カテゴリー・パターンは、複数のサーバー・パターンで再利用できる特定のファームウェア設定を定義します。事前定義済み仮想化パターンをデプロイするには、サーバー・パターンを作成し、事前定義済み拡張 UEFI パターンをそのサーバー・パターンに適用します。その後、そのサーバー・パターンは、Flex System x240 計算ノード、Flex System x880 X6 計算ノード など、同じタイプの複数のサーバーに適用できます。
このタスクについて
サーバー・パターンを作成する場合、自身で構成を作成するか、既にセットアップされている既存のサーバーからパターン属性を学習するかを選択できます。既存のサーバーから新しいパターンを学習すると、パターン属性のほとんどが既に定義されています。
サーバー・パターンとカテゴリー・パターンについて詳しくは、サーバー・パターンの使用を参照してください。
手順
既存のサーバーから新しいパターンを学習するには、以下の手順を実行します。
- XClarity Administrator のメニュー・バーで、の順にクリックします。「構成パターン: パターン」ページが表示されます。
- 「サーバー・パターン」タブをクリックします。
- 「作成」アイコン () をクリックします。「新しいサーバー・パターン・ウィザード」が表示されます。
- 「既存のサーバーからの新しいパターンの作成」をクリックします。パターンを最初から作成することもできますが、通常は、希望する構成が含まれる既存のサーバーからパターンを作成する方が効率的です。
既存のサーバーからサーバー・パターンを作成すると、XClarity Administrator が管理対象サーバーの設定 (拡張ポート、UEFI、ベースボード管理コントローラーの設定など) を学習し、それらの設定のカテゴリー・パターンを動的に作成します。新しいサーバーの場合、XClarity Administrator は出荷時の設定を学習します。既に使用されているサーバーの場合、XClarity Administrator はカスタマイズされた設定を学習します。その後、このパターンをデプロイするサーバーに合わせてそれらの設定を変更できます。
- パターンを作成するときに基本構成として使用するサーバーを選択します。
選択するサーバーは、サーバー・パターンのデプロイ先サーバーと同じモデルである必要があります。このシナリオは、Flex System x240 計算ノード の選択に基づいています。
- 新しいパターンの名前と説明を入力します。
例:
- 名前: x240_ESXi_deployment
- 説明: VMware ESXi のデプロイメントに適した拡張 UEFI 設定のパターン
- 「次へ」をクリックして、選択したサーバーから情報をロードします。
- 「ローカル・ストレージ」タブで、「ストレージ構成の指定」を選択し、ストレージ・タイプのいずれかを選択します。その後「次へ」をクリックします。
- 「I/O アダプター」タブで、VMware ESXi をインストールするサーバーで使用されているアダプターの情報を入力します。
ベースとして使用されているサーバーに存在していたすべてのアダプターが表示されます。
インストール内のすべての Flex System x240 計算ノード が同じアダプターを使用している場合、このタブの設定を変更する必要はありません。
I/O アダプターの設定について詳しくは、I/O アダプターの定義を参照してください。
- 「次へ」をクリックして先に進みます。
- 「Boot」タブで、Legacy Only ブート環境と SAN ブート環境の設定を構成します。どちらの環境も使用していない場合は、デフォルトの「UEFI Only ブート」を受け入れて、「次へ」をクリックします。
- 「ファームウェアの設定」タブで、このパターンをデプロイしたときにターゲット・サーバーに対して使用される管理コントローラーおよび UEFI ファームウェア設定を指定します (たとえば、「x240 仮想化」を選択します)。
このタブでは、事前定義済み拡張 UEFI パターンのいずれかを選択できます。
ファームウェア設定について詳しくは、ファームウェア設定の定義を参照してください。
- 「保存してデプロイ」をクリックして、パターンを XClarity Administrator に保存し、VMware ESXi をインストールするサーバーにデプロイします。
終了後
サーバー・パターンがすべてのサーバーにデプロイされたら、オペレーティング・システムをそのサーバーにインストールできます。