整合性グループのスナップショット・ロールバックの開始
start cgSnapImage rollbackコマンドは、スナップショット整合性グループ内のメンバー・ベース・ボリュームへのロールバック処理を開始します。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
ベース・ボリュームの内容は、整合性グループのスナップショット・ボリュームの任意の時点の内容に合わせてすぐに変更されます。ロールバック処理が完了すると、ベース・ボリュームに対する読み取り / 書き込み要求をすぐに実行できるようになります。
整合性グループのスナップショット・ボリュームに関連付けられているリポジトリー・ボリュームは、ロールバック処理の完了後に発生するベース・ボリュームと整合性グループスナップショット・ボリューム間の新しい変更を引き続き追跡します。
メンバー・ベース・ボリュームへのロールバック処理を停止するには、 stop cgSnapImage rollback コマンドを使用します。
構文
start cgSnapImage ["<var id="GUID-17501A2D-6106-46C1-95AE-EEF4CA054922__V1111044" className="keyword varname">snapCGID</var>:<var id="GUID-17501A2D-6106-46C1-95AE-EEF4CA054922__V1512809" className="keyword varname">imageID</var>"] rollback
memberVolumeSet ("<var id="GUID-17501A2D-6106-46C1-95AE-EEF4CA054922__V1447468" className="keyword varname">memberVolumeName1</var>" ... "<var id="GUID-17501A2D-6106-46C1-95AE-EEF4CA054922__V1447469" className="keyword varname">memberVolumeNameN</var>")
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
cgSnapImage | ロールバック処理を開始する整合性グループのスナップショット・イメージの名前。スナップショット・イメージの名前は次の2つの部分で構成されます。
スナップショット・イメージの識別子には次のいずれかを使用できます。
スナップショット・イメージ名は、二重引用符 (" ") で囲んだ上で角かっこ ([ ]) で囲みます。 |
memberVolumeSet | 整合性グループ内のロールバックするメンバー・ベース・ボリュームの名前。各メンバー・ベース・ボリューム名は、二重引用符 (" ") で囲んだ上で丸かっこで囲みます。 ボリューム名は複数入力できます。すべてのボリューム名は一組の角かっこ ([ ]) で囲みます。各ボリューム名は二重引用符 (" ") で囲みます。ボリューム名はそれぞれスペースで区切ります。 memberVolumeSet パラメーターを使用しない場合は、整合性グループのすべてのメンバー・ボリュームにロールバック・プロセスが適用されます。 |
注記
スナップショット・イメージの名前は、次の2つの部分がコロン (:) で区切られています。
スナップショット・グループの識別子
スナップショット・イメージの識別子
たとえば、CG1という名前の整合性グループ内にある最新のスナップショット・イメージのロールバック処理を開始する場合は、次のコマンドを使用します。
start cgSnapImage ["CG1:newest"] rollback;
CG2という名前の整合性グループ内にあるベース・ボリューム・メンバーmemVol1、memVol2、memVol3のスナップショット・イメージ12345のロールバック処理を開始するには、次のコマンドを使用します。
start cgSnapImage ["CG2:12345"] rollback memberVolumeset=("memVol1 memVol2
memVol3");