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データ転送フィルターの作成

複数のフォワーダーで使用できる共通のデータ転送フィルターを定義して、特定の条件に一致する転送データをトリガーできます。

このタスクについて

以下のタイプのフィルターを作成できます。

  • イベント・フィルターでは、特定のイベント・コードまたはプロパティ (イベント・クラス、イベント重大度、サービス・タイプなど) に一致するイベントのみが転送されます。
    • すべてのコードおよびプロパティがすべてのイベント・ソースに適用されます。
    • クラス・プロパティが選択されていない場合は、すべてのクラス・プロパティが一致します。
    • 保守可能なプロパティが選択されていない場合は、すべての保守可能なプロパティが一致します。
    • 重大度プロパティが選択されていない場合は、すべての重大度プロパティが一致します。
    • イベント・コードが指定されていない場合は、すべてのイベント・コードが一致します。
  • リソース・フィルターは、特定のリソース (XClarity Orchestrator、リソース・マネージャー、およびデバイス) によって生成されたデータを転送します。1 つ以上のリソース・グループを選択して、リソースのサブセットを選択することができます。
    • リソース・タイプが無効である場合、該当するリソース・タイプからのデータは転送されません。
    • リソース・タイプが有効である場合で、グループが選択されていないときは、該当するリソース・タイプからのすべてのデータが転送されます。
    • リソース・タイプが有効である場合で、1 つ以上のグループが選択されているときは、選択したグループ内のリソースによって生成されたデータのみが転送されます。

複数のフォワーダーでイベントとリソース・フィルターを再利用できます。ただし、各フォワーダーに、最大 1 つのイベント・フィルターと 1 つのリソース・フィルターを追加することができます。

手順

データ転送フィルターを作成するには、作成するフィルターのタイプに応じて、以下のいずれかの手順を実行します。

  • イベント・フィルター
    1. XClarity Orchestrator のメニュー・バーで、「監視」(「監視」アイコン) > 「転送」をクリックし、左側のナビゲーションで「データ・フォワーダー・フィルター」をクリックして、「データ・フォワーダー・フィルター」カードを表示します。
      「データ・フォワーダー」カード
    2. 作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックして、「データ・フォワーダー・フィルターの作成」ダイアログを表示します。
      「データ・フォワーダー・フィルターの追加」ダイアログ
    3. フィルター名と任意の説明を指定します。
    4. フィルター・タイプとして「イベント・フィルター」を選択します。
    5. プライバシー・タイプを選択します。
      • プライベート」。フィルターを作成したユーザーのみがフィルターを使用できます。
      • パブリック」。すべてのユーザーがフィルターを使用できます。
    6. このフィルターの条件として、「イベント・プロパティ」または「イベント・コード」を選択します。
    7. 規則」をクリックし、前のステップで選択した条件のタイプに基づいて、このフィルターの基準を選択します。
      • プロパティによってイベントに一致。1 つ以上の重大度、保守容易性、およびクラスのプロパティを選択します。選択したプロパティに一致するイベントのみが転送されます。

        たとえば、「警告」および「クリティカル」の重大度、そしてアダプターとメモリーのクラスを選択した場合、イベントの保守性にかかわらず、警告メモリー・イベント、クリティカル・メモリー・イベント、警告アダプター・イベント、およびクリティカル・アダプター・イベントについてのみイベント・データが転送されます。ユーザーの保守容易性のみを選択した場合、重大度またはクラスにかかわらず、ユーザーによる保守が可能なイベントについてのみイベント・データが転送されます。

        • クラス・プロパティが選択されていない場合は、すべてのクラス・プロパティが一致します。
        • 保守可能プロパティが選択されていない場合は、すべての保守可能プロパティが一致します。
        • 重大度プロパティが選択されていない場合は、すべての重大度プロパティが一致します。
      • コードによってイベントに一致。フィルタリングするイベント・コードを入力し、「追加」アイコン (「追加」アイコン) をクリックして、イベント・コードをリストに追加します。追加するイベント・コードごとにこの手順を繰り返します。イベント・コードを削除するには、該当する個別のコードの横にある「削除」アイコン (「削除」アイコン) をクリックします。

        リストされているいずれかのイベント・コードに一致するイベントのみが転送されます。

        イベント・コードの全体または一部を指定できます。たとえば、FQXXOCO0001I は特定のイベントに一致し、FQXXOSE はすべての XClarity Orchestrator セキュリティー・イベントに一致し、CO001 はこれらの文字が含まれるすべてのイベントに一致します。

        イベント・コードを指定しない場合は、すべてのイベント・コードが一致します。

        使用可能なイベント・コードのリストについては、イベントとアラートのメッセージ を参照してください。

    8. 作成」をクリックして、フィルターを作成します。

      フィルターがテーブルに追加されます。

  • リソース・フィルター
    1. XClarity Orchestrator のメニュー・バーで、「監視」(「監視」アイコン) > 「転送」をクリックし、左側のナビゲーションで「データ・フォワーダー・フィルター」をクリックして、「データ・フォワーダー・フィルター」カードを表示します。
    2. 作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックして、「データ・フォワーダー・フィルターの作成」ダイアログを表示します。
    3. フィルター名と任意の説明を指定します。
    4. フィルター・タイプとして「リソース・フィルター」を選択します。
    5. プライバシー・タイプを選択します。
      • プライベート」。フィルターを作成したユーザーのみがフィルターを使用できます。
      • パブリック」。すべてのユーザーがフィルターを使用できます。
    6. リソース」をクリックし、このフィルターのイベントのソースを選択します。
      • すべての XClarity Orchestrator イベントに一致。この XClarity Orchestrator によって生成されたイベントを転送します。このオプションは、デフォルトで無効になっています。
      • すべてのリソース・マネージャーのイベントと一致します。リソース・マネージャーによって生成されたイベントを転送します。このオプションは、デフォルトで無効になっています。
        • このオプションを無効にすると、どのリソース・マネージャーからのイベントも転送されません。
        • このオプションを有効にしても、マネージャー・グループを選択しない場合、すべてのリソース・マネージャーによって生成されたイベントが転送されます。
        • このオプションを有効にした場合で、1 つ以上のマネージャー・グループを選択したときは、選択したグループ内のリソース・マネージャーによって生成されたイベントのみが転送されます。
        ヒント
        このカードからマネージャー・グループを作成するには、「作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックします。
      • すべてのデバイス・イベントに一致。このデバイスによって生成されたイベントを転送します。このオプションはデフォルトで有効になっています。
        • このオプションを無効にすると、どのデバイスからのイベントも転送されません。
        • このオプションを有効にしても、デバイス・グループを選択しない場合、すべてのデバイスによって生成されたイベントが転送されます。
        • このオプションを有効にした場合で、1 つ以上のデバイス・グループを選択したときは、選択したグループ内のデバイスによって生成されたイベントのみが転送されます。
        ヒント
        このカードからデバイス・グループを作成するには、「作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックします。
    7. 作成」をクリックして、フィルターを作成します。

      フィルターがテーブルに追加されます。

終了後

データ・フォワーダー・フィルター」カードから、以下の操作を実行できます。

  • 削除」アイコン (「削除」アイコン) をクリックして、選択されたフィルターを削除します。

    フォワーダーに割り当てられているフィルターを削除することはできません。