Syslog、リモート SNMP マネージャー、メールまたは他のイベント・サービスへのイベント転送
ハードウェア環境についてハードウェアのステータスと実行時の問題を集約して監視するために、運用環境内で接続されているアプリケーションにイベントが転送されるように、Lenovo XClarity Administrator を構成できます。転送するイベントの範囲は、デバイス、イベント・クラス、イベントの重大度、コンポーネントに基づいて定義できます。
このタスクについて
Lenovo XClarity Administrator は、1 つ以上のデバイスに関するイベントを転送できます。監査イベントについては、すべての監査イベントを転送するか、いずれのイベントも転送しないかを選択できます。特定の監査イベントを転送することはできません。ハードウェア/管理イベントについては、1 つ以上の重大度 (重大、警告、情報) と 1 つ以上のコンポーネント (ディスク・ドライブ、プロセッサー、アダプターなど) に関するイベントを転送するように選択できます。
Lenovo XClarity Administrator は、イベント・フォワーダーを使用してイベントを転送します。イベント・フォワーダーの定義には、使用するプロトコル、受信者、監視するデバイス、転送するイベントに関する情報が含まれています。イベント・フォワーダーを作成して有効にした後、Lenovo XClarity Administrator によってフィルター基準に基づいた受信イベントの監視が開始されます。フィルター基準に一致するイベントが見つかると、関連付けられたプロトコルを使用してそのイベントが転送されます。
Azure Log Analytics。Lenovo XClarity Administrator は、ネットワークを介して監視対象イベントを Microsoft Azure Log Analytics に転送します。
メール。Lenovo XClarity Administrator は、SMTP を使用して監視対象イベントを 1 つ以上のメール・アドレスに転送します。メールには、イベントに関する情報、発生元デバイスのホスト名、Lenovo XClarity Administrator Web インターフェースおよび Lenovo XClarity Mobile アプリへのリンクが含まれています。
FTP。ネットワークを介して監視対象イベントを FTP サーバーに転送します。
REST。Lenovo XClarity Administrator は、ネットワークを介して監視対象イベントを REST Web サービスに転送します。
SNMP。Lenovo XClarity Administrator は、ネットワークを介して監視対象イベントをリモート SNMP マネージャーに転送します。SNMPv1 および SNMPv3 トラップがサポートされています。
Lenovo XClarity Administrator によって生成される SNMP トラップを記述した管理情報ベース (MIB) ファイルについては、Lenovo XClarity Administrator オンライン・ドキュメントの lenovoMgrAlert.mib ファイル。
Syslog。Lenovo XClarity Administrator は、ネットワークを介して監視対象イベントを一元管理ログ・サーバーに転送します。そのサーバーでネイティブ・ツールを使用した Syslog の監視が可能です。
特定の受信者にイベントを送信するために、最大 20 のイベント・フォワーダーを作成して有効にすることができます。
イベント・フォワーダーの構成後に XClarity Administrator がリブートされた場合、イベントが正しく転送されるためには、管理サーバーによって内部データが再生成されるのを待つ必要があります。
XClarity Administrator v1.2.0 以降の場合、「スイッチ」は「新しいイベント・フォワーダー」ダイアログと「イベント・フォワーダーの変更」ダイアログの「イベント」タブにあります。以前のリリースから 1.2.0 以降にアップグレードした場合は、必ずイベント・フォワーダーを更新して RackSwitch イベントを適切に追加または除外してください。これは、「すべてのシステム」チェックボックスにチェックを入れてすべてのデバイスを選択した場合も必要です。