非同期ミラー・グループの統計の保存
save storageArray arvmStats asyncMirrorGroupコマンドは、非同期ミラー・グループ内の1個以上のメンバー・ボリュームの同期の統計をファイルに保存します。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
収集される統計は、ローカル・ストレージ・アレイ上のプライマリー・ロールの非同期ミラー・グループのメンバー・ボリュームでのみ使用できます。
ミラー構成が適切に機能しているかどうかを評価するために使用できる同期プロセス中に一連のデータが収集されます。データはサンプルのセットとして収集されます。サンプルは同期プロセスの開始時に作成され、同期プロセスの実行中に定期的に更新されます。
同期プロセスが完了するか、または停止される (ボリューム所有権の移行、 read-writeエラーなど) まで、サンプルによるデータの収集が行われます。同期プロセスの停止が解決されると (ボリュームが別のコントローラーに転送された場合など)、新しいサンプルが作成されて、同期プロセスの実行中に更新されます。
構文
save storageArray arvmStats asyncMirrorGroup [<var id="GUID-FB8941D6-66B2-41F5-8782-C0FC2156885D__V1574665" className="keyword varname">asyncMirrorGroupName</var>]
arvmStats file="<em className="ph i">filename</em>
"
[volume="<var id="GUID-FB8941D6-66B2-41F5-8782-C0FC2156885D__V1574664" className="keyword varname">volumeName</var>"]
[sampleType=(all | mostRecent | longestSyncTime | errors)]
[recordLimit=(1-90)]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
asyncMirrorGroup | 同期の統計を保存する非同期ミラー・グループの名前。非同期ミラー・グループ名は角かっこ ([ ]) で囲みます。非同期ミラー・グループ名に特殊文字または数字が含まれている場合は、名前を二重引用符 (" ") で囲んだ上で角かっこで囲む必要があります。 |
file | 同期の統計の保存先となるファイル・パスとファイル名。ファイル名は二重引用符 (" ") で囲みます。次に例を示します。 file="C:\Program Files\CLI\logs\asynchdata.csv" ファイル拡張子は自動で付加されません。任意のファイル名を使用できますが、拡張子は .csv にする必要があります。 |
volume | このパラメーターは省略可能です。同期の統計を取得する非同期ミラー・グループ内の特定のメンバー・ボリュームの名前。ボリュームを指定しない場合は、非同期ミラー・グループ内のすべてのメンバー・ボリュームの統計が保存されます。 非同期ミラー・グループ内の複数のボリュームについて統計が収集される場合は、すべてのデータが同じファイルに書き込まれます。 ボリューム名は二重引用符 ("") で囲みます。 |
sampleType | このパラメーターは省略可能です。 sampleType のデフォルト値は all です。
|
recordLimit | このパラメーターは省略可能です。レコード上限のデフォルト値は no limit です。 recordLimit には、0 より大きく 90 以下の値を指定する必要があります。 |
注記
Primaryロールでは、ミラー・ボリュームの統計がキャプチャーされます。収集される統計には次のデータが含まれます。
同期の開始時間
同期のタイプ (手動または定期的)
同期の期間
送信バイト数
最長の書き込み時間 (単一の書き込みの場合)
最短の書き込み時間 (単一の書き込みの場合)
最低の同期データ速度
最高の同期データ速度
合計書き込み時間
リポジトリの利用率 (%)
リカバリー・ポイントの経過時間
初期同期中は、約15分ごとに統計サンプルがキャプチャーされます。
同期の統計はサポート・バンドルに含まれています。