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手順 3: Chassis Management Module (CMM) の構成

シャーシ内のすべてのデバイスを管理するように、シャーシ内のプライマリー Chassis Management Module (CMM) を構成します。

このタスクについて

CMM の構成について詳しくは、Flex System のシャーシ・コンポーネントの構成 オンライン・ドキュメントを参照してください。

さらに、シャーシに付属の操作指示ポスターで手順 4.1 ~ 4.5 も参照してください。

手順

CMM を構成するには、以下の手順を実行します。

2 台の CMM を取り付けている場合、プライマリー CMM のみを構成してください。プライマリー CMM からスタンバイ CMM に構成は自動的に同期されます。

  1. ベイ 1 内の CMM からクライアント・ワークステーションにイーサネット・ケーブルを直接接続します。

    シャーシにおける CMM の位置

    初めて CMM に接続するには、クライアント・ワークステーションでインターネット・プロトコルのプロパティの変更が必要になる場合があります。

    重要
    クライアント・ワークステーション・サブネットが CMM サブネットと同じであることを確認してください(デフォルトの CMM サブネットは 255.255.255.0 です)。クライアント・ワークステーション用に選択する IP アドレスは CMM と同じネットワークに属する必要があります (192.168.70.0 ~ 192.168.70.24 など)。
  2. CMM 管理インターフェースを起動するには、クライアント・ワークステーションで Web ブラウザーを開き、CMM の IP アドレスを参照します。
    • セキュアな接続を使用し、URL に https を含めていることを確認します (https://192.168.70.100 など)。https を含めていない場合、ページが見つからないことを示すエラーが表示されます。
    • デフォルトの IP アドレスである 192.168.70.100 を使用している場合、CMM 管理インターフェースが利用可能になるまでに数分かかることがあります。この遅延が発生するのは、CMM がデフォルトの静的アドレスにフォールバックするまでの 2 分間、DHCP アドレスを取得しようとするためです。
  3. デフォルトのユーザー ID (USERID) とパスワード (PASSW0RD) を使用して CMM 管理インターフェースにログインします。ログイン後、デフォルトのパスワードを変更する必要があります。
  4. CMM 初期セットアップ・ウィザードの残りの手順を実行して、運用環境の詳細を指定します。初期セットアップ・ウィザードでは、必要に応じて以下の操作を実行することができます。
    • シャーシのインベントリーと正常性を表示する。
    • 既存の構成ファイルから構成をインポートする。
    • CMM の全般設定を構成する。
    • CMM の日付と時刻を構成する。
      ヒント
      XClarity Administratorのインストール時には、 XClarity Administrator だけでなく XClarity Administrator のすべての管理対象シャーシでも NTP サーバーが使用されるように構成します。
    • CMM の IP 情報を構成する。
    • CMM のセキュリティー・ポリシーを構成する。
    • ドメイン・ネーム・システム (DNS) を構成する。
    • イベント・フォワーダーを構成する。
  5. セットアップ・ウィザードの設定を保存し、変更を適用した後、シャーシ内のすべてのコンポーネントの IP アドレスを構成します。
    シャーシに付属の操作指示ポスターで手順 4.6 を参照してください。
    新しい IP アドレスを表示するには、各計算ノードのシステム管理プロセッサーをリセットし、Flex スイッチを再起動する必要があります。
  6. CMM 管理インターフェースを使用して CMM を再起動します。
  7. CMM が再起動されたら、CMM のイーサネット・ポートから運用ネットワークにケーブルを接続します。

    CMM からラック装着スイッチへの配線
  8. 新しい IP アドレスを使用して CMM 管理インターフェースにログインします。

終了後

冗長性がサポートされるように CMM を構成することもできます。以下の各ページで使用できるフィールドについて詳しくは、CMM のヘルプ・システムを使用してください。

  • プライマリー CMM にハードウェア障害が発生した場合の CMM のフェイルオーバーを構成します。CMM 管理インターフェースで、「管理モジュールの管理」 > 「プロパティ」 > 「拡張フェイルオーバー」をクリックします。
  • ネットワークに問題が発生した場合のフェイルオーバー (アップリンク) を構成します。CMM 管理インターフェースで、「管理モジュールの管理」 > 「ネットワーク」をクリックし、「イーサネット」タブをクリックして、「拡張イーサネット」をクリックします。

    少なくとも、必ず「物理ネットワーク・リンクの消失した場合のフェイルオーバー」を選択します。