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XClarity Management Hub 2.0ネットワークの構成

データセンターでネットワークをセットアップして XClarity Management Hub 2.0 を使用するのに役立つ以下のネットワークに関する考慮事項を確認してください。

ネットワーク設定を構成するには、「管理」ビューのコンテキスト・メニューで「ネットワーク」をクリックします。

ネットワーク・インターフェース (eth0)

XClarity Management Hub 2.0 は、管理およびデータ通信に単一のネットワーク・インターフェース (eth0) を使用します。ネットワークを構成する前に、以下の考慮事項を確認してください。
  • ネットワーク・インターフェースは検出と管理に使用されます。XClarity Management Hub 2.0 は、管理する予定のすべてのデバイスと通信できる必要があります。
  • ネットワーク・インターフェースは、できればファイアウォールを介してインターネットに接続する必要があります。

IPv4 アドレスの設定

XClarity Management Hub 2.0 は IPv4 ネットワーク設定を使用します。IP の割り当て方法、IPv4 アドレス、ネットワーク・マスク、およびデフォルト・ゲートウェイを構成することができます。

IP 割り当て方法については、静的に割り当てられた IP アドレスを使用するか、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サーバーから IP アドレスを取得するかを選択できます。静的 IP アドレスを使用する場合は、IP アドレス、ネットワーク・マスク、およびデフォルト・ゲートウェイを指定する必要があります。デフォルト・ゲートウェイは、ネットワーク・インターフェースと同じサブネットで有効な IP アドレスを指定する必要があります。

DHCP を使用して IP アドレスを取得する場合は、デフォルト・ゲートウェイも DHCP を使用します。

重要
  • 1 つの IP アドレス・スペースを別の IP アドレス・スペースに再マップするネットワーク・アドレス変換 (NAT) はサポートされていません。
  • 管理ハブが稼働した後で XClarity Management Hub 2.0 仮想アプライアンスの IP アドレスを変更すると、XClarity Orchestrator ポータルとすべての管理対象デバイスで接続の問題が発生します。IP アドレスを変更する必要がある場合は、ポータルから管理ハブを切り離し、IP アドレスを変更する前にすべての管理対象デバイスを管理解除します。IP アドレスの変更が完了したら、管理ハブをポータルに再接続し、デバイスを再管理します。
  • ネットワーク・インターフェースが DHCP を使用するように構成されている場合は、MAC アドレス の DHCP アドレスをベースにするか、または DHCP を構成して、リースの有効期限が切れないようにして通信の問題を避けることで、IP アドレスの変更が最小限に抑えされていることを確認します。DHCP リースの有効期限が切れたときに IP アドレスが変更された場合は、ポータルから管理ハブを切断 (削除) してから、再度接続する必要があります。

DNS 設定

XClarity Management Hub 2.0 は IPv4 ネットワーク設定を使用します。IP の割り当て方法、最大 2 つの静的 DNS IPv4 アドレス、カスタム・ホスト名およびドメインを構成できます。

IP 割り当て方法については、静的に割り当てられた IP アドレスを使用するか、DHCP サーバーから IP アドレスを取得するかを選択できます。静的 IP アドレスを使用するときは、少なくとも 1 つ (最大 2 つ) の DNS サーバーに対して IP アドレスを指定する必要があります。

DNS ホスト名とドメイン名を指定します。DHCP サーバーからドメイン名を取得するか、カスタム・ドメイン名を指定するかを選択できます。

DHCP サーバーを使用して IPv4 アドレスを割り当てる場合は、通信の問題を避けるために DHCP アドレス・リースが永続的になるように DHCP サーバーが構成されていることを確認します。DHCP リースの有効期限が切れたときに IP アドレスが変更された場合は、指定したホスト名とドメインは、DHCP リースの更新時に上書きされます。

Web プロキシ設定

オプションで、インターネットに直接アクセスできない場合に、管理ハブとポータル、Lenovo サポート Web サイト、およびその他の外部サービス間のアウトバウンド通信で HTTP2 Web プロキシーを使用するように Lenovo XClarity Management Hub 2.0 を構成できます。

重要
  • 必ず HTTP2 を使用してください

  • プロキシ・サーバーが終了しないプロキシーとしてセットアップされていることを確認します。

  • プロキシ・サーバーが転送プロキシーとしてセットアップされていることを確認します。

  • ロード・バランサーがセッションを 1 つのプロキシ・サーバーで保持し、他のサーバーに切り替えないように構成されていることを確認します。

オープン・ポート

Lenovo XClarity Management Hub 2.0オプションで、インターネット経由で直接アクセスする代わりに、ポータル、Lenovo サポート Web サイト、およびその他の外部サービス間の通信で Web プロキシを使用するように Lenovo XClarity Management Hub 2.0 を構成できます。

デバイスがファイアウォールで保護されている場合、そのファイアウォールの外側にある管理ハブからこれらのデバイスを管理するには、管理ハブと各デバイス上のベースボード管理コントローラーに関連するすべてのポートが開いていることを確認する必要があります。

サービスまたはコンポーネントアウトバウンド (外部システムで開いたポート)インバウンド (ターゲット・デバイスで開いたポート)
XClarity Management Hub 2.0
  • DNS - ポート 53 の UDP
  • NTP - ポート 123 の UDP
  • HTTPS - ポート 443 の TCP
  • SSDP - ポート 1900 の UDP
  • DHCP - ポート 67 の UDP
  • HTTPS - ポート 443 の TCP
  • SSDP - ポート 3276865535 の UDP
ThinkSystem および ThinkAgile サーバー
  • SFTP - ポート 115 の TCP
  • HTTPS – ポート 443 の TCP
  • SSDP 検出 – ポート 1900 の UDP
  • ファームウェア更新 - ポート 6990 の TCP
  • HTTPS – ポート 443 の TCP