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Azure Stack ハブへの LXCA 詳細の提供

Azure Stack ハブ のパッチおよび更新 (PnU) 機能では、すべてのファームウェア更新要求を LXCA に送信し、それぞれの認証を処理するために、Azure Stack ハブ ファブリック内の特定の変数に LXCA の IP アドレスと資格情報を保存する必要があります。

  • このトピックの手順は、最初の PnU ファームウェア更新を実行する前に完了する必要があります。LXCA 資格情報が変更されるたびに、これらの手順を再度実行する必要があります。

このプロセスをより容易に実行できるように、ヘルパー・スクリプトが作成されました。このスクリプトを使用するには、以下の手順に従ってください。

  1. AzureStackManagerCredsHelper.ps1」を HLH 上の「D:\Lenovo\Scripts」にコピーします。
  2. PowerShell ISE の新しいインスタンスを管理者として開き、ヘルパー・スクリプトを開きます。このスクリプト全体に、使用に役立つコメントを記述してあります。
    # Set the variables used by the rest of the lines
    #
    # <EmergencyConsoleIPAddresses> is the IP address of a PEP
    $ip = "<EmergencyConsoleIPAddresses>"

    # <Password> is the password for the Azure Stack ハブ Administrator account
    $pwd = ConvertTo-SecureString "<Password>" -AsPlainText -Force

    # <DomainFQDN> is the domain name of the スケール・ユニット
    # <UserID> is the UserID of the Azure Stack ハブ admin account (often "CloudAdmin")
    $cred = New-Object System.Management.Automation.PSCredential ("<DomainFQDN>\<UserID>", $pwd)
    Enter-PSSession -ComputerName $ip -ConfigurationName PrivilegedEndpoint -Credential $cred

    # The following command will pop up a window for LXCA Credentials
    # <LXCAIPAddress> is the IP Address of LXCA
    Set-OEMExternalVM -VMType HardwareManager -IPAddress "<LXCAIPAddress>"

    このスクリプトには、環境の実際の値に置き換える必要がある括弧で囲まれたパラメーターが含まれています。これらの値は、Azure Stack ハブ が最初にデータセンターにデプロイされた後に作成され、HLH (「D:\Lenovo\Azure Stack Deployment Details」) にコピーされた「Lenovo ThinkAgile SXM - カスタマー・デプロイメント概要」の資料に含まれる表に記載されています。括弧で囲まれたパラメーターを次のように置き換えます。
    • <EmergencyConsoleIPAddresses> は、特権エンドポイント (PEP) の IP アドレスです。これは、表の「緊急リカバリー・コンソール・エンドポイント」セクションに記載されています。3 つの IP アドレスのいずれかを使用することができます。

    • <Password> は、Azure Stack ハブ 管理者アカウントのパスワードです。これは、表の「Azure Stack インフラストラクチャー」セクションに記載されています。これは、Azure Stack ハブ管理者ポータル にログインするために使用するパスワードです。

    • <DomainFQDN> は、スケール・ユニット のドメイン名です。これは、表の「Azure Stack ハブ インフラストラクチャー」セクションに記載されています。

    • <UserID> は、Azure Stack ハブ 管理者アカウントのユーザー ID です。これは、表の「Azure Stack インフラストラクチャー」セクションに記載されています。これは、Azure Stack ハブ管理者ポータル にログインするために使用するユーザー ID です。

    • <LXCAIPAddress> は、LXCA 仮想マシンの IP アドレスです。これは、表の「LXCA」セクションに記載されています。

  3. 括弧で囲まれたすべてのパラメーターを実際の値に置き換えた後、スクリプトを保存して、将来 LXCA 資格情報が変更された場合に再利用できるようにします。
  4. スクリプト内の最後の 3 行を除くすべての行を選択し、セクションの実行 () ボタンをクリックして選択した部分を実行します。次のテキストを表示するオレンジ色の警告メッセージが表示されるのは正常です。
    警告
    モジュール「ECEClient」からインポートされた一部のコマンドの名前には、検出されにくくなる可能性がある未承認の動詞が含まれています。未承認の動詞を含むコマンドを検索するには、Verbose パラメーターを指定して Import-Module コマンドを再度実行します。承認された動詞のリストについては、「Get-Verb」と入力します。
  5. ウィンドウがポップアップ表示され、資格情報を要求します。LXCA へのログインに使用する資格情報を入力します。Azure Stack ハブ デプロイメント時の資格情報は、上記で参照した同じ表の「LXCA」セクションに記載されています。
    図 1. LXCA へのログインに使用される資格情報

    コマンドが完了するまでに数分かかります。PowerShell は定期的に更新され、次の詳細な状況メッセージが表示されます。

    VERBOSE:
    Overall action status: ‘Running’
    VERBOSE:

    VERBOSE: Step ‘OEM Hardware Manager password update’ status: ‘InProgress’
    VERBOSE:

    完了すると、実行内容の要約が表示される前に、最終ステータス更新 (「VERBOSE: DONE」) が表示されます。

これで、XClarity Administrator の詳細を スケール・ユニット に提供するために必要な手順が完了しました。現在のバージョンの判別 に進んでください。