ディスク・プールまたはボリューム・グループ内のボリュームの容量の拡張
start increaseVolumeCapacity volumeコマンドは、ディスク・プールまたはボリューム・グループ内の標準ボリュームまたはリポジトリー・ボリュームの容量を拡張します。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
構文
start increaseVolumeCapacity volume="<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111703" className="keyword varname">volumeName</var>"
incrementalCapacity=<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111711" className="keyword varname">volumeCapacity</var>
[addDrives=(<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111712" className="keyword varname">trayID1</var>,[<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111713" className="keyword varname">drawerID1</var>,]<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111714" className="keyword varname">slotID1</var> ... <var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111715" className="keyword varname">trayIDn</var>,[<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111716" className="keyword varname">drawerIDn</var>,]<var id="GUID-4801BA97-1BB6-4937-9A24-FFBF9EBDD9A8__V1111717" className="keyword varname">slotIDn</var>)]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
volume | 容量を拡張するディスク・プールまたはボリューム・グループ内のボリュームの名前。ボリューム名は二重引用符 ("") で囲みます。 |
incrementalCapacity | ボリュームのストレージ・サイズ (容量) を拡張するための設定。サイズは、 bytes 、 KB 、 MB 、 GB 、 TB のいずれかの単位で定義します。デフォルト値は bytes です。 |
addDrives | ボリュームに新しいドライブを追加するための設定。 大容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブのトレイIDの値、ドロワーIDの値、およびスロットIDの値を指定します。小容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブのトレイIDの値とスロットIDの値を指定します。トレイ ID の値は、 0 ~ 99 です。ドロワー ID の値は、 1 ~ 5 です。 スロット ID の最大値はすべて 24 です。スロット ID の値は、トレイのモデルに応じて 0 または 1 で始まります。DE2000H / DE4000H / DE4000F / DE6000H / DE6000F コントローラーと互換性のあるドライブ・トレイのスロット ID 番号は 0 から始まります。 トレイ ID の値、ドロワー ID の値、およびスロット ID の値は角かっこ ([ ]) で囲みます。 重要 addDrives パラメーターは、ボリューム・グループの容量を拡張する場合にのみ使用できます。このパラメーターを使用してディスク・プールの容量を拡張することはできません。 |
注記
drive パラメーターがコマンド構文の有効な入力値として表示される場合があります。しかし、このコマンドで drive パラメーターを使用することはできません。
incrementalCapacity パラメーターを設定すると、長時間の処理 (途中で停止できません) が開始されます。長時間の処理はバックグラウンドで実行され、他のコマンドの実行が妨げられることはありません。長時間の処理の進捗状況を表示するには、 show volume actionProgress コマンドを使用します。
addDrives パラメーターは、大容量ドライブ・トレイと小容量ドライブ・トレイの両方をサポートします。大容量ドライブ・トレイには、ドライブを格納するドロワーがあります。ドロワーをドライブ・トレイから引き出して、ドライブへのアクセスを提供します。小容量ドライブ・トレイにはドロワーはありません。大容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブ・トレイの識別子 (ID)、ドロワーのID、ドライブが格納されているスロットのIDを指定する必要があります。小容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブ・トレイのIDと、ドライブが格納されているスロットのIDのみを指定する必要があります。小容量ドライブ・トレイの場合、ドライブ・トレイの ID を指定し、ドロワーの ID を 0 に設定し、ドライブが格納されているスロットの ID を指定する方法でも、ドライブの場所を特定できます。