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sslcfg コマンド

IMM の SSL を表示および構成し、証明書を管理するには、このコマンドを使用します。

sslcfg コマンドは、新規の暗号鍵と自己署名証明書、または証明書署名要求 (CSR) を生成するために使用します。

構文:
sslcfg [-options]
表 1. sslcfg オプション
オプション説明
-serverWeb over HTTPS のステータスenabled、disabled
  • Web over HTTPS は、証明書が設定されている場合にのみ有効にできます。
  • 証明書を完全に無効にするには、-rm を使用します。
-clientセキュア LDAP ステータスenabled、disabled
SSL クライアントは、有効なサーバーまたはクライアントの証明書が提供されている場合にのみ有効にすることができます。
-cert自己署名証明書の生成server、client、sysdir、storekey
  • 自己署名証明書を生成する際には、-c-sp-cl-on、および -hn コマンド・オプションの値は必須です。
  • 自己署名証明書を生成する際には、-cp-ea-ou-s-gn-in、および -dq コマンド・オプションの値はオプションです。
-csrCSR の生成server、client、sysdir、storekey
  • CSR を生成する際には、-c-sp-cl-on、および -hn コマンド・オプションの値は必須です。
  • CSR を生成する際には、-cp-ea-ou-s-gn-in-dq-cpwd、および -un コマンド・オプションの値はオプションです。
-formエクスポートされる CSR または証明書の形式。der, pem (デフォルト pem)
-algoCSR アルゴリズムp256、p384、rsa2048、rsa3072、rsa4096
-algo オプションがない場合、デフォルト値 (p256) が設定されます。
-rm証明書の削除server、storekey
デフォルトの自己署名証明書 (サーバー) は、現在の証明書が削除された後に自動的に生成されます。
-iTFTP/SFTP サーバーの IP アドレス有効な IP アドレス
証明書のアップロード、または証明書あるいは CSR のダウンロードの際には、TFTP または SFTP サーバーの IP アドレスを指定する必要があります。
-pnTFTP/SFTP サーバーのポート番号有効なポート番号 (デフォルト 69/22)
-uSFTP サーバーのユーザー名有効なユーザー名
-pwSFTP サーバーのパスワード有効なパスワード
-l証明書ファイル名有効なファイル名
証明書または CSR をダウンロードあるいはアップロードする際には、ファイル名は必須です。ダウンロードを行う場合にファイル名が指定されないと、ファイルのデフォルト名が使用され、表示されます。
-dnldリモート・ホストへの指定したファイルのエクスポートこのオプションでは引数を使用せず、-cert または -csr と、-i および -l コマンド・オプションとともに使用する必要があります。
-upld証明書ファイルのインポートこのオプションには引数を使用しませんが、-cert-i、および -l コマンド・オプションは指定する必要があります。
-tcxSSL クライアントのトラステッド証明書 ximport、download、remove
トラステッド証明書の番号 x は、コマンド・オプションで 1 から 4 の整数として指定されます。
自己署名証明書または CSR を生成するために必要なオプション
自己署名証明書または CSR を生成する際には必須です。
-c国別コード (2 文字)
-sp都道府県/州引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-cl市区町村または地方引用符で区切ったストリング (最大 50 文字)
-on組織名引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-hnBMC ホスト名ストリング (最大 60 文字)
自己署名証明書または CSR を生成するための任意のオプション
自己署名証明書または CSR を生成する際にはオプションです。
-cp連絡先担当者引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-ea連絡先担当者のメール・アドレス有効なメール・アドレス (最大 60 文字)
-ou組織単位引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-s引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-gn引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
-inイニシャル引用符で区切ったストリング (最大 20 文字)
-dqドメイン名の修飾子引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
CSR を生成するための任意のオプション
CSR を生成する際にはオプションです。
-cpwdチャレンジ・パスワードストリング (最小 6 文字、最大 30 文字)
-un非構造化名引用符で区切ったストリング (最大 60 文字)
例:
system> sslcfg
-server enabled
-client disabled
-sysdir enabled
SSL Server Certificate status:
A self-signed certificate is installed
SSL Client Certificate status:
A self-signed certificate is installed
SSL Client Trusted Certificate status:
Trusted Certificate 1: Not available
Trusted Certificate 2: Not available
Trusted Certificate 3: Not available
Trusted Certificate 4: Not available

クライアント証明書の例:

  • ストレージ・キー用の CSR を生成するには、次のコマンドを入力します。
    system> sslcfg -csr storekey -c US -sp NC -cl rtp -on LNV -hn XCC-5cf3fc -cp Contact -ea "" -ou""
    ok
  • IMM から別のサーバーに証明書をダウンロードするには、次のコマンドを入力します:
    system> sslcfg -csr storekey -dnld -i 192.168.70.230 -l storekey.csr
    ok
  • 証明機関 (CA) によって処理された証明書をアップロードするには、次のコマンドを入力します。
    system> sslcfg -cert storekey -upld -i 192.168.70.230 -l tklm.der
  • 自己署名証明書を生成するには、次のコマンドを入力します。
    system> sslcfg -cert storekey -c US -sp NC -cl rtp -on LNV -hn XCC-5cf3fc -cp Contact -ea "" -ou "
    ok

SKLM サーバー証明書の例:

  • SKLM サーバー証明書をインポートするには、次のコマンドを入力します。
    system> storekeycfg -add -ip 192.168.70.200 -f tklm-server.der
    ok