メモリー・ミラーリング
メモリー・ミラーリング・モードは、合計システム・メモリー容量を半分に減少しながら完全なメモリー冗長性を提供します。メモリー・チャネルはペアでグループ化され、ペアのチャネルはそれぞれ同じデータを受信します。障害が起こると、メモリー・コントローラーは、1 次チャネルの DIMM から、バックアップ・チャネルの DIMM に切り替えます。メモリー・ミラーリングの DIMM 取り付け順序は、計算ノードに取り付けられているプロセッサーおよび DIMM の数によって異なります。
1 DIMM 25 ~ 30 | 6 プロセッサー・ソケット 2 |
2 プロセッサー・ソケット 3 | 7 DIMM 19 ~ 24 |
3 DIMM 1 ~ 6 | 8 プロセッサー・ソケット 4 |
4 プロセッサー・ソケット 1 | 9 DIMM 43 ~ 48 |
5 DIMM 7 ~ 18 | 10 DIMM 31 ~ 42 |
メモリー・コントローラー | コントローラー 0 | コントローラー 1 | |||||||||||
チャネル | チャネル 2 | チャネル 1 | チャネル 0 | チャネル 0 | チャネル 1 | チャネル 2 | |||||||
スロット | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
DIMM 番号 (プロセッサー 1) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
DIMM 番号 (プロセッサー 2) | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
メモリー・コントローラー | コントローラー 1 | コントローラー 0 | |||||||||||
チャネル | チャネル 2 | チャネル 1 | チャネル 0 | チャネル 0 | チャネル 1 | チャネル 2 | |||||||
スロット | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
DIMM 番号 (プロセッサー 3) | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | |
DIMM 番号 (プロセッサー 4) | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 |
メモリー・ミラーリングにより、最大使用可能メモリーは取り付けられているメモリーの半分に減少します。たとえば、計算ノードに 64 GB のメモリーが取り付けられている場合、メモリー・ミラーリングを有効にすると 32 GB のアドレス可能メモリーのみが有効です。
DIMM はプロセッサーごとにペアで取り付けます。ペアの各 DIMM は、サイズおよびアーキテクチャーが同一でなければなりません。
各メモリー・チャネルの DIMM は同一の密度でなければなりません。
2 つのメモリー・チャネルに DIMM がある場合、ミラーリングは、2 個の DIMM にわたって発生します (チャネル 0/1 は両方ともプライマリー/セカンダリー・メモリー・キャッシュを含みます)。
3 つのメモリー・チャネルに DIMM がある場合、ミラーリングは、3 個の DIMM にわたって発生します (チャネル 0/1、チャネル 1/2、およびチャネル 2/0 はすべて、プライマリー/セカンダリー・メモリー・キャッシュを含みます)。
サポートされている各プロセッサー構成に対するメモリー・ミラーリング DIMM 装着順序は、次のトピックのいずれかで示されています。