整合性グループへのメンバーの追加
set consistencyGroup addCGMemberVolumeコマンドは、既存の整合性グループに新しいベース・ボリュームをメンバーとして追加します。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
既存のリポジトリー・ボリュームを新しい整合性グループのメンバーとして指定するか、または新しいリポジトリー・ボリュームを作成できます。新しいリポジトリー・ボリュームを作成する際には、そのボリュームを追加する既存のボリューム・グループまたは既存のディスク・プールを指定します。
既存のリポジトリー・ボリュームを使用する場合の構文
set consistencyGroup ["consistencyGroupName"]
addCGMemberVolume="baseVolumeName"
repositoryVolume="<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1440628" className="keyword varname">volumeGroupName</var>"
ボリューム・グループに新しいリポジトリー・ボリュームを作成する場合の構文
set consistencyGroup ["<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1111789" className="keyword varname">consistencyGroupName</var>"]
addCGMemberVolume="<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1111790" className="keyword varname">baseVolumeName</var>"
repositoryVolume=("<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1440629" className="keyword varname">volumeGroupName</var>" capacity=<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1440631" className="keyword varname">capacityValue</var>(<span id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1451608" className="keyword option">KB</span>|<span id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1451609" className="keyword option">MB</span>|<span id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1451610" className="keyword option">GB</span>|<span id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1451611" className="keyword option">TB</span>|<span id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1451612" className="keyword option">bytes</span>))
既存のリポジトリー・ボリュームを使用する場合の構文
set consistencyGroup ["consistencyGroupName"]
addCGMemberVolume="baseVolumeName"
repositoryVolume="<var id="GUID-A0F0A62F-2FB8-4360-BF22-A81384DF59C8__V1440628" className="keyword varname">volumeGroupName</var>"
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
consistencyGroup | 新しいメンバー・ボリュームを追加する整合性グループの名前。新しいメンバー・ボリュームは、スナップショット処理のベース・ボリュームとなります。整合性グループ名は、二重引用符 (" ") で囲んだ上で角かっこ ([ ]) で囲みます。 |
addCGMemberVolume | 追加するベース・ボリュームの名前。ボリューム名は二重引用符 ("") で囲みます。 既存のリポジトリー・ボリュームまたは既存のスナップショット・ボリュームを指定すると、コマンドは失敗します。 |
repositoryVolume | このパラメーターには2つの機能があります。
ボリューム名は二重引用符 ("") で囲みます。 |
capacity | ボリューム・グループまたはディスク・プールに作成する新しいリポジトリー・ボリュームのサイズ。サイズは、バイト、KB、MB、GB、TBのいずれかの単位で定義します。 |
注記
名前には、英数字、下線 (_)、ハイフン (-)、シャープ (#) を任意に組み合わせて使用できます。名前の最大文字数は30文字です。
整合性グループは、スナップショットのソース・ボリュームであるベース・ボリュームの集まりです。複数のベース・ボリュームを1つの整合性グループにまとめることで、各ベース・ボリュームに対して同じスナップショット処理を実行できるようになります。このコマンドでは、スナップショット処理のベース・ボリュームをメンバーと呼びます。整合性グループのメンバーに関連付けられたスナップショット・イメージは、イメージ間の整合性を維持しながら、バッチ形式で操作できます。
各メンバー・ボリュームには、対応するリポジトリー・ボリュームが必要です。メンバー・ボリュームとリポジトリー・ボリュームの関係は、 repositoryVolume パラメーターで定義できます。 repositoryVolume パラメーターでは、次のいずれかを指定できます。
整合性グループに接続されている既存のリポジトリー・ボリューム
新しいリポジトリー・ボリュームを作成するボリューム・グループまたはディスク・プール
既存のリポジトリを含む整合性グループにメンバーを追加する目的は次の2つです。
repositoryVolume パラメーターを指定せずにコマンドを実行すると、新しいリポジトリー・ボリュームを作成できます。 repositoryVolume パラメーターを指定せずにコマンドを実行すると、他のすべてのリポジトリー・ボリュームが格納されているボリューム・グループまたはディスク・プールに新しいリポジトリー・ボリュームが作成されます。このコマンドの使用例を次に示します。
set consistencyGroup ["First_Images"] addCGMemberVolume="Data_020212"
既存のリポジトリー・ボリュームが空で、かつ別のメンバー・ボリュームに関連付けられていない場合は、そのリポジトリー・ボリュームを再利用できます。リポジトリー・ボリュームの特定の順序や関係を維持したい場合は、再利用を推奨します。既存の空のリポジトリー・ボリュームを再利用するには、そのボリュームの名前を確認しておく必要があります。リポジトリー・ボリュームの名前を確認するには、 show allVolumes summary コマンドを使用します。リポジトリー・ボリューム名はすべて repos_XXXX という形式です ( XXXX はストレージ管理ソフトウェアが生成する一意の識別子)。このコマンドの使用例を次に示します。
set consistencyGroup ["First_Images"] addCGMemberVolume="Data_020212"
repositoryVolume="repos_0011"
リポジトリー・ボリュームは、任意のボリューム・グループまたはディスク・プールに配置できます。他のリポジトリー・ボリュームと同じ場所に配置する必要はありません。リポジトリー・ボリュームを任意のボリューム・グループまたはディスク・プールに配置するには、 repositoryVolume パラメーターでボリューム・グループまたはディスク・プールとリポジトリー・ボリュームのサイズを指定します。このコマンドの使用例を次に示します。
set consistencyGroup ["First_Images"] addCGMemberVolume="Data_020212"
repositoryVolume=("12" capacity=2 GB)
この例の " 12 " は、既存のボリューム・グループまたはディスク・プールの名前です。capacityパラメーターには、リポジトリー・ボリューム・グループに必要なサイズを定義します。
ボリューム・グループまたはディスク・プールに新しいリポジトリー・ボリュームを作成する場合は、ボリューム・グループ名と容量、またはディスク・プール名と容量を丸かっこで囲む必要があります。