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システム・ボードの取り外し (トレーニングを受けた技術員のみ)

このセクションの手順に従って、システム・ボードを取り外します。この手順は、トレーニングを受けた技術者が行う必要があります。

このタスクについて

重要
  • このコンポーネントの取り外しと取り付けは、トレーニングを受けた技術員が行う必要があります。適切なトレーニングを受けずに部品の取り外しまたは取り付けを行わないでください。
  • システム・ボードを交換する際は、常にサーバーを最新のファームウェアに更新するか、既存のファームウェアを復元する必要があります。最新のファームウェアまたは既存のファームウェアのコピーが手元にあることを確認してから、先に進んでください。
  • メモリー・モジュールを取り外すときは、各メモリー・モジュールにスロット番号のラベルを付けて、システム・ボードからすべてのメモリー・モジュールを取り外し、再取り付け用に静電防止板の上に置きます。
  • ケーブルを切り離すときは、各ケーブルのリストを作成し、ケーブルが接続されているコネクターを記録してください。また、新しいシステム・ボードを取り付けた後に、その記録をケーブル配線チェックリストとして使用してください。

潜在的な危険を回避するために、安全情報を読んで従ってください。

  • S002
    disconnect all power
    注意
    装置の電源制御ボタンおよびパワー・サプライの電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものではありません。デバイスには 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。デバイスから完全に電気を取り除くには電源からすべての電源コードを切り離してください。
  • S012
    hot surface
    注意
    高温の面が近くにあります。
重要
  • システム・ボードを取り外す前に以下の手順を実行し、重要なデータをバックアップしてください。

    1. Lenovo XClarity Controller IP アドレス、重要プロダクト・データ、およびサーバーのマシン・タイプ、型式番号、シリアル番号、固有 ID、資産タグなどのすべてのシステム構成情報を記録します。
    2. サーバーに SED がインストールされている場合、SED AK のバックアップを保持します。詳しくは、自己暗号化ドライブ認証キー (SED AK) の管理を参照してください。
    3. システム構成を外部メディアに保存するには、Lenovo XClarity Essentials OneCLI を使用します。
    4. XCC Web GUI にログオンし、構成を外部メディアにバックアップします。
    5. XCC サービス・データを外部メディアにダウンロードします。
  • 安全に作業を行うために、取り付けのガイドラインおよび 安全検査のチェックリストをお読みください。

  • 該当する場合は、配送用ブラケットまたはセキュリティー・ベゼルを取り外します (構成ガイドを参照)。次に、サーバーの電源をオフにし、電源コードを切り離します (サーバーの電源をオフにするを参照)。

  • 該当する場合は、エンクロージャーまたはノード・スリーブからノードを取り外します (構成ガイドを参照)。次に、ノードを平らな静電防止板に慎重に置きます。

手順

  1. このタスクの準備をします。
    1. Lenovo XClarity Controller IP アドレス、重要プロダクト・データ、およびサーバーのマシン・タイプ、型式番号、シリアル番号、固有 ID、資産タグなどのすべてのシステム構成情報を記録します。
    2. SED 暗号化が有効な場合は、SED AK のバックアップを保持します。自己暗号化ドライブ認証キー (SED AK) の管理を参照してください。
    3. 該当する場合は、Lenovo Features on Demand アクティベーション・キーをエクスポートします。Lenovo XClarity Controller ポータル・ページ でサーバーと互換性のある XCC に関する資料のライセンス管理セクションを参照してください。
    4. Lenovo XClarity Essentials を使用して、システム構成を外部デバイスに保存します。
    5. システム・イベント・ログを外部メディアに保存します。
    6. 該当する場合、トップ・カバーを固定しているロック・デバイス (ケンジントン・ロックなど) をロック解除または取り外した後、トップ・カバーを取り外します (トップ・カバーの取り外しを参照)。
    7. システム・ボードからすべてのケーブルを切り離し、以下に示すコンポーネントを取り外します。
      1. すべてのドライブ・ケーブルをシステム・ボードから取り外した後、ドライブ・ケージをノードから取り外します (ドライブ・ケージの取り外しを参照)。
      2. フロント・オペレーター・アセンブリーをノードから取り外した後、システム・ボードからケーブルを切り離します (前面オペレーター・アセンブリーの取り外しを参照)。
      3. 前面 I/O ベゼルを取り外します (前面 I/O ベゼルの取り外しを参照)。
      4. I/O モジュール・ボードを取り外します システム・ボードからケーブルを切り離します (I/O モジュール・ボードの取り外しを参照)。
      5. ブリッジ・ボードを取り外します (ブリッジ・ボードの取り外しを参照)。
      6. MicroSD カードを取り外します (MicroSD カードの取り外しを参照)。
      7. エアー・バッフルを取り外します (エアー・バッフルの取り外しを参照)。
      8. 構成に応じて、電源モジュール・ボードまたは内部パワー・サプライ・ユニットを取り外します (電源入力ボード (PIB) モジュールの取り外しまたは 内部パワー・サプライ・ユニット (AC PMB) の取り外しを参照)。
      9. 電源入力ボード・モジュールを取り外します (電源入力ボード (PIB) モジュールの取り外しを参照)。
      10. ケーブル付き侵入検出スイッチを取り外します (ケーブル付き侵入検出スイッチの取り外しを参照)。
      11. メモリー・モジュールをすべて取り外します (メモリー・モジュールの取り外し を参照)。
        メモリー・モジュールを取り外すときは、各メモリー・モジュールにスロット番号のラベルを付けて、システム・ボードからすべてのメモリー・モジュールを取り外し、再取り付け用に静電防止板の上に置きます。
      12. ケーブル付きキーロック・スイッチを取り外します (ケーブル付きキーロック・スイッチの取り外しを参照)。
  2. システム・ボードを固定している 3 本のねじと 6 本の 6 角スタンドオフを取り外します。
    図 1. システム・ボードのねじとスタンドオフの取り外し
    Removing the system board screws

    六角スタンドオフは、一般的なプラス・ドライバーまたはマイナス・ドライバーを使用できるよう設計されています。

  3. システム・ボードをゆっくり持ち上げてシャーシ・ピンから外した後、システム・ボードをノードの前面方向に引きます。
    図 2. システム・ボードの取り外し
    Removing the system board
  4. システム・ボードを斜めで回転させた後、シャーシから完全に取り外します。
    図 3. システム・ボードの取り外し
    Removing the system board

 

このタスクの完了後