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メモリーのガイドライン

メモリー・モジュールを計算ノードに取り付ける際に従う必要がある条件が多数あります。

最大のシステム・パフォーマンスを得るためのメモリー・モジュールの取り付け

本書の DIMM (メモリー) 装着順序は、計算ノードでサポートされるすべてのメモリー装着の組み合わせを示しています。これらの組み合わせの一部は、プロセッサー、メモリー・コントローラー、メモリー・チャネル間でのメモリーを均等に分散するため、他の組み合わせよりもパフォーマンスがよくなります。均等なメモリー構成により、プロセッサーのすべての装着済みメモリー・チャネル間のインターリーブが最適化されるため、メモリー・パフォーマンスが向上します。最大のメモリー・パフォーマンスを得るために均等なメモリー構成で装着するには、以下のガイドラインに従ってください。

  • 複数のプロセッサーが取り付けられている場合、すべてのプロセッサーが同じメモリー容量になるように、プロセッサー間で DIMM を均等にします。

  • プロセッサー・メモリー・コントローラー間で DIMM を均等にして、すべてのメモリー・コントローラーに正確に同じメモリー DIMM が装着されメモリー容量が同じになるようします。計算ノードの各プロセッサーには 2 つのメモリー・コントローラーがあり、各メモリー・コントローラーには 3 つのメモリー・チャネルがあります。各メモリー・チャネルには 2 つの DIMM スロットがあります。

  • 最適なパフォーマンスのために、すべてのメモリー・チャネルに装着します。

  • 各メモリー・コントローラーで、すべてのメモリー・チャネル間で DIMM が均等になるように、すべてのメモリー・チャネルを同じ DIMM 数、同じ合計メモリー容量、同じ合計メモリー・ランク数で構成します。

  • すべてのメモリー・チャネルを使用する必要がない、または使用できないメモリー構成の場合は、装着するメモリー・チャネルが同じ DIMM 数、同じ合計メモリー容量、同じ合計メモリー・ランク数になるようにします。

特定のメモリー装着構成でサポートされている場合は、以下のガイドラインに従うことでパフォーマンスを強化できます。

  • 装着するメモリー・チャネルごとに、各チャネルのランク数の合計が偶数になるように DIMM をランクで選択します。

  • メモリー・チャネルごとに複数の DIMM を装着する場合は、装着する各メモリー・チャネルごとに同一の DIMM を選択して DIMM スロットに装着します。たとえば、装着する各メモリー・チャネルごとに、同一の 16 GB DIMM 2 つを構成します。計算ノードが機能するためには、各メモリー・チャネルの DIMM が同一である必要はありませんが、同一の DIMM を使用するとメモリー・パフォーマンスが多少向上します。

メモリーを取り付ける場合のそのほかの規則

メモリー・モジュールを取り付ける場合は、以下の条件を守ってください。

  • メモリー・モジュールの取り付け順序に示した順序のみに従ってメモリー・モジュールを取り付けます。

  • 同じ計算ノード内で RDIMM と LR-DIMM を混用しないでください。

  • 指定された装着順序に従って、より容量が大きい (ランクの高い) DIMM から取り付けます。

  • DIMM の取り付けまたは取り外しを行うと、計算ノードの構成が変更されます。計算ノードを再起動すると、メモリー構成が変更されたことを示すメッセージが表示されます。計算ノードの構成を表示するには、Setup Utility を使用します。