択します。
  3. 仮想アプライアンスの電源を入れます。

    仮想アプライアンスが起動すると、以下の例に示すように、DHCP によって割り当てられた IPv4 アドレスが、eth0 ネットワーク・インターフェースにリスト表示されます。

    eth0 管理ポートは、デフォルトで DHCP IP アドレスを使用します。管理ハブのブート・プロセスの最後に、eth0 管理ポート用の静的 IP アドレスを選択できます。これを行うには、プロンプトが表示されたら 1 を入力します。プロンプトは 150 秒間表示され、その後ログイン・プロンプトが表示されます。待たずにログイン・プロンプトに進むには、プロンプトで x を入力します。

    重要
    • オプションの変更時に無効な値を指定した場合は、エラーが返されます。最大 4 回まで、有効な値の入力を試行できます。

    • 静的 IP アドレスの設定を変更する場合、最大 60 秒以内に新しい設定を入力します。続行する前に、必要な IP 情報 (IPv4 アドレス、サブネット・マスク、およびゲートウェイ IP アドレス) があることを確認します。

    • コンソールから IP アドレスの設定を変更した場合、XClarity Management Hub 2.0 が再起動され、新しい設定が適用されます。

    • デフォルトでは、XClarity Orchestrator は、内部ネットワーク (CNI) にサブネット 192.168.255.0/24 を使用します。このサブネットがホスト・ネットワークと重複する場合は、ネットワークの問題を回避するために、サブネットを以下のいずれかの選択肢の 1 つに変更します。
      • 192.168.252.0/24
      • 172.31.252.0/24
      • 10.255.252.0/24
    • コンソールからログインするためにアクションは不要です。コンソールのログイン・メッセージは無視してください。コンソール・インターフェースはお客様用ではありません。

    ------------------------------------------
    Lenovo XClarity Management Hub 2.0 Version x.x.x
    ------------------------------------------

    eth0 flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500 metric 1
    inet 192.0.2.10 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.0.2.55

    ===========================================================================
    ===========================================================================

    You have 150 seconds to change IP settings. Enter one of the following:
    1. To set a static IP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
    2. To use a DHCP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
    3. To select subnet for Lenovo XClarity virtual appliance internal network
    x. To continue without changing IP settings
    ... ...


  4. オプション: 仮想アプライアンスの IP 設定を構成します。指定された時間内に選択を行わない場合、または x を入力した場合は、デフォルトで割り当てられた IP 設定を使用して、最初の起動が続行されます。
    • eth0 ポートの静的 IP アドレスを割り当てる1 を入力し、指示に従って設定を変更します。
    • DHCP を使用して eth0 ポートに新しい IP アドレスを割り当てる2 を入力し、指示に従って設定を変更します。
    • 仮想アプライアンスの内部ネットワークのサブネットを選択します3 を入力し、指示に従って設定を変更します。

    重要
    無効な値を指定した場合は、エラーが返されます。最大 4 回まで、有効な値の入力を試行できます。
  5. ログインして XClarity Orchestrator を構成します (XClarity Management Hub 2.0の構成 を参照)。