メインコンテンツまでスキップ

IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフのホット・アドに関する考慮事項

ディスク・シェルフのホット・アドを行う前に、この手順の特徴とベスト・プラクティスについて理解する必要があります。

一般的な考慮事項

  • (IOM12 モジュールのあるディスク シェルフの) 既存のスタックに対して、IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフのホット・アドを行っている場合、スタックの末端、つまり最初または最後の論理ディスク・シェルフにディスク・シェルフをホット・アドできます。

  • システムには、IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフのマルチパス / クアッド・パス・スタックを搭載できます。

    HA ペアを使用している場合、ONTAP にはマルチパス HA としてシステム構成が示されます。シングル・コントローラー構成を使用している場合、ONTAP にはマルチパスとしてシステム構成が示されます。

  • この手順では、ご使用の構成でインバンド ACP を使用していることを想定しています。

    インバンド ACP を有効にしている構成では、インバンド ACP はホット・アドしたディスク・シェルフで自動的に有効になります。インバンド ACP が有効ではない構成では、ホット・アドしたディスク・シェルフは ACP 機能なしで動作します。

  • 無停止のスタック統合はサポートされていません。

    システムの電源をオンにしてデータが処理されているときに (I/O の進行時)、同じシステム内の別のスタックからホット・リムーブしたディスク・シェルフのホット・アドを行うためにこの手順を使用することはできません。

ベスト・プラクティスに関する考慮事項

  • ディスク・シェルフのホット・アドを行う前に、現行バージョンの Disk Qualification Package (DQP) をインストールすることがベスト・プラクティスです。

    現行バージョンの DQP をインストールすることにより、ご使用のシステムが新しい適格なディスク・ドライブを認識して使用できるようになります。そのため、最新ではないディスク・ドライブ情報があるというシステム・イベント・メッセージを回避できます。また、ディスク・ドライブが認識されないためにディスク・パーティションの実行を妨げられることがなくなります。DQP によって、最新ではないディスク・ドライブ・ファームウェアについても通知されます。

    Lenovo データ・センター・サポート

  • 新しいディスク・シェルフ、シェルフ FRU コンポーネント、または SAS ケーブルを追加する前に、ご使用のシステムでディスク・シェルフ (IOM) ファームウェアおよびディスク・ドライブ・ファームウェアを最新バージョンにすることをお勧めします。

    ファームウェアの最新バージョンは、Lenovo サポート Web サイトに用意されています。

    Lenovo データ・センター・サポート

SAS ケーブルの取り扱いに関する考慮事項

  • 目視で SAS ポートに接続する前にコネクターの向きが正しいことを確認します。

    SAS ケーブル・コネクターには切り欠きがあります。コネクターを SAS ポートに正しく合わせて所定の位置でカチッと音がするまで挿入すると、その時点でディスク・シェルフの電源がオンであれば、ディスク・シェルフの SAS ポートのリンク LED が緑色に点灯します。ディスク・シェルフで、(コネクターの底面にある) プルタブを下に向けて、SAS ケーブル・コネクターを挿入します。

    コントローラーで、SAS ポートの向きは、プラットフォームのモデルによって異なる場合があります。そのため、SAS ケーブル・コネクターの正しい向きは異なります。

  • パフォーマンスの低下を防ぐため、ケーブルをねじったり、折りたたんだり、挟んだり、踏みつけたりしないでください。

    ケーブルには、最小曲げ半径が定められています。ケーブルの製造元の仕様で、最小曲げ半径が定義されていますが、最小曲げ半径の一般的なガイドラインは、ケーブル直径の 10 倍です。

  • 代わりに、タイ・ラップの代わりに面ファスナー・ラップを使用して、システム・ケーブルを巻き付け、固定することで、容易にケーブルを調整できます。