メインコンテンツまでスキップ

計算ノードの交換

障害がある計算ノードを交換するには、この情報を使用します。

重要

  • 以下の手順は、トレーニングを受けたサービス技術員のみが実行できます。権限のない担当員がこのコンポーネントを交換しないようにしてください。

  • 可能であれば、計算ノードに取り付けられているオプション・コンポーネントの設定を含む、すべての計算ノード設定をバックアップします。

重要
計算ノードを交換した後、計算ノードを最新のファームウェアを使用して更新するか、既存のファームウェアをリストアする必要があります。最新のファームウェアまたは既存のファームウェアのコピーが手元にあることを確認してから、先に進んでください (詳しくはファームウェア更新を参照)。
計算ノードを交換する前に、以下のことを実行します。
  1. 安全に作業を行うために、以下のセクションをお読みください。

  2. タスクを実行しようとしている対応する計算ノードの電源をオフにします。

  3. エンクロージャーから計算ノードまたは計算拡張ノード・アセンブリーを取り外します (エンクロージャーからの計算ノードの取り外しまたはエンクロージャーからの計算拡張ノード・アセンブリーの取り外しを参照してください)。

計算ノードを交換するには、次のステップを実行します。

  1. 計算ノードから次のいずれかのコンポーネントを取り外します。
  2. 下段のコンピュート・ノードからエアー・バッフルを取り外します (エアー・バッフルの取り外しを参照)。
  3. すべてのドライブおよびドライブ・ベイ・フィラーを取り外し、帯電防止されている平らな場所に置きます (ホット・スワップ・ドライブの取り外し を参照)。
    注
    交換用の計算ノード内の元の同じドライブ・ベイに取り付けることができるように、ドライブを取り外すときにドライブ・ベイ番号をメモします。
  4. KVM ブレークアウト・モジュールが計算ノード内に取り付けられている場合は、それを取り外します (KVM ブレークアウト・モジュールの取り外し を参照)。
  5. RAID アダプターが計算ノードに取り付けられている場合は、取り外して静電防止板に置いておきます (計算ノードからの RAID アダプターの取り外しを参照)。
  6. 計算ノードからドライブ・バックプレーンを取り外し (ドライブ・バックプレーンの取り外し を参照)、直ちに交換用の計算ノードに取り付けます (ドライブ・バックプレーンの取り付け を参照)。
  7. 交換用の計算ノードに、以前に取り外したドライブを取付けます (ホット・スワップ・ドライブの取り付けを参照)。
  8. 交換用のユニットに、計算ノードからプロセッサーとヒートシンク・アセンブリー 1 (後部プロセッサー) を移動します。
    1. 交換用の計算ノード内でプロセッサーを取り付ける予定のプロセッサー・ソケットからソケット・カバーを取り外します。
    2. 障害のある計算ノードからプロセッサーとヒートシンク・アセンブリーを取り外します (プロセッサーとヒートシンクの取り外しを参照)。
    3. 交換用の計算ノードのソケットにプロセッサーとヒートシンク・アセンブリーを取り付けます (プロセッサーおよびヒートシンクの取り付けを参照)。
    4. 障害のある計算ノード内で、先に取り外したソケット・カバーを空のプロセッサー・ソケットの上方に向け、空のプロセッサー・ソケットに合わせたソケット・カバーの四隅を慎重に押し込んで、ソケットにカバーを固定します。
    重要
    プロセッサーとヒートシンク・アセンブリーを交換用の計算ノードに移動場合:

    • 取り外したプロセッサーとヒートシンク・アセンブリーを、取り外した直後に交換用の計算ノードに取り付けます。

    • 常にソケット・カバーで、計算ノード内の空のプロセッサー・ソケットを保護してください。

  9. 必要に応じて、第 2 のプロセッサーおよびヒートシンク・アセンブリー (前部プロセッサー) について、先のステップを繰り返します。
  10. すべてのメモリー・モジュールを移動するまで、一度に 1 つずつメモリー・モジュールを障害のある計算ノードから取り外し (メモリー・モジュールの取り外し を参照)、直ちに交換用の計算ノードの同じメモリー・モジュール・スロットに取り付けます (メモリー・モジュールの取り付け を参照)。
  11. 計算ノードに M.2 バックプレーンが取り付けられている場合はそれを取り外し (M.2 バックプレーンの取り外しを参照)、交換用の計算ノードに取り付けます (M.2 バックプレーンの取り付けを参照)。
  12. 計算ノードに TCM/TPM が取り付けられている場合はそれを計算ノードから取り外し (Trusted Cryptographic Module (TCM) の取り外しを参照)、交換用の計算ノードに取り付けます (Trusted Cryptographic Module (TCM) の取り付けを参照)。
  13. RAID アダプターが取り外されている場合は、交換用の計算ノードに取り付けます (RAID アダプターの計算ノードへの取り付けを参照)。
  14. KVM ブレークアウト・モジュールが取り外されている場合は、交換用の計算ノードに取り付けます (KVM ブレークアウト・モジュールの取り付けを参照)。
  15. 先の手順で移動したすべてのケーブルを配線、接続します (内部ケーブルの配線を参照)。
  16. 交換用の計算ノードにエアー・バッフルを取り付けます (エアー・バッフルの取り付けを参照)。
    注
    冷却と通気を確保するため、エアー・バッフルを取り付けてください。エアー・バッフルを取り外した状態でノードを作動させると、コンポーネントが損傷する可能性があります。
  17. ステップ 1 で取り外したコンポーネントを取り付けます。

    計算ノード・カバー:

    1. 交換用のユニットに元のノード・カバーを取り付けます。
    2. 障害のあるユニットに交換用のユニット・カバーを取り付け、それを Lenovo に返送します。すべての梱包上の指示に従い、配送されたときの梱包材を使用してください。

      計算ノード・カバーの取り付け を参照してください。

    PCIe 拡張ノード:

    1. 交換用の計算ノードに、以前に取り外した PCIe 拡張ノードを取付けます (計算ノードへの PCIe 拡張ノードの取り付けを参照)。

計算ノードを交換した後:

  1. エンクロージャーに計算ノードまたは計算拡張ノード・アセンブリーを取り付けます (エンクロージャーへの計算ノードの取り付けまたはエンクロージャーへの計算拡張ノード・アセンブリーの取り付けを参照してください)。

  2. マシン・タイプとシリアル番号を新しい重要プロダクト・データ (VPD) で更新します。マシン・タイプとシリアル番号を更新するには、Lenovo XClarity Provisioning Managerを使用します。マシン・タイプおよびシリアル番号の更新を参照してください。

  3. Trusted Platform Module/Transmission Control Module (TPM/TCM) を有効にします。TPM/TCM の有効化を参照してください。

  4. オプションでセキュア・ブートを有効にします。

  5. 計算ノード構成を更新します。

    • 最新のデバイス・ドライバーをダウンロードしてインストールします。Lenovo データセンターサポート

    • システム・ファームウェアを更新します (ファームウェア更新 を参照)。

    • UEFI 構成を更新します。

    • ホット・スワップ・ドライブまたは RAID アダプターを取り付けまたは取り外した場合は、ディスク・アレイを再構成します。Lenovo XClarity Provisioning Manager ユーザー・ガイドを参照してください。Lenovo データセンターサポート でダウンロードできます。

  6. 計算ノードをリサイクルする場合は、リサイクルのための計算ノードの分解の説明に従って、地域の規制に準拠してください。

重要
障害のある計算ノードを返品する前に、ソケット・カバーが空の各プロセッサー・ソケットにしっかりと取り付けられていること、および障害のあるノードにカバーが再度取り付けられていることを確認します。