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拡張管理モジュールに ping できるがアクセスできない

拡張管理モジュールに対するネットワーク接続を (Telnet、SSH、または Web ブラウザーを介して) 確立できない一方で、拡張管理モジュールを ping できる場合は、通常、ファームウェアまたは構成に問題があります。

問題

拡張管理モジュールに対するログイン・サービスを (Telnet、SSH、または Web ブラウザーを介して) 確立することはできないが、それを ping することはできる。

検証

この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
  1. ご使用の Web ブラウザーがサポートされていることを確認します。
    拡張管理モジュールでは、リモート (クライアント) アクセスに対して以下の Web ブラウザーをサポートしています。
    • Microsoft Internet Explorer 5.5 以降 (最新の Service Pack がインストール済み)
    • Mozilla Firefox バージョン 1.07 以降
    使用するクライアント Web ブラウザーでは、Java が有効になっている必要があり、JavaScript バージョン 1.2 以降がサポートされ、Java 仮想マシン (JVM) プラグインのバージョン 1.4.2_08 以降がインストールされている必要があります。JVM プラグインは、http://www.java.com/ から入手可能です。
  2. 拡張管理モジュールのシリアル・ポートに接続し、ログインを試行します。シリアル・ポートの詳細 (シリアル・ポートのピン配置を含む) については、拡張管理モジュールの入出力コネクターを参照してください。
  3. 可能な場合は、拡張管理モジュールがネットワーク・サーバーをデフォルトのネットワーク・ポート上で実行しているかどうかを確認します。それでもログインできない場合は、BladeCenter S システムについて管理者に相談してください。
    シリアル・ポートを介して接続している場合は、ports コマンドを使用して、すべてのインターフェースが使用可能になっていて、TCP ポートが正しいことを確認します。例えば、次のとおりです。
    ports -T system:mm[1]

    このコマンドの使用法の詳細については、「拡張管理モジュール Command-Line Interface リファレンス・ガイド」を参照してください。

  4. このクライアント・ワークステーションが他の拡張管理モジュールに接続できるかどうかを確認します。接続できない場合は、クライアント・ワークステーションまたはネットワークで実行されるファイアウォールに問題がある可能性が高いです。クライアント・ワークステーションのファイアウォールをすべてシャットダウンし、再試行してください。クライアント・ワークステーションで複数の拡張管理モジュールに接続する際の問題が解決されない場合は、LAN についてネットワーク管理者に問い合わせてください。
  5. ラップトップ (他の拡張管理モジュールに接続できることが確認済み) をイーサネット・ポートを介して拡張管理モジュールに接続します。イーサネット・リンクがアップになっていて、ラップトップが拡張管理モジュールと同じ IP サブネット上にあるように構成されていることを確認します。
  6. 拡張管理モジュールを ping できる場合は、サポートされる Web ブラウザーを使用して拡張管理モジュールの Web インターフェースへのログインを試行します。ログインできる場合は、ネットワークの問題が疑われます。ネットワーク管理者に連絡してください。
  7. 拡張管理モジュールをデフォルト構成に初期化します。これにより、デフォルトのユーザー ID とパスワードが復元されます。
    重要
    拡張管理モジュールを初期化すると、すべての I/O モジュールの外部ポートがシャットダウンされます。この場合、ネットワークとファイバーの接続がすべて中断します。拡張管理モジュールがデフォルト構成に初期化されると、デフォルトの IP アドレス (192.168.70.125) とサブネット・マスク (255.255.255.0) を使用する前に DHCP アドレスの取得を 2 分間試行します。DHCP アドレスの取得を試行したくない場合は、イーサネット・ケーブルを拡張管理モジュールから取り外します。

    以前に構成を保存した場合は、拡張管理モジュール で問題を解決した後で復元することができます。以前に保存された構成の復元方法についての詳細は、「拡張管理モジュール ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

    1. ペーパー・クリップを拡張管理モジュールの背面にあるピン穴に差し込みます。
    2. ペーパー・クリップを押し込んで、約 10 秒間そのまま押します。 拡張管理モジュールがリセットされ、ファンがフルスピードで回転します。この音ははっきりと聞こえます。
    3. ペーパー・クリップをピン穴から抜きます。
  8. 問題が解決しない場合は、IBM サポートに連絡してください。