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SAP Data Intelligence へのイベントの転送

SAP Data Intelligence (Intelligent Insights) にイベントを転送するように Lenovo XClarity Orchestrator を構成できます。

始める前に

重要
XClarity Orchestrator および SAP Data Intelligence 間の接続では、暗号化されたトランスポートが使用されますが、リモート・システムの TLS 証明書は検証されません。

このタスクについて

リソース・ベース・アクセス制御が有効になっている場合、データはアクセス制御リストを使用してアクセスできるリソースのみ転送されます。事前定義のスーパーバイザー役割が割り当てられているグループのメンバーではない場合、作成するフォワーダーに 1 つ以上のアクセス制御リストを割り当てる必要があります。アクセスできるすべてのリソースのデータを送信する場合は、関連付けられている使用可能なアクセス制御リストをすべて選択します。事前定義のスーパーバイザー役割が割り当てられているグループのメンバーである場合は、すべてのリソースのデータを送信するか、またはアクセス制御リストを割り当ててリソースを制限することを選択できます。

SAP Data Intelligence に転送されるデータはフィルターできません。

次の例は、SAP Data Intelligence に転送されるデータのデフォルトの形式を示しています。二重角かっこ内の単語は属性であり、データの転送時に実際の値に置き換えられます。
{\"msg\":\"[[EventMessage]]\",\"eventID\":\"[[EventID]]\",\"serialnum\":
\"[[EventSerialNumber]]\",\"senderUUID\":\"[[EventSenderUUID]]\",\"flags\":
\"[[EventFlags]]\",\"userid\":\"[[EventUserName]]\",\"localLogID\":
\"[[EventLocalLogID]]\",\"systemName\":\"[[DeviceFullPathName]]\",\"action\":
[[EventActionNumber]],\"failFRUNumbers\":\"[[EventFailFRUs]]\",\"severity\":
[[EventSeverityNumber]],\"sourceID\":\"[[EventSourceUUID]]\",
\"sourceLogSequence\":[[EventSourceLogSequenceNumber]],\"failFRUSNs\":
\"[[EventFailSerialNumbers]]\",\"failFRUUUIDs\":\"[[EventFailFRUUUIDs]]\",
\"eventClass\":[[EventClassNumber]],\"componentID\":\"[[EventComponentUUID]]\",
\"mtm\":\"[[EventMachineTypeModel]]\",\"msgID\":\"[[EventMessageID]]\",
"sequenceNumber\":\"[[EventSequenceID]]\",\"timeStamp\":\"[[EventTimeStamp]]\",
\"args\":[[EventMessageArguments]],\"service\":[[EventServiceNumber]],
\"commonEventID\":\"[[CommonEventID]]\",\"eventDate\":\"[[EventDate]]\"}"

手順

SAP Data Intelligence にイベント・データを転送するには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Orchestrator のメニュー・バーで、「監視 (「監視」アイコン)」 > 「転送」をクリックし、左側のナビゲーションで「データ・フォワーダー」をクリックして、「データ・フォワーダー」カードを表示します。
  2. 作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックして、「データ・フォワーダーの作成」ダイアログを表示します。
  3. フォワーダー名と任意の説明を指定します。
  4. 状態」をクリックして切り替え、フォワーダーを有効または無効にします。
  5. フォワーダーのタイプとして「Intelligent Insights」を選択します。
  6. 構成」をクリックし、プロトコル固有の情報を入力します。
    • SAP Data Intelligence のホスト名または IP アドレスを入力します。
    • イベント転送に使用するポートを入力します。デフォルトは 443 です。
    • フォワーダーがイベントを転送するリソース・パスを入力します (たとえば、/rest/test)。
    • REST メソッドを選択します。これは以下のいずれかの値です。
      • PUT
      • POST
    • イベント転送に使用するプロトコルを選択します。これは以下のいずれかの値です。
      • HTTP
      • HTTPS
    • 要求のタイムアウト時間 (秒単位) を入力します。デフォルトは 30 秒です。
    • 認証が必要な場合は、以下の認証タイプのいずれかを選択します。
      • 基本。指定されたテナント、ユーザー ID、およびパスワードを使用して指定されたサーバーへの認証を行います。
      • トークン。指定されたトークンのヘッダー名と値を使用して指定されたサーバーへの認証を行います。
  7. アクセス制御リスト」をクリックし、このフォワーダーに関連付けるアクセス制御リストを 1 つ以上選択します。

    リソース・ベース・アクセスが有効になっている場合、少なくとも 1 つのアクセス制御リストを選択する必要があります。

    ヒント
    事前定義のスーパーバイザー役割が割り当てられたグループのメンバーであるユーザーは、オプションとしてアクセス制御リストを選択せずに「すべてを一致させる」を選択すると、転送されるデータが制限されません。
  8. 作成」をクリックして、フォワーダーを作成します。

終了後

データ・フォワーダー」カードから、以下の操作を実行できます。

  • 状態」列を選択して切り替え、選択したフォワーダーを有効または無効にします。
  • 編集」アイコン (「編集」アイコン) をクリックして、選択したフォワーダーを変更します。
  • 削除」アイコン (「削除」アイコン) をクリックして、選択したフォワーダーを削除します。