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フォールバック

問題が発生していずれかのスイッチが更新できない場合、すべてのスイッチを初期状態に戻す必要があります。

次のフォールバック・プロセスは、この作業を実行する手順の概要を示します。一般的に、スイッチを更新するために本書で説明したのと同じコマンドを使用して、スイッチを元の状態に戻すことができます。

  1. いずれかのスイッチの更新に失敗した場合、他のスイッチの更新に進まないでください。イメージ・ファイルをスイッチに転送しようとしたときに XClarity Administrator がエラーを報告する場合は、付録 B: CLI を使用した ThinkAgile SXM シリーズ・スイッチの更新 (Lenovo スイッチのみ)を参照して、スイッチの CLI メソッドを使用してスイッチ・ファームウェアを更新する手順を確認してください。

  2. 元のスイッチ・ファームウェアは、RackSwitch G8052 BMC スイッチを除く ThinkAgile SXM シリーズ ソリューション内のすべてのスイッチの「スタンバイ」イメージ・スロットで入手できます。このスイッチでは、元のファームウェアは非アクティブ・イメージ・スロットで入手でき、「イメージ1」または「イメージ2」が該当する可能性があります。スイッチの更新に失敗した場合、次のコマンド構文を使用してそのスイッチを元のファームウェアに戻すことができます。

    G8052 を除くすべてのスイッチ: boot image <standby | active

    RackSwitch G8052 BMC スイッチ: boot image <image1 | image2

    重要
    TOR1 が更新済みで TOR2 の更新が保留中という期間を除き、複数の TOR スイッチで異なるバージョンのファームウェアを実行することのないようにしてください。つまり、TOR1 を正しく更新することに失敗した場合、TOR2 を更新しないでください。また、TOR2 を正しく更新することに失敗した場合、その更新の問題が解決できるまでは、TOR1 を前のファームウェアに戻す必要があります。
  3. スイッチの更新を開始する前に、各スイッチの構成ファイルをバックアップします。これらのファイルは HLH 上の D:\Lenovo\SwitchConfigBackups にも保存されます。スイッチを元の構成に復元するために、どのスイッチもそのバックアップ構成に復元することができます。