拡張管理モジュールに接続できない
モジュールへのネットワーク接続を (Telnet、SSH、ping、または Web ブラウザーを介して) 確立できない場合は、この手順を使用して拡張管理モジュールのトラブルシューティングを行ってください。
問題
拡張管理モジュールへのネットワーク接続を確立できない。検証
この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
- ラップトップ (他の拡張管理モジュールにログイン可能なもの) を拡張管理モジュールに接続します。 ラップトップの IP 構成でそのラップトップが拡張管理モジュールと同じサブネットに置かれ、ラップトップがローカル・ファイアウォールを実行していないことを確認します。
- 拡張管理モジュールへの接続を試行します。
- 拡張管理モジュールを ping でき、Web ブラウザーと Telnet を使用してそれに接続できる場合は、ネットワークまたは拡張管理モジュールへのアクセスに使用される他のワークステーションに問題があります。
- 拡張管理モジュールを ping できるが、Web ブラウザーまたは Telnet を使用して接続できない場合は、拡張管理モジュールに ping できるがアクセスできないを参照してください。
- 拡張管理モジュールのシリアル・ポートに接続し、コマンド・ライン・インターフェースから拡張管理モジュールへのアクセスを試行します。ログインできる場合は、以下の操作を実行します。
- ifconfig コマンドを使用して、拡張管理モジュールのネットワーク構成を確認します。例えば、次のとおりです。
ifconfig -T system:mm[1] -eth0
- ports コマンドを使用して、すべてのインターフェースが使用可能になっていて、TCP ポートが正しいことを確認します。例えば、次のとおりです。
ports -T system:mm[1]
これらのコマンドの使用法の詳細については、「拡張管理モジュール Command-Line Interface リファレンス・ガイド」を参照してください。
- 拡張管理モジュールに全くアクセスできない場合は、以下の操作を実行してください。
- ラップトップ上のアドレス解決プロトコル (ARP) のキャッシュをすべてクリアします。Microsoft Windows では、arp -d コマンドを使用して ARP キャッシュをクリアできます。 キャッシュのクリア方法を判別するには、ご使用のオペレーティング・システムに付属の資料を参照してください。
- 拡張管理モジュールを取り付け直します。
- 拡張管理モジュールを BladeCenter S シャーシから取り外します。 ファン・モジュールがフルスピードで回転し始めます。この音ははっきりと聞こえます。
- 拡張管理モジュールを取り付けます。 拡張管理モジュールがその POST プロセスを完了すると、ファンは通常のレベル (速度とノイズ) に戻ります。
- 拡張管理モジュールの LED を確認します。 拡張管理モジュールを取り付けてイーサネット・ケーブルを接続した後にオレンジ色のエラー LED が点灯する場合は、拡張管理モジュールに障害が起きています。
- 拡張管理モジュールをデフォルト構成に初期化します。これにより、デフォルトのユーザー ID とパスワードが復元されます。重要拡張管理モジュールを初期化すると、すべての I/O モジュールの外部ポートがシャットダウンされます。この場合、ネットワークとファイバーの接続がすべて中断します。拡張管理モジュールがデフォルト構成に初期化されると、デフォルトの IP アドレス (192.168.70.125) とサブネット・マスク (255.255.255.0) を使用する前に DHCP アドレスの取得を 2 分間試行します。DHCP アドレスの取得を試行したくない場合は、イーサネット・ケーブルを拡張管理モジュールから取り外します。
以前に構成を保存した場合は、拡張管理モジュール で問題を解決した後で復元することができます。以前に保存された構成の復元方法についての詳細は、「拡張管理モジュール ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
- ペーパー・クリップを拡張管理モジュールの背面にあるピン穴に差し込みます。
- ペーパー・クリップを押し込んで、約 10 秒間そのまま押します。 拡張管理モジュールがリセットされ、ファンがフルスピードで回転します。この音ははっきりと聞こえます。
- ペーパー・クリップをピン穴から抜きます。
- IBM サポートに連絡してください。
- ifconfig コマンドを使用して、拡張管理モジュールのネットワーク構成を確認します。例えば、次のとおりです。
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