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前面出入力モジュール

前面 I/O モジュールには、コントロール、コネクターおよび LED があります。前面 I/O モジュールはモデルによって異なります。

前面 I/O モジュール (ラック・ラッチ上)


Front I/O module (on rack latch)

前面 I/O モジュール (メディア・ベイ上)


Front I/O module (on media bay)

表 1. 前面出入力モジュールのコンポーネント
コールアウトコールアウト
1 USB 3 (5 Gbps) コネクター2 XClarity Controller 管理付き USB 2.0 コネクター
3 電源状況 LED を備えた電源ボタン4 ネットワーク活動 LED (OCP モジュール用)
5 システム ID ボタンとシステム ID LED6 システム・エラー LED
7 前面オペレーター・パネルまたは内蔵診断パネル 

1 USB 3 (5 Gbps) コネクター

USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) コネクターを使用して、USB キーボード、USB マウス、USB ストレージ・デバイスなどの USB 対応デバイスを取り付けることができます。

2 XClarity Controller 管理付き USB 2.0 コネクター

設定によって、このコネクターは USB 2.0 機能、XClarity Controller の管理機能、またはその両方をサポートします。これは、ファームウェアおよび RoT セキュリティー・モジュールの USB 自動化更新をサポートしている唯一の USB ポートです。
  • コネクターが USB 2.0 機能用に設定されている場合、USB キーボード、USB マウス、USB ストレージ・デバイスなどの USB 対応デバイスを取り付けることができます。

  • コネクターが XClarity Controller の管理機能用に設定されている場合、Android または iOS デバイスでは、XClarity Controller を使用してシステムを管理するための Lenovo XClarity Mobile アプリをインストールして起動できます。

    Lenovo XClarity Mobile アプリの使用について詳しくは、Lenovo XClarity Administrator モバイル・アプリ・オンライン・ドキュメント を参照してください。

  • コネクターが両方の機能用に設定されている場合は、システム ID ボタンを 3 秒間押すことで 2 つの機能を切り替えることができます。

3 電源状況 LED を備えた電源ボタン

このボタンを押すと、サーバーの電源を手動でオンまたはオフにできます。電源状況 LED は、現在の電源状況を確認する際に役立ちます。
ステータス説明
消灯なし電源が入っていないか、パワー・サプライに障害があります。
速い点滅 (1 秒間に約 4 回の点滅)緑色サーバーの電源はオフの状態ですが、XClarity Controller が初期化中であり、サーバーは電源をオンにする準備ができていません。
遅い点滅 (1 秒間に約 1 回の点滅)緑色サーバーの電源がオフになっていて、オンにする準備ができています (スタンバイ状態)。
点灯緑色サーバーはオンで稼働しています。

4 ネットワーク活動 LED

NIC アダプターとネットワーク活動 LED の互換性:
NIC アダプターネットワーク活動 LED
OCP モジュールサポート
PCIe NIC アダプターサポートなし
OCP モジュールが取り付けられている場合、前面 I/O 部品のネットワーク活動 LED は、ネットワーク接続性と活動の識別に役立ちます。OCP モジュールが取り付けられていない場合、この LED は消灯します。
ステータス説明
点灯緑色サーバーがネットワークに接続されています。
点滅緑色ネットワークに接続されており、ネットワークはアクティブです。
消灯なしサーバーがネットワークから切断されています。
OCP モジュールが取り付けられている場合にネットワーク活動 LED がオフの場合は、サーバーの背面のネットワーク・ポートを確認して、切断されたポートを判別します。

5 システム ID ボタンとシステム ID LED

システム ID ボタンおよび青色のシステム ID LED は、サーバーを視覚的に見付けるのに使用します。システム ID ボタンを押すたびに、システム ID LED の状態が変更されます。LED は点灯、点滅、消灯にできます。また、Lenovo XClarity Controller またはリモート管理プログラムを使用してシステム ID LED の状態を変更し、他のサーバーの中から該当のサーバーを視覚的に見つけることもできます。

XClarity Controller USB コネクターが USB 2.0 機能と XClarity Controller 管理機能の両方の機能用に設定されている場合は、システム ID ボタンを 3 秒間押すことで 2 つの機能を切り替えることができます。

6 システム・エラー LED

システム・エラー LED は、サーバーの基本的な診断機能を提供します。システム・エラー LED が点灯した場合は、サーバー内の別の場所にある 1 つ以上の LED も点灯していることがあり、そこからエラーの原因を突き止めることができます。

ステータス説明操作
点灯黄色サーバーでエラーが検出されました。原因には、次のようなエラーが含まれますが、これに限定されるものではありません。
  • ファンの障害

  • メモリー・エラー

  • ストレージ障害

  • PCIe デバイスの障害

  • パワー・サプライの障害

  • プロセッサー・エラー

  • システム I/O ボードまたはプロセッサー・ボードのエラー

  • エラーの正確な原因を判別するには、Lenovo XClarity Controller イベント・ログとシステム・イベント・ログを確認します。

  • サーバー内の別の場所で、エラーの原因を示す他の LED も点灯していないかどうかを確認します。システム LED および診断ディスプレイによるトラブルシューティングを参照してください。

  • 必要に応じて、ログを保存します。

消灯なしサーバーがオフか、サーバーがオンで正常に動作しています。なし。

7 前面オペレーター・パネルまたは内蔵診断パネル

前面オペレーター・パネルには、電源状況 LED 付き電源ボタン、ネットワーク活動 LED、システム ID LED 付きシステム ID ボタン、システム・エラー LED などのコントロールと LED があります。

サーバー・モデルに応じて、サーバーには、LCD ディスプレイ付き前面オペレーター・パネル (内蔵診断パネルと呼ばれます) または前面オペレーター・パネル (LCD ディスプレイなし) が搭載されています。

図 1. 内蔵診断パネル (LCD ディスプレイ付き)
Integrated diagnostics panel (with LCD display)

図 2. 前面オペレーター・パネル (LCD ディスプレイ付きなし)
Front operator panel (without LCD display)

内蔵診断パネルには LCD ディスプレイがあり、アクティブ・エラー、システム・ステータス、ファームウェア情報、ネットワーク情報、ヘルス情報などのシステム情報にすばやくアクセスできます。詳しくは、内蔵診断パネルを参照してください。