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ボリュームのパリティのチェック

check volume parity コマンドは、ボリュームのパリティ・エラーとメディア・エラーをチェックして、チェック結果をファイルに書き込みます。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。

構文

check volume [<var id="GUID-A86B739A-120E-4387-A0AD-E8B41C5191E1__V1111325" className="keyword varname">volumeName</var>] parity 
[parityErrorFile=<var id="GUID-A86B739A-120E-4387-A0AD-E8B41C5191E1__V1111326" className="keyword varname">filename</var>]
[mediaErrorFile=<var id="GUID-A86B739A-120E-4387-A0AD-E8B41C5191E1__V1111327" className="keyword varname">filename</var>]
[priority=(highest | high | medium | low | lowest)]
[startingLBA=LBAvalue]
[endingLBA=LBAvalue]
[verbose=(TRUE | FALSE)]

パラメーター

パラメーター説明
volume パリティをチェックする特定のボリュームの名前。ボリューム名は角かっこ ([ ]) で囲みます。ボリューム名が特殊文字を含んでいる場合または数字のみで構成される場合は、識別子を二重引用符 (" ") で囲んだ上で角かっこで囲む必要があります。
parityErrorFile

パリティ・エラー情報の保存先となるファイル・パスとファイル名。ファイル名は二重引用符 (" ") で囲みます。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\logs\parerr.txt"

このコマンドでは、保存されたファイルにファイルの拡張子は自動的に追加されません。ファイル名にはファイル拡張子を指定する必要があります。

mediaErrorFile

メディア・エラー情報の保存先となるファイル・パスとファイル名。ファイル名は二重引用符 (" ") で囲みます。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\logs\mederr.txt"

このコマンドでは、保存されたファイルにファイルの拡張子は自動的に追加されません。ファイル名にはファイル拡張子を指定する必要があります。

priority ホストのI/Oアクティビティに対するパリティ・チェックの優先度。有効な値は、 highest high medium low 、または lowest です。最低ではシステム・パフォーマンスが優先されますが、パリティ・チェックに時間がかかります。優先度を最も低くするとシステム・パフォーマンスは向上しますが、パリティ・チェックにかかる時間が長くなります。優先度を最も高くすると、パリティ・チェックにかかる時間は短縮されますが、システム・パフォーマンスが低下する可能性があります。
startingLBA 論理ブロックの開始アドレス。
endingLBA 論理ブロックの終了アドレス。
verbose ボリュームのパリティのスキャン中に進捗状況の詳細 (完了した割合など) をキャプチャーして情報を表示するための設定。進捗状況の詳細をキャプチャーするには、このパラメーターを TRUE に設定します。進捗状況の詳細をキャプチャーしない場合は、このパラメーターを FALSE に設定します。

注記

論理ブロックの開始アドレスと論理ブロックの終了アドレスは、非常に大規模な単一ボリュームのLUNまたはネームスペースに役立ちます。非常に大規模な単一ボリュームのLUNまたはネームスペースにおけるボリュームのパリティ・チェックには時間がかかる可能性があります。データ・ブロックの開始アドレスと終了アドレスを定義することで、ボリュームのパリティ・チェックの完了までにかかる時間を短縮できます。