メインコンテンツまでスキップ

OS デバイス・ドライバー更新の考慮事項

Lenovo XClarity Administrator を使用して管理対象デバイスの OS デバイス・ドライバーを更新する前に、以下の重要な考慮事項を確認してください。

デバイス・ドライバーの管理とデプロイ、および「Windows ドライバー更新」ページからの管理対象サーバーの電源操作の実行には、lxc-os-adminlxc-supervisorlxc-admin または lxc-hw-admin 権限が必要です。

ネットワークに関する考慮事項

  • UpdateXpress System Packs (UXSPs) をダウンロードする前に、必要なポートとインターネット・アドレスがすべて使用可能になっている必要があります。詳しくは、利用可能なポートおよびファイアウォールおよびプロキシー・サーバーを参照してください。

  • XClarity Administrator から管理ネットワークおよびデータ・ネットワークにアクセスしてオペレーティング・システムにアクセスできる必要があります。

  • XClarity Administrator が、XClarity Administrator のネットワーク・アクセスを構成したときに選択したネットワーク・インターフェース (Eth0 または Eth1) 経由でターゲット・サーバー (ベースボード管理コントローラーおよびサーバーのデータ・ネットワークの両方) と通信できる必要があります。また、インターフェースは IPv4 アドレスまたは IPv6 自動 ULA アドレスを使用して構成されている必要があります。

    オペレーティング・システム・デプロイメントに使用するインターフェースを指定するには、ネットワーク・アクセスの構成を参照)。

    オペレーティング・システム・デプロイメント・ネットワークおよびインターフェースについて詳しくは、ネットワークに関する考慮事項を参照してください。

  • IP アドレスはホスト・オペレーティング・システムに固有である必要があります。

  • XClarity Administrator は HTTPS または HTTP 経由でリッスンする Windows Remote Management サービス (WinRM) を使用して、ターゲットの Windows システムでデバイス・ドライバー更新のコマンドを実行できます。HTTPS がデフォルトです。HTTP を使用するには、「Windows ドライバーの更新: 適用」ページで、「すべての操作」 > 「共通設定」をクリックし、「Windows ドライバーの更新に HTTPS を使用」をオフにします。

    重要
    HTTP を使用した場合、Windows ユーザー資格情報は、暗号化を使用せずにネットワークで送信され、一般的なネットワーク・トラブルシューティング・ツールを使用して簡単に確認できます。

管理対象デバイスに関する考慮事項

  • ThinkAgile、ThinkSystem SR635、および ThinkSystemSR655 サーバーの場合、Windows デバイス・ドライバーの更新はサポートされていません。

  • ThinkSystem、Lenovo System x および Lenovo Flex System サーバーのみがサポートされます。

  • XClarity Administrator は管理コントローラーとオペレーティング・システムの間の関係を検証しません。サーバーの電源のオンオフにはベースボード管理コントローラーが使用されます。

  • LAN-over-USB インターフェースが有効であることを確認します。LAN over USB は、OS デバイス・ドライバーを更新する場合に使用されます。

  • XClarity Administrator 4.1 以降の場合、以下のサーバーの OS デバイス・ドライバー更新を Web インターフェースからダウンロードすることはできません。代わりに、ibm.com から更新を手動でダウンロードし、その更新を XClarity Administrator にインポートします。

    • IBM System x iDataPlex dx360 M4

    • IBM System シリーズ M4

    • IBM System x3100 M5 および x3250 M5

    • IBM System x3850 X5 および x3950 X5

    • IBM System x3850 X6 および x3950 X6

    • IBM Flex System

オペレーティング・システムおよびデバイス・ドライバーに関する考慮事項

  • 以下のオペレーティング・システムでは、デバイス・ドライバーを更新できます。

    • Windows Server 2012 R2

    • Windows Server 2016

    • Windows Server 2019

    XClarity Administrator は、XClarity Administrator バージョンのリリース時に、Microsoft によってサポートされている Windows バージョンのみを使用してテストされています。
  • ターゲット・サーバーで HTTPS 用に Windows Remote Management (WinRM) が構成されている必要があります (OS デバイス・ドライバー更新用の Windows Server の構成を参照)。

  • ターゲット・サーバーで PowerShell がサポートされている必要があります。

  • OS IP アドレスおよび資格情報を含む、ターゲット・サーバーでホスト・オペレーティング・システムにアクセスするために必要な情報を指定する必要があります (XClarity Administrator オンライン・ドキュメントの管理対象サーバーのオペレーティング・システムへのアクセスの管理を参照)。管理者権限を持つユーザー・アカウントの資格情報を指定する必要があります。

  • XClarity Administrator はコンプライアンスに違反しているデバイス・ドライバーのみを更新します。デバイス・ドライバーは、サーバー上のバージョンが選択された UXSP のバージョンより古い場合にコンプライアンス違反になります。選択された UXSP のバージョンと同じかそれ以降のデバイス・ドライバーはスキップされます。

  • デバイス・ドライバーのコンプライアンスはハードウェアが存在する場合のみ正確です。ハードウェアが存在しない場合でもデバイス・ドライバーはサーバーに適用されます。不足しているハードウェアがサーバーに追加されると、Windows は最新バージョンをロードします。

  • System x サーバーでは、XClarity Administrator に用意されている事前定義済みデバイス・ ドライバーの一部がサポートされていません。これらのサーバーにデバイス・ドライバーをデプロイするには、必要なデバイス・ドライバーのみを含むカスタム・プロファイルを作成します。