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手順 3: Lenovo XClarity Administrator 仮想アプライアンスのインストールと構成

XClarity Administrator 仮想アプライアンスを Nutanix AHV ホストにインストールし、 を構成します。

始める前に

仮想アプライアンスをインストールするには、管理権限を持つユーザーとして Nutanix AHV にログインする必要があります。

XClarity Administrator をインストールする前に、ネットワークが構成されていることを確認します。

手順

XClarity Administrator 仮想アプライアンスをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Administrator 仮想アプライアンス・イメージをXClarity Administrator ダウンロード Web ページからクライアント・ワークステーションにダウンロードします。Web サイトにログオンし、付与されたアクセス・キーを使用してイメージをダウンロードします。

    Nutanix AHV の場合、QCOW2 形式のイメージをダウンロードします。

  2. 仮想アプライアンスをホストにインストールし、構成します。
    1. Nutanix AHV クラスターにログインします。
    2. DHCP サーバーを使用していない場合は、仮想ディスク・イメージと eth0_config.iso イメージを Nutanix AHV クラスターにアップロードします。
      1. Settings」メニュー (Nutanix の歯車メニュー・アイコン) で、「Image configuration」をクリックして「Image Configuration」ダイアログを表示します。

      2. Upload Image」をクリックして「Create Image」ダイアログを表示します。

        1. 仮想ディスク・イメージの名前 (XClarity Administrator など) を指定します。

        2. イメージ・タイプとして DISK を選択します。

        3. ファイルのアップロード」を選択して「ファイルの選択」をクリックし、仮想ディスク・イメージを選択します。

        4. 「保存」をクリックして、ファイルをアップロードします。

      3. Close」をクリックして「Image Configuration」ダイアログを閉じます。

    3. 続行する前に、アップロード・プロセスが完了するまで待ちます。プロセスが完了すると、メニューのステータスが丸になります。
    4. 仮想マシンを作成します。
      1. 「ホーム」 > 「VM」をクリックします。

      2. 右上隅にある「+Create VM」をクリックし、「Create VM」ダイアログを表示します。

      3. 仮想マシンの名前を指定します。

      4. VCPU の数として 2 以上を指定します。

      5. 8,192 MB 以上のメモリを指定します。

      6. 「Disk」セクションまでスクロールダウンします。

      7. 仮想ディスク・イメージのディスクを追加します。

        1. Add New Disk」をクリックして「Add Disk」ダイアログを表示します。

        2. 操作として「Clone from Image Service」を選択します。

        3. イメージ・リストで仮想ディスク・イメージを選択します。

        4. 追加」をクリックします。

      8. 「Network Adapters NIC」セクションまでスクロールダウンし、データ/管理ネットワークを追加します。

        1. Add New NIC」をクリックして「Create NIC」ダイアログを表示します。

        2. ネットワークとして適切な VLAN を選択します。

        3. 追加」をクリックします。

      9. Create VM」ダイアログで「保存」をクリックします。

      10. 続行する前に、仮想マシンが作成されるまで待ちます。プロセスが完了すると、メニューのステータスが丸になります。

      11. 仮想マシンを起動します。

        1. 左上隅にある「Table」ビューを選択します。

        2. 前の手順で作成した仮想マシンを選択します。

        3. Power On Actions」をクリックします。

        4. Launch Console」をクリックします。

      仮想マシンが始動すると、次の例に示すように、各インターフェースの IPv4 および IPv6 アドレスがリストに表示されます。

      XClarity Administrator eth0 管理ポートは、デフォルトで DHCP IP アドレスを使用します。XClarity Administrator のブート・プロセスの最後に、eth0 管理ポート用の静的 IP アドレスを選択できます。次の例のように、プロンプトが表示されたら 1 を入力します。プロンプトは 150 秒間表示され、その後ログイン・プロンプトが表示されます。待たずにログイン・プロンプトに進むには、プロンプトで x を入力します。

      重要
      • 静的 IP アドレスの設定を変更する場合、最大 60 秒以内に新しい設定を入力します。必要な IP 情報があることを確認してから続行します。

        • IPv4 設定では、IP アドレス、サブネット・マスク、およびゲートウェイ IP アドレスが必要です

        • IPv6 設定では、IP アドレスおよびプレフィックスの長さが必要です

      • DHCP サーバーを使用していない場合は、構成ファイルを使用して、XClarity Administrator にアクセスするために使用する XClarity Administrator eth0 管理ポートの IP 設定を指定できます。詳細については、以下の「次に行うこと」セクションを参照してください。

      • コンソールから IP アドレスの設定を変更した場合、XClarity Administrator が再起動され、新しい設定が適用されます。

      • ログインするためにアクションは不要です。コンソールのログイン・メッセージは無視してください。コンソール・インターフェースはお客様用ではありません。

      • コンソールに「TCP: eth0: ドライバーに GRO が実装されている可能性があります。TCP のパフォーマンスが低下する可能性があります」というメッセージが表示されることがあります。仮想マシンのパフォーマンスには影響しないため、この警告は無視して構いません。

      重要
      デバイスの管理後に XClarity Administrator 管理ポートの IP アドレスを変更すると、XClarity Administrator でデバイスがオフライン状態になる場合があります。XClarity Administrator の電源がオンになり稼働した後に IP アドレスを変更する場合は、IP アドレスを変更する前に、すべてのデバイスが管理対象から除外されていることを確認してください。
      ------------------------------------------
      Lenovo XClarity Administrator Version x.x.x build xxx
      ------------------------------------------

      eth0 flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500 metric 1
      inet 192.0.2.10 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.0.2.55
      inet6 2001:db8:56ff:fe80:bea3 prefixlen 64 scopeid 0x20<link>
      ether 00:15:5d:0c:d1:92 txqueuelen 1000 (Ethernet)
      RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0

      eth1 Disabled


      ===========================================================================
      ===========================================================================

      You have 150 seconds to change IP settings. Enter one of the following:
      1. To set a static IP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
      2. To use a DHCP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
      x. To continue without changing IP settings
      ... ...

(オプション) 構成ファイルを使用した IP 設定

DHCP サーバーを使用していない場合は、オプションで構成ファイルを使用して IP 設定を指定し、Eth0 ネットワーク・インターフェースを使用して XClarity Administrator Web インターフェースにアクセスするためにその IP 設定を使用できます。

構成ファイル (eth0_config) は、XClarity Administrator を初めて起動する前に作成して仮想マシンにマウントする ISO ファイルに含まれます。XClarity Administrator は、初めて起動するとき、eth0_config ファイルで定義されている静的 IP アドレスを使用して Eth0 ネットワークの IP アドレスを構成し、Web インターフェースを表示して初期セットアップと適切な設定の構成を行います (Lenovo XClarity Administratorの構成を参照)。

制約事項: この方法で構成できるのは Eth0 ネットワークだけです。eth1_config という名前の構成ファイルを作成しても、Eth1 ネットワークは構成されません。

構成ファイルを使用するには、仮想アプライアンスの電源をオンにする前に以下の手順を実行します。

  1. 起動時に仮想マシンが使用する次の IPv4 パラメーターが含まれる、eth0_config (ファイル拡張子なし) という名前のファイルを作成します。

    • IPV4_ADDR=
    • IPV4_NETMASK=
    • IPV4_GATEWAY=
    • IPV6_ADDR=
    • IPV6_GATEWAY=
    エコー・コマンドを使用して、ファイルを作成できます。例:
    ECHO IPV4_ADDR=1.1.1.1 > ./eth0_config
    ECHO IPV4_NETMASK=255.255.255.05 >> ./eth0_config
    ECHO IPV4_GATEWAY=1.1.1.5 >> ./eth0_config
    ECHO IPV6_ADDR=1001:1002:1003:1004::2 >> ./eth0_config
    ECHO IPV6_GATEWAY=1001:1002:1003:1004::1 >> ./eth0_config
    IPV6_ADDR および IPV6_GATEWAY パラメーターは XClarity Administrator v1.1.1 以降でサポートされます。
  2. eth0_config ファイルが含まれる ISO イメージを作成します。

    Windows で ISO イメージを作成する場合、どの ISO ソフトウェアを使用してもかまいません。Linux では、たとえば mkisofs コマンドを使用します。

    mkisofs -V IP4ADDR -J -o ./boot.iso ./eth0_config

    -V はボリューム・ラベル、-J は Joliet 形式、-o は出力ファイル名、./eth0_config は ISO イメージに含めるファイルです。

  3. データストア・ブラウザーを使用して、適切な場所に ISO イメージをアップロードします。

  4. .ISO イメージを仮想マシンにマウントします。

    1. Settings」メニュー (Nutanix の歯車メニュー・アイコン) で、「Image configuration」をクリックして「Image Configuration」ダイアログを表示します。

    2. eth0_config.iso イメージをアップロードします。

      1. 「Image Configuration」ダイアログで、「Upload Image」クリックし、をもう一度「Create Image」ダイアログを表示します。

      2. ISO イメージの名前を指定します。

      3. イメージ・タイプとして ISO を選択します。

      4. ファイルのアップロード」を選択して「ファイルの選択」をクリックし、eth0_config.iso イメージを選択します。

      5. 「保存」をクリックして、ファイルをアップロードします。

      6. Close」をクリックして「Image Configuration」ダイアログを閉じます。

    3. セットアップの手順を続行する前に、アップロード・プロセスが完了するまで待ちます。プロセスが完了すると、メニューのステータスが丸になります。

    4. eth0_config.iso イメージのディスクを追加します。

      1. VM から下部のメニュー・バーで、「Update」をクリックします。

      2. CDROM ディスクの「Edit」アイコンをクリックし、「Edit Disk」ダイアログを表示します。

      3. 操作として「Clone from Image Service」を選択します。

      4. イメージ・リストから以前に作成した ISO イメージを選択します。

      5. Update」をクリックします。

      6. 保存」をクリックします。

    XClarity Administrator Web インターフェースにログインし、適切な設定の構成を終了したら、ドライブをマウント解除して ISO イメージを削除できます。

終了後

XClarity Administrator にログインして構成します (Lenovo XClarity Administrator Web インターフェースへの最初のアクセスおよびLenovo XClarity Administratorの構成を参照)。