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手順 6: Lenovo XClarity Administrator 仮想アプライアンス (Hyper-V) のセットアップと構成

XClarity Administrator 仮想アプライアンスを Hyper-V ホストでセットアップし、XClarity Administrator を構成します。

手順

仮想アプライアンスをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Administrator 仮想アプライアンス・イメージをXClarity Administrator ダウンロード Web ページからクライアント・ワークステーションにダウンロードします。Web サイトにログオンし、付与されたアクセス・キーを使用してイメージをダウンロードします。

    Hyper-V の場合、仮想ディスク・イメージ (VHD) 形式のイメージをダウンロードします。

    クライアント・ワークステーションがホストと同じネットワークにあることを確認してください。
  2. XClarity Administrator 仮想ディスクをホストにコピーします。
    1. サーバーにログインします。
    2. サーバーに仮想ディスク・イメージをコピーします。
    3. サーバー マネージャーのダッシュボードで、「Hyper-V」クリックします。
    4. サーバーを右クリックし、「Hyper-V マネージャー」をクリックします。
    5. 「操作」で、「新規」 > 「仮想マシン」をクリックし、仮想マシンの新規作成ウィザードを開始して、「次へ」をクリックします。
    6. 名前と場所の指定」ページで、新しい仮想マシンの名前 (XClarity Administrator など) を入力します。
    7. 世代を指定」ページで、「世代 1」を選択します。
    8. メモリーの割り当て」ページで、「8192」MB と入力します。
    9. ネットワークの構成」ページで、ホストをインストールして構成したときに作成した仮想スイッチを選択します。
    10. 仮想ハードディスクの接続」ページで、「既存の仮想ハードディスクを使用する」をクリックし、XClarity Administrator 仮想ディスク・イメージをコピーした場所を参照します。そのイメージを選択します。
    11. ウィザードの手順を完了します。
  3. 仮想マシンを構成します。
    1. 仮想マシンの電源がオフになっていることを確認します。
    2. 先ほど作成した仮想マシンを右クリックし、「設定」をクリックします。
    3. プロセッサー」を選択し、仮想プロセッサー数を 2 に変更します。
    4. ネットワーク・アダプター」を選択し、「仮想 LAN ID を有効にする」を選択して、管理 VLAN ID (このシナリオでは「10」) を指定します。
    5. 「ハードウェアの追加」 > 「ネットワーク・アダプター」の順に選択し、「追加」をクリックします。
    6. 同じ仮想スイッチに接続します。
    7. ネットワーク・アダプター」を選択し、「仮想 LAN ID を有効にする」を選択して、データ VLAN ID (このシナリオでは「20」) を指定します。
    8. 適用」をクリックし、「OK」をクリックします。
    オプションで、各ネットワーク・アダプターの静的 MAC アドレスを設定できます。これを行うには、仮想スイッチの「ネットワーク・アダプター」セクションを展開して、「高度な機能」をクリックし、MAC アドレスの下の「静的」をクリックしてから MAC アドレスを指定します。管理 VLAN に指定された MAC アドレスよりもデータ VLAN の MAC アドレスの値が大きいことを確認します。
  4. 仮想マシンの電源を入れます。
    1. 仮想マシンを右クリックし、「電源」 > 「電源オン」をクリックします。
    2. コンソール」タブをクリックします。

      仮想マシンが始動すると、次の例に示すように、各インターフェースの IPv4 および IPv6 アドレスがリストに表示されます。

      XClarity Administrator eth0 管理ポートは、デフォルトで DHCP IP アドレスを使用します。XClarity Administrator のブート・プロセスの最後に、eth0 管理ポート用の静的 IP アドレスを選択できます。次の例のように、プロンプトが表示されたら 1 を入力します。プロンプトは 150 秒間表示され、その後ログイン・プロンプトが表示されます。待たずにログイン・プロンプトに進むには、プロンプトで x を入力します。

      重要
      • 静的 IP アドレスの設定を変更する場合、最大 60 秒以内に新しい設定を入力します。必要な IP 情報があることを確認してから続行します。

        • IPv4 設定では、IP アドレス、サブネット・マスク、およびゲートウェイ IP アドレスが必要です

        • IPv6 設定では、IP アドレスおよびプレフィックスの長さが必要です

      • DHCP サーバーを使用していない場合は、構成ファイルを使用して、XClarity Administrator にアクセスするために使用する XClarity Administrator eth0 管理ポートの IP 設定を指定できます。詳細については、以下の「次に行うこと」セクションを参照してください。

      • コンソールから IP アドレスの設定を変更した場合、XClarity Administrator が再起動され、新しい設定が適用されます。

      • ログインするためにアクションは不要です。コンソールのログイン・メッセージは無視してください。コンソール・インターフェースはお客様用ではありません。

      • コンソールに「TCP: eth0: ドライバーに GRO が実装されている可能性があります。TCP のパフォーマンスが低下する可能性があります」というメッセージが表示されることがあります。仮想マシンのパフォーマンスには影響しないため、この警告は無視して構いません。

      重要
      デバイスの管理後に XClarity Administrator 管理ポートの IP アドレスを変更すると、XClarity Administrator でデバイスがオフライン状態になる場合があります。XClarity Administrator の電源がオンになり稼働した後に IP アドレスを変更する場合は、IP アドレスを変更する前に、すべてのデバイスが管理対象から除外されていることを確認してください。
      ------------------------------------------
      Lenovo XClarity Administrator Version x.x.x
      ------------------------------------------

      eth0 flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500 metric 1
      inet 192.0.2.10 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.0.2.55
      inet6 2001:db8:56ff:fe80:bea3 prefixlen 64 scopeid 0x20<link>
      ether 00:15:5d:0c:d1:92 txqueuelen 1000 (Ethernet)
      RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0

      eth1 flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500 metric 1
      inet 192.0.2.20 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.0.2.130
      inet6 2001:db8:56ff:fe80:bea3 prefixlen 64 scopeid 0x20<link>

      ===========================================================================
      ===========================================================================

      You have 150 seconds to change IP settings. Enter one of the following:
      1. To set a static IP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
      2. To use a DHCP address for Lenovo XClarity virtual appliance eth0 port
      x. To continue without changing IP settings
      ... ...


(オプション) 構成ファイルを使用した IP 設定

DHCP サーバーを使用していない場合は、オプションで構成ファイルを使用して IP 設定を指定し、Eth0 ネットワーク・インターフェースを使用して XClarity Administrator Web インターフェースにアクセスするためにその IP 設定を使用できます。

構成ファイル (eth0_config) は、XClarity Administrator を初めて起動する前に作成して仮想マシンにマウントする ISO ファイルに含まれます。XClarity Administrator は、初めて起動するとき、eth0_config ファイルで定義されている静的 IP アドレスを使用して Eth0 ネットワークの IP アドレスを構成し、Web インターフェースを表示して初期セットアップと適切な設定の構成を行います (Lenovo XClarity Administratorの構成を参照)。

制約事項: この方法で構成できるのは Eth0 ネットワークだけです。eth1_config という名前の構成ファイルを作成しても、Eth1 ネットワークは構成されません。

構成ファイルを使用するには、仮想アプライアンスの電源をオンにする前に以下の手順を実行します。

  1. 起動時に仮想マシンが使用する次の IPv4 パラメーターが含まれる、eth0_config (ファイル拡張子なし) という名前のファイルを作成します。

    • IPV4_ADDR=
    • IPV4_NETMASK=
    • IPV4_GATEWAY=
    • IPV6_ADDR=
    • IPV6_GATEWAY=
    エコー・コマンドを使用して、ファイルを作成できます。例:
    ECHO IPV4_ADDR=1.1.1.1 > ./eth0_config
    ECHO IPV4_NETMASK=255.255.255.05 >> ./eth0_config
    ECHO IPV4_GATEWAY=1.1.1.5 >> ./eth0_config
    ECHO IPV6_ADDR=1001:1002:1003:1004::2 >> ./eth0_config
    ECHO IPV6_GATEWAY=1001:1002:1003:1004::1 >> ./eth0_config
    IPV6_ADDR および IPV6_GATEWAY パラメーターは XClarity Administrator v1.1.1 以降でサポートされます。
  2. eth0_config ファイルが含まれる ISO イメージを作成します。

    Windows で ISO イメージを作成する場合、どの ISO ソフトウェアを使用してもかまいません。Linux では、たとえば mkisofs コマンドを使用します。

    mkisofs -V IP4ADDR -J -o ./boot.iso ./eth0_config

    -V はボリューム・ラベル、-J は Joliet 形式、-o は出力ファイル名、./eth0_config は ISO イメージに含めるファイルです。

  3. データストア・ブラウザーを使用して、適切な場所に ISO イメージをアップロードします。

  4. .ISO イメージを仮想マシンにマウントします。

    重要
    ISO イメージをマウントする前に、仮想マシンの電源をオフにする必要があります。
    1. 「Hyper-V マネージャー」ウィンドウで、仮想アプライアンスを右クリックし、「接続」をクリックして「仮想マシンの接続」ウィンドウを表示します。

    2. 「メディア」 > 「DVD ドライブ」 > 「ディスクの挿入」の順にクリックします。

    3. ISO イメージを選択し、「開く」をクリックします。

    XClarity Administrator Web インターフェースにログインし、適切な設定の構成を終了したら、ドライブをマウント解除して ISO イメージを削除できます。

終了後

XClarity Administrator にログインして構成します (Lenovo XClarity Administrator Web インターフェースへの最初のアクセスおよびLenovo XClarity Administratorの構成を参照)。