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非同期ミラー・グループの設定

set asyncMirrorGroupコマンドは、非同期ミラー・グループのプライマリー側のコントローラー所有者が初期同期または再同期を実行する際に使用する同期設定と警告しきい値を変更します。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin または Support Admin ロールが必要です。

コンテキスト

同期設定を変更すると、非同期ミラー・グループ内のすべてのミラー・ペアの同期処理に適用されます。

構文

set asyncMirrorGroup [<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1574665" className="keyword varname">asyncMirrorGroupName</var>] 
[volume="repos_xxxx" increaseRepositoryCapacity (repositoryVolume=("repos_xxxx")]
[syncInterval=<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1582372" className="keyword varname">integer</var> (minutes | hours | days)]
[warningSyncThreshold=<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1582373" className="keyword varname">integer </var>(minutes | hours | days)]
[warningRecoveryThreshold=<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1582374" className="keyword varname">integer</var> (minutes | hours | days)]
[userLabel="<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1574665" className="keyword varname">New_asyncMirrorGroupName</var>"]
[warningThresholdPercent=<var id="GUID-4E6CB9F1-2B5A-455D-8D35-28666858107B__V1581565" className="keyword varname">percentValue</var>]
[role=(primary | secondary)]
[autoResync=(TRUE | FALSE)]

パラメーター

パラメーター説明
asyncMirrorGroup

変更する非同期ミラー・グループの名前。非同期ミラー・グループ名は角かっこ ([ ]) で囲みます。非同期ミラー・グループ名に特殊文字または数字が含まれている場合は、名前を二重引用符 (" ") で囲んだ上で角かっこで囲む必要があります。

volume

容量を拡大する非同期ミラー・グループ・リポジトリー・ボリュームの名前。

リポジトリー・ボリュームの名前は2つの部分で構成されます。

  • 「repos」という用語

  • ストレージ管理ソフトウェアがリポジトリー・ボリューム名に割り当てる4桁の数値識別子

リポジトリー・ボリュームの名前は二重引用符 (" ") で囲みます。

syncInterval

修正されたデータの更新をローカル・ストレージ・アレイからリモート・ストレージ・アレイへ自動的に送信する間隔を指定します。時間は、分、時間、または日数で指定できます。

warningSyncThreshold

非同期ミラー・グループ内のすべてのボリュームの同期にかかる時間が指定した時間よりも長い場合に、警告がトリガーされるまでの待機時間を指定します。時間は、分、時間、または日数で指定できます。

warningRecoveryThreshold
リモート・ストレージ・アレイの「ポイントインタイム」イメージの自動更新データが指定した時間より古くなった場合に、警告がトリガーされるまでの待機時間を指定します。しきい値は、前回の更新終了時点からの経過時間で定義します。時間は、分、時間、または日数で指定できます。
リカバリー・ポイントのしきい値は、同期間隔のしきい値の2倍に設定する必要があります。
userLabel 非同期ミラー・グループに付ける新しい名前。このパラメーターは、非同期ミラー・グループの名前を変更する場合に使用します。新しい非同期ミラー・グループ名は二重引用符 (" ") で囲みます。
warningThresholdPercent

ミラー・リポジトリー・ボリュームの容量が所定の割合に達したときに警告をトリガーする場合に、その割合 (パーセンテージ) を指定します。しきい値は、残りの容量の割合 (%) で定義します。

role このパラメーターを使用して、非同期ミラー・グループをプライマリー・ロールに昇格するか、非同期ミラー・グループをセカンダリー・ロールに降格します。非同期ミラー・グループをプライマリー・ロールとして定義するには、このパラメーターを primary に設定します。非同期ミラー・グループをセカンダリー・ロールとして定義するには、このパラメーターを secondary に設定します。
autoResync 非同期ミラー・グループの非同期ミラー・ペアのプライマリー・ボリュームとセカンダリー・ボリュームの間の自動再同期の設定。このパラメーターには次の値があります。
  • enabled – 自動再同期がオンになっています。何もしなくても、プライマリー・ボリュームとセカンダリー・ボリュームは再同期されます。
  • disabled – 自動再同期がオフになっています。プライマリー・ボリュームとセカンダリー・ボリュームを再同期するには、 start asyncMirrorGroup コマンドを実行する必要があります。

注記

名前には、英数字、下線 (_)、ハイフン (-)、シャープ (#) を任意に組み合わせて使用できます。名前の最大文字数は30文字です。

このコマンドではパラメーターを1つ以上指定できます。ただし、パラメーターをすべて使用する必要はありません。

非同期ミラー・グループ・リポジトリー・ボリュームは拡張可能なボリュームで、標準ボリューム・エンティティを最大16個まで接続することで構成されます。拡張可能なリポジトリー・ボリュームは、最初は1つのボリュームだけで構成されます。その時点でのリポジトリー・ボリュームの容量は、そのボリュームの容量と同じです。リポジトリー・ボリュームの容量は、未使用のリポジトリー・ボリュームを接続することで拡張できます。その後、複数の要素で構成された拡張可能なリポジトリー・ボリュームの容量は、接続されたすべての標準ボリュームの合計容量となります。