管理対象サーバーのネットワーク設定の構成
ネットワーク設定は、各サーバーに固有の構成オプションです。管理対象サーバーにオペレーティング・システムをデプロイする前に、そのサーバーのネットワーク設定を構成する必要があります。
このタスクについて
DHCP を使用して動的に IP アドレスを割り当てる場合は、MAC アドレスを構成する必要があります。
ホスト名
ホスト名は、以下の規則に従っている必要があります。
各管理対象サーバーのホスト名は固有でなければなりません。
ホスト名にはピリオド (.) で区切られた複数の文字列 (ラベル) を含めることができます。
各ラベルには ASCII 文字、数字、ダッシュ (-) を使用できます。ただし、文字列をダッシュで開始または終了することはできません。すべて数字にすることもできません。
最初のラベルの長さは 2 ~ 15 文字にすることができます。後続のラベルの長さは 2 ~ 63 文字にすることができます。
ホスト名の合計の長さが、255 文字を超えないようにしてください。
オペレーティング・システムがインストールされるホスト上にあるポートの MAC アドレス。
MAC アドレスはデフォルトで「自動」に設定されています。この設定は、デプロイメント用に構成して使用できるイーサネット・ポートを自動的に検出します。検出された最初の MAC アドレス (ポート) が、デフォルトで使用されます。別の MAC アドレスとの接続が検出された場合は、XClarity Administrator ホストが自動的に再起動され、新しく検出された MAC アドレスをデプロイメントに使用します。
「ネットワーク設定」ダイアログの「MAC アドレス」ドロップダウン・メニューから OS デプロイメントに使用されている MAC アドレス・ポートのステータスを確認できます。複数のポートが稼働している場合、またはすべてのポートがダウンしている場合、デフォルトでは AUTO が使用されます。
注仮想ネットワーク・ポートはサポートされていません。1 つの物理ネットワーク・ポートを使用して複数の仮想ネットワーク・ポートをシミュレートしないでください。
サーバーのネットワーク設定が AUTO に設定されている場合、XClarity Administrator はスロット 1 ~ 16 のネットワーク・ポートを自動的に検出できます。スロット 1 ~ 16 にあるポートのうち少なくとも 1 つは、XClarity Administrator に接続する必要があります。
スロット 17 以上のネットワーク・ポートを MAC アドレスに使用する場合、AUTO を使用できません。代わりに、サーバーのネットワーク設定を、使用する特定のポートの MAC アドレスに設定する必要があります。
ThinkServer サーバーでは、すべてのホスト MAC アドレスが表示されるわけではありません。多くの場合、AnyFabric Ethernet アダプターの MAC アドレスは「ネットワーク設定の編集」ダイアログにリストされます。他のイーサネット・アダプターの MAC アドレス (LAN-on-Motherboard など) はリストされません。アダプターの MAC アドレスが使用できない場合、非 VLAN デプロイメント用の自動方式を使用してください。
- IP アドレスとサブネット・マスク
- IP ゲートウェイ
- ドメイン・ネーム・システム (DNS) サーバー (2 つまで)
- 最大転送単位 (MTU) 速度
- VLAN IP モードが有効な場合は VLAN ID
VLAN を使用するように選択する場合は、構成しているホスト・ネットワーク・アダプターに VLAN ID を割り当てることができます。
手順
1 つ以上のサーバーのネットワーク設定を構成するには、以下の手順を実行します。
結果
「オペレーティング・システムのデプロイ: OS イメージのデプロイ」ページで、構成された各サーバーのデプロイメント・ステータスが「動作可能」となります。