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管理コントローラーを工場出荷時の状態にリセットすることによる、正しく管理解除されなかった ThinkSystem、コンバージド、NeXtScale、または System x M5/M6 サーバーのリカバリー

サーバーのベースボード管理コントローラー (BMC) を出荷時のデフォルト値にリセットすることにより、ThinkSystem、コンバージド、NeXtScale、または System x M5/M6 サーバー管理をリカバリーできます。

手順

サーバーの管理をリカバリーするには、以下の手順を実行します。

  1. デバイスで Encapsulation が有効である場合は、障害が発生した XClarity Administrator 仮想アプライアンスの IP アドレスを使用するように構成されたシステムからターゲット管理コントローラーに接続します。
  2. 障害の発生したサーバーの管理コントローラーを工場出荷時の状態にリセットします。
    1. サーバーが XClarity Administrator の管理対象となる前に作成したリカバリー・ユーザー・アカウントとパスワードを使用して、サーバーの管理コントローラー Web インターフェースにログインします。
    2. IMM 管理」タブをクリックします。
    3. IMM を工場出荷時の状態にリセットする」をクリックします。
    4. OK」をクリックしてリセット操作を確認します。
    重要
    BMC 構成が完了した後、BMC は再起動されます。これがローカル・サーバーである場合は、TCP/IP 接続が破壊されるので、接続をリストアするためにネットワーク・インターフェースを再構成する必要があります。
  3. サーバーの管理コントローラー Web インターフェースに再度ログオンします。
    • BMC は、DHCP サーバーから IP アドレスの取得を試みるように初期構成されます。取得できない場合、IMM は静的 IPv4 アドレス 192.168.70.125 使用します。
    • IMMBMC の初期設定では、ユーザー名は USERID、パスワードは PASSW0RD (文字の O ではなくゼロ) になっています。このデフォルトのユーザー・アカウント・では、Supervisor アクセス権があります。拡張セキュリティーを使用するには、初期構成時にこのユーザー名とパスワードを変更してください。
  4. 接続をリストアするために、ネットワーク・インターフェースを再構成します。詳しくは、Integrated Management Module II オンライン・ドキュメント を参照してください。
  5. Lenovo XClarity Administrator を使用してサーバーを管理します。
    1. XClarity Administrator のメニュー・バーで、「ハードウェア」 > 「新しいデバイスの検出と管理」をクリックします。「検索と管理」ページが表示されます。
    2. 手動で入力」を選択します。
    3. 単一システム」をクリックし、管理するサーバーの IP アドレスを入力して、「OK」クリックします。
    4. サーバーへの認証に使用されるユーザー ID とパスワードを指定します。
    5. 「管理」をクリックします。

      ダイアログが開き、この管理プロセスの進行状況が表示されます。進行状況を監視して、プロセスが正常に完了することを確認します。

    6. プロセスが完了したら、「OK」をクリックします。
  6. サーバーが構成パターンを使用して構成されていた場合は、サーバーに割り当てられていたサーバー・プロファイルを再アクティブ化します。
    1. XClarity Administrator のメニュー・バーで、「プロビジョニング」 > 「サーバー・プロファイル」の順にクリックします。「構成パターン: サーバー・プロファイル」ページが表示されます。
    2. サーバー・プロファイルを選択し、「サーバー・プロファイルの非アクティブ化」アイコン (「プロファイルの非アクティブ化」アイコン) をクリックします。
    3. ITE の電源をオフ」をクリックして、サーバーの電源をオフにします。サーバーの電源が再びオンになったときに、仮想アドレスの割り当てが出荷時のデフォルト設定に戻されます。
    4. 非アクティブ化」をクリックします。「プロファイルのステータス」列でプロファイルの状態が非アクティブに変わります。注: プロファイルを非アクティブ化してもサーバーの識別情報 (ホスト名、IP アドレス、仮想 MAC アドレスなど) は維持されます。
    5. サーバー・プロファイルを再び選択し、「サーバー・プロファイルのアクティブ化」アイコン (「プロファイルのアクティブ化」アイコン) をクリックします。
    6. アクティブにする」をクリックして、サーバーのサーバー・プロファイルをアクティブにします。「プロファイルのステータス」列でプロファイルの状態がアクティブに変わります。
  7. コンプライアンス・ポリシーがサーバーに割り当てられていた場合は、コンプライアンス・ポリシーを割り当て直します。
    1. XClarity Administrator のメニュー・バーで、「プロビジョニング」 > 「適用/アクティブ化」の順にクリックします。「ファームウェア更新: 適用/アクティブ化」ページに管理対象デバイスのリストが表示されます。
    2. 割り当て済みポリシー」列のドロップダウン・メニューから、サーバーの適切なポリシーを選択します。