イーサネット・コントローラーをテストするために使用する方法は、使用しているオペレーティング・システムによって異なります。オペレーティング・システムの資料でイーサネット・コントローラーに関する情報を調べ、イーサネット・コントローラーのデバイス・ドライバーの README ファイルを参照してください。
イーサネット・コントローラーに関する障害が疑われる問題の解決を試行するには、以下のステップを実行します。
適切なデバイス・ドライバーがインストールされていることと、それらが最新レベルであることを確認します。 イーサネット・ケーブルが正しく取り付けられていることを確認します。 ケーブルは、すべての接続部がしっかり接続されていることが必要です。ケーブルが接続されているにもかかわらず、問題が解決しない場合は、別のケーブルで試してみてください。
使用しているケーブルがアダプターによってサポートされていることを確認します。特定のサーバーのサポートされているアダプター、ケーブル、トランシーバーについて詳しくは、ハードウェア、アプリケーション、ミドルウェアの互換性 を参照してください。
ケーブルの規格がネットワークのデータ転送速度に十分に対応していることを確認します。たとえば、1 Gb RJ45 ネットワークには Cat5e 以上の規格のケーブルが必要です。
スイッチが自動ネゴシエーションをサポートしているかどうかを調べます。サポートしていない場合は、内蔵イーサネット・コントローラーを、スイッチ・ポートの速度に合わせて手動で構成してください。さらに、前方誤り訂正 (FEC) モードがサポートされている場合、アダプターとスイッチ・ポートの両方の設定が一致していることを確認します。 サーバーにあるイーサネット・コントローラー LED をチェックします。これらの LED は、コネクター、ケーブル、またはスイッチに問題があるかどうかを示します。 イーサネット機能がシステム・ボード・アセンブリーに実装されている場合、イーサネット・コントローラー LED の位置は システム LED と診断ディスプレイによるトラブルシューティング に示されています。
イーサネット・コントローラーがスイッチ・ポートとのリンクを確立すると、イーサネット・リンク状況 LED が点灯します。LED がオフの場合は、コネクターまたはケーブルに欠陥があるか、スイッチ・ポートに問題がある可能性があります。双方向リンク LED が使用されていることもあります。緑色は、ネットワーク速度が最も高いリンクを示しています。黄色は、ネットワーク速度がそれより低いリンクを示しています。
イーサネット・コントローラーがイーサネット・ネットワークを介してデータを送信または受信すると、イーサネット送信/受信活動 LED が点灯または点滅します。イーサネットの送信/受信活動がオフの場合は、スイッチの電源がオンになっていてネットワークが作動していること、および正しいデバイス・ドライバーがインストールされていることを確認してください。
問題を引き起こしているオペレーティング・システム固有の原因がないかどうかをチェックし、オペレーティング・システムのドライバーが正しくインストールされていることを確認します。 クライアントとサーバーのデバイス・ドライバーが同じプロトコルを使用していることを確認します。 ハードウェアが正常に機能しているように見えるのに、イーサネット・コントローラーがネットワークに接続できない場合は、ネットワーク管理者は、ほかにエラーの原因が考えられないかどうかを調べる必要があります。