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オペレーティング・システムをデプロイできない

オペレーティング・システムを Lenovo XClarity Administrator から管理対象サーバーにデプロイしようとしたときに発生する一般的な問題をトラブルシューティングするには、このセクションの情報を使用します。

既知の制限
低速なネットワーク環境では、SLES 12 と 12.1 のオペレーティング・システム・デプロイメントを静的 IP モードで行うと、このモードではネットワーク遅延ブート・パラメーターが有効にならないため、失敗する可能性があります。この問題は SLES 12.2 で修正されています。
この問題を解決するには、以下の手順を実行します。
  1. システム・ガードが有効になっている XCC2 を持つサーバーで、操作が「OS ブートを防止」に設定されている場合、システム・ガードがデバイスに準拠している必要があります。システム・ガードが適合しない場合、デバイスはブート・プロセスを完了できません。これが原因で OS デプロイメントは失敗します。これらのデバイスをプロビジョニングするには、システム・ガードのブート・プロンプトに手動で応答して、デバイスが正常にブートするようにします。

  2. https://<management_server_IP>/osdeployment/connection/… 権限が拒否されましたというメッセージが表示される場合、サーバーの BIOS を更新し、日付と時刻の設定を現在の日付と時刻に変更します。

  3. デプロイされているオペレーティング・システムのすべての要件を確認します。サポートされているオペレーティング・システムを参照してください。
    例:
    • Memory Mapped I/O (MMIO) 領域を 3 GB 以上に設定しないと、VMware ESXi のデプロイで問題が発生する場合があります。
    • Microsoft Windows のデプロイと Active Directory ドメインへの参加を実行している場合は、Windows Active Directory との統合に記載されている考慮事項に従います。
  4. 特定の I/O アダプターのオペレーション・システム・デプロイメント・サポート制限を確認します。I/O アダプターのサポートについては、XClarity Administrator のサポート – 互換性に 関する Web ページを参照してください。

  5. XClarity Administrator とオペレーティング・システムがインストールされるデバイス (管理対象サーバー) の間のネットワーク接続が安定していることを確認します。
    SLES 11 SP4 をデプロイすると、ネットワーク接続が XClarity Administrator とデバイス間で失われた場合、デプロイメントが停止し、再開されない場合があります。これが発生した場合、ネットワーク環境を調べ、オペレーティング システムを再デプロイします。
  6. XClarity Administrator で少なくとも 1 つのネットワーク・ポートがオペレーティング・システム・イメージを管理およびデプロイするように設定されていることを確認します。

    XClarity Administrator ネットワーク・トポロジーは、「ネットワーク・アクセス」ページで構成できます。「ネットワーク・アクセス」ページについて詳しくは、ネットワーク・アクセスの構成を参照してください。

  7. データ・ネットワークへの接続に用いられている XClarity Administrator ネットワーク・ポートが、管理対象サーバーのデータ・ネットワーク・ポートと同じネットワークに存在するよう構成されていることを確認します。サーバーのポートは MAC アドレスによって指定されており、「オペレーティング・システム」>「ネットワーク設定」ページで構成できます。ネットワーク設定の編集について詳しくは、管理対象サーバーのネットワーク設定の構成を参照してください。
  8. ターゲット・サーバーにアクティブ化が据え置きされたサーバー・パターンまたは部分的にアクティブ化されたサーバー・パターンがないことを確認します。ターゲット・サーバーでサーバー・パターンのアクティブ化が据え置きされている、またはサーバー・パターンが部分的にアクティブ化されている場合は、サーバーを再起動してすべての構成設定を適用します。
  9. OS イメージのデプロイ」ページからサーバーのステータスを表示して、デプロイメント・ステータスが動作可能であることを確認します。ステータスが作動不能の場合は、ステータス・リンクをクリックして、オペレーティング・システム・デプロイメントに対してサーバーの準備ができていない理由を確認します。

    オペレーティング・システム・デプロイメントについて詳しくは、オペレーティング・システム・イメージのデプロイを参照してください。

  10. デバイスを、オペレーティング・システム・デプロイメントに対して選択された格納場所で確認できることを確かめます。
    ヒント
    オペレーティング・システム・デプロイメントが成功したことを確認するには、オペレーティング・システム・デプロイメント用に選択されたストレージ以外のすべてのストレージをサーバーから切り離します。