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イベント、インベントリー、およびメトリック・データの転送

イベント、インベントリー、およびメトリックス・データを Lenovo XClarity Orchestrator から外部アプリケーションに転送して、データの監視と分析に使用できます。

このタスクについて

イベント・データ
XClarity Orchestrator は、指定した条件 (フィルター) に基づいて、ご使用の環境で発生したイベントを外部ツールに転送できます。すべての生成済みイベントが監視され、条件に一致するかどうかが確認されます。一致した場合、指定されたプロトコルを使用して指定された場所にイベントが転送されます。

XClarity Orchestrator は、以下の外部ツールへのイベント・データの転送をサポートしています。

  • メール。イベント・データが、SMTP を使用して 1 つ以上のメール・アドレスに転送されます。
  • Intelligent Insights。イベント・データは、事前定義された形式で、SAP Data Intelligence に転送されます。その後、SAP Data Intelligence を使用して、イベント・データを管理および監視できます。
  • REST。イベント・データが、ネットワークを介して REST Web サービスに転送されます。
  • Syslog。イベント・データが、ネットワークを介して一元管理ログ・サーバーに転送されます。そのサーバーでネイティブ・ツールを使用した syslog の監視が可能です。

XClarity Orchestrator は、グローバル・フィルターを使用して、転送するイベント・データの範囲を定義します。イベント・フィルターを作成して、イベント・コード、イベント・クラス、イベント重大度、およびサービス・タイプなど、特定のプロパティを持つイベントのみを転送できます。デバイス・フィルターを作成して、特定のデバイスによって生成されたイベントのみを転送することもできます。

インベントリーとイベント・データ
XClarity Orchestrator では、すべてのデバイスのすべてのインベントリーとイベント・データを外部アプリケーションに転送して、データの監視と分析に使用できます。
  • Splunk。イベント・データは、事前定義された形式で、Splunk アプリケーションに転送されます。Splunk を使用して、イベント・データに基づくグラフや図表を作成できます。

    Splunk では複数の構成を定義できます。ただし、XClarity Orchestrator がイベントを転送できるのは、1つの Splunk 構成対してのみです。そのため、Splunk の構成は一度に 1 つしか有効にできません。

メトリック・データ
XClarity Orchestrator は、管理対象デバイスに関して収集したメトリック・データを次の外部ツールに転送できます。
  • TruScale Infrastructure Services。メトリック・データは、事前定義された形式で、Lenovo TruScale Infrastructure Services に転送されます。その後、TruScale Infrastructure Services を使用して、メトリック・データを管理および監視できます。
    重要
    TruScale Infrastructure Services フォワーダーに関する情報は、Lenovo サービス担当員のみを対象とします。

    複数の TruScale Infrastructure Services フォワーダーを定義できます。ただし、XClarity Orchestrator がメトリック・データを転送できる TruScale Infrastructure Services フォワーダーは 1 つだけです。そのため、TruScale Infrastructure Services フォワーダーは一度に 1 つしか有効にできません。

手順

データを転送するには、以下の手順を実行します。

  1. フォワーダーの宛先を作成します。

    フォワーダーの宛先は、複数のデータ・フォワーダーで使用できる共通の構成です。フォワーダーの宛先は、特定のタイプのフォワーダーにおいてデータを送信する宛先を識別します。

  2. イベント・フィルターとリソース・フィルターを作成します (イベント・フォワーダーのみ)。

    必要に応じて、共通のデータ転送フィルターを複数のデータ・フォワーダーに割り当てることができます。これらのフィルターは、特定の基準を定義し、どのリソースのイベントが転送されるかを決定するために使用されます。

    データ・フォワーダーにフィルターを割り当てない場合、すべてのリソースのすべてのイベントが、選択したフォワーダーの宛先に転送されます。

  3. データ・フォワーダーを作成して有効にします。

    データ・フォワーダーを作成して有効にし、特定の外部アプリケーションにイベント・データを転送できます。作成するフォワーダーのタイプに適用されるフォワーダーの宛先を選択する必要があります。