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デバイスを検出できない

この情報を使用して、管理可能なデバイスを探索するときの問題をトラブルシューティングしてください。

  • Lenovo XClarity Orchestrator でそのデバイスがサポートされていることを確認します。サポートされるデバイスのリストについては、サポートされるハードウェアおよびソフトウェア – XClarity Orchestrator を参照してください。
  • ネットワーク上のデバイスに XClarity Orchestrator から到達できることと、ネットワーク上の XClarity Orchestrator にデバイスから到達できることを確認します。
  • ファイアウォールで正しいポートが開いていることを確認します。ポート要件については、利用可能なポート を参照してください。
  • サポートされるハードウェアおよびソフトウェア – XClarity Orchestrator を使用して管理する各サーバーに、最小限必要なファームウェアがインストールされていることを確認します。
  • ユニキャストおよびマルチキャスト SLP がネットワーク上で有効になっていることを確認します。
  • ThinkEdge クライアント・デバイスの場合、UDC エージェントがデバイスにインストールされていることを確認します。詳しくは、ThinkEdge クライアント・デバイスの管理 を参照してください。
  • ThinkServer サーバーの場合:
    • サーバーの管理 Web インターフェースを使用して、サーバーのホスト名が有効なホスト名または IP アドレスを使用して構成されていることを確認します。
    • ThinkServer System Manager (TSM) 上で SLP が有効になっており、ホスト名が有効になっていることを確認します。
      SLP がどのThinkServer サーバーで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、WBEM サービスに SLP 要求照会を送信します。
      $ slptool findsrvs service:wbem
      service:wbem:http://<TSM_IP>:5988,65535
      service:wbem:https://<TSM_IP>:5989,65535
      SLP が特定の ThinkServer で有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、WBEM サービスに SLP 要求照会を送信します。
      $ slptool unicastfindattrs <TSM_IP>  service:wbem
      (template-type=wbem),(template-version=2.0),(template-url-syntax=service:URL),
      (service-hi-name=qom),(service-hi-description=Quasi Object Manager 1.0.0),
      (CommunicationMechanism=cim-xml),(CommunicationMechanismsVersion=1.0),
      (MultipleOperationsSupported=false),(AuthenticationMechanismsSupported=Basic),
      (InteropSchemaNamespace=root/interop),(service-id=Lenovo G5 WBEM Service)
      デバイスが SLP 要求に応答しない場合は、以下のパラメーターを使用して TSM に IPMI コマンドを送信し、TSM ファームウェアを再起動します。TSM が再起動するまでに数分かかる場合があります。
      NetFn = 0x06
      Command = 0x03
      Data = ()

      次の例では、ipmitool オープン・ソース・ツールを使用して SLP を有効にします。
      $ ipmitool -H <TSM_IP> -U <IPMI_user> -P <IPMI_pw> raw 0x06 0x03
  • RackSwitch スイッチの場合は、SLPが有効になっており、ホスト名が構成スイッチで設定されていることを確認します。
    • ThinkSystem DB シリーズおよび NVIDIA Mellanox スイッチは検出できません。これらのスイッチを管理するには、「新しいデバイスの検出と管理」ページで「手動入力」をクリックして、スイッチの IP アドレスを手動で入力します。
    • その他のスイッチの場合は、SLP が有効になっており、ホスト名がスイッチ構成で設定されていることを確認します。
      SLP がどのスイッチで有効にされているかを判別するには、優先SLPツールを使用して、次のSLPマルチキャスト要求を送信します。この要求は、SLP ツールが実行中のサーバーと同じサブネット上にあるスイッチだけを検索します。
      $ slptool findsrvs service:io-device.Lenovo:management-module
      service:io-device.Lenovo:management-module://<RackSwitch IP>,64225
      SLP が特定のスイッチで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、次のユニキャスト SLP 要求を送信します。
      $ slptool findattrs service:io-device.Lenovo:management-module://<RackSwitch IP>
      (level=1.0),(Type=switch),(data-protocols=ethernet),(serial-number=US7116000D),
      (sysoid=1.3.6.1.4.1.26543.1.7.6),(ipv4-enabled=TRUE),(ipv4-address=<RackSwitch IP>),
      (ipv6-enabled=FALSE),ipv6-addresses,(ipv4-mgmt-protocols=http:80:true,https:443:true,
      telnet:23:true,ssh:22:true,snmpv1v2v3:161:true,snmpv3only:161:false),
      (snmp-engineid=80:00:67:af:03:08:17:f4:33:d3),
      (ssh-fingerprint=8a:43:cb:be:47:d9:31:37:7a:3b:80:f6:dd:00:61:a6),
      (deviceName=<RackSwitch hostname>)
  • Lenovo Storage デバイス (ThinkSystem DE シリーズ以外):

    SLP が有効になっており、ネットワークが XClarity Orchestrator とストレージ・デバイス間の SLP 通信をブロックしていないことを確認します。

    SLP がどのストレージ・デバイスで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、API サービスに SLP 要求照会を送信します。
    $ slptool findsrvs service:api 
    service:api:https://<controller_IP>:443/api,65535
    service:api:https://<controller_IP>:443/api,65535
    SLP が特定のストレージ・デバイスで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、API サービスに SLP 要求照会を送信します。
    $ slptool unicastfindattrs <em className="ph i"><CONTROLLER_IP></em> service:api
    (x-system-name=S3200_5.65),(x-system-location=rack\2Crack\2Crack),(x-system-contact=Support contact),
    (x-system-information=S3200_65),(x-vendor-name=Lenovo),(x-product-id=S3200),(x-product-brand=Storage),
    (x-midplane-serial-number=00C0FF2682A8),(x-platform-type=Gallium),(x-bundle-version=""),
    (x-build-date=""),(x-health=OK),(x-wwnn=208000c0ff2682a8),(x-mac-address=00:00:00:00:00:EB)
    ストレージ・デバイスが SLP 要求に応答しない場合:
    • ネットワークでデバイス間の SLP 通信が許可されていることを確認します。
    • ストレージ・デバイスに「Storage Management Initiative Specification (SMI-S)」が有効になっていることを確認し、管理 Web インターフェースまたは CLI を使用してストレージ・デバイスを再起動します。