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カスタム・レポート (クエリ) の作成

アラート、イベント、インベントリー、デバイス・メトリック、またはカスタム・メトリック (集約) などの収集されたデータに基づいてクエリを定義することにより、カスタムの表形式のレポートおよびグラフィカル・レポートを Lenovo XClarity Orchestrator に追加できます。 

始める前に

重要
XClarity Orchestrator でのカスタム分析レポートの作成には、データベースおよびデータベース照会の基本的な理解が必要です。

このタスクについて

カスタム・レポートを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Orchestrator メニュー・バーで、「分析 (「分析」アイコン) > 分析」をクリックして、「カスタマイズされたクエリ」カードを表示します。

    「カスタム照会」カード
  2. 作成」アイコン (「追加」アイコン) をクリックして、「カスタム・クエリの作成」ダイアログを表示します。
  3. このカスタム・クエリの固有名を指定します。
  4. このクエリのソースとして使用するデータのタイプを選択します。
    次のデータ・ソースのタイプのいずれかを選択できます。
    • アラート。調査とユーザー操作が必要になるハードウェアまたは管理の状態
    • イベント。リソースと監査イベント
    • イベント - リソース。管理対象デバイス、リソース・マネージャー、または XClarity Orchestrator で発生したハードウェアまたは Orchestrator の状態。
    • イベント - 監査。リソース・マネージャーまたは XClarity Orchestrator から実行されたユーザー・アクティビティ
    • インベントリー - マネージャー。リソース・マネージャーのインベントリー・データ
    • インベトリー - デバイス。すべてのタイプの管理対象デバイスのインベントリー・データ
    • インベトリー - デバイス - サーバー。管理対象サーバーのインベントリー・データ
    • インベトリー - デバイス - スイッチ。管理対象スイッチのインベントリー・データ
    • インベトリー - デバイス - ストレージ。管理対象ストレージ・デバイスのインベントリー・データ
    • インベトリー - デバイス - シャーシ。管理対象シャーシのインベントリー・データ
    • CPUTemp。管理対象デバイスの各プロセッサーの温度 (摂氏) のメトリック・データ。メトリックは 1 分ごとに収集されます。
    • CPUUtilizationStats。管理対象デバイスのプロセッサー使用率のメトリック・データ (パーセント)。メトリックは 1 分ごとに収集されます。
    • InletAirTemp。管理対象デバイスの吸気口の温度 (摂氏) のメトリック・データ。温度は 1 分ごとに収集されます。
    • MemoryUtilizationStats。管理対象デバイスのメモリー使用量のメトリック・データ (パーセント)。メトリックは 1 分ごとに収集されます。
    • PowerMetrics。管理対象デバイスのすべてのプロセッサー、メモリー・モジュール、またはシステム全体の消費電力のメトリック・データ (ワット)。これらのメトリックは 30 秒ごとに収集されます。
    • PowerSupplyStats。管理対象デバイスのパワー・サプライの入出力のメトリック・データ (ワット)。これらのメトリックは 30 秒ごとに収集されます。

    リストされているデータ・ソースのタイプ (アラート、イベント、インベントリー、およびメトリック) は、XClarity Orchestrator で使用可能なデータによって異なります。たとえば、アラート・データが使用可能な場合は、アラート・タイプがリストされます。イベント・データが使用可能な場合は、すべてのイベント - * タイプがリストされます。

    選択済みデータ・ソースは、「クエリ条件」タブで使用可能なデータに影響を及ぼします。「インベントリー - デバイス」などの汎用タイプを選択した場合は、すべてのデバイスに共通の属性のみがリストされます。「インベントリー - デバイス - サーバー」を選択した場合は、すべてのサーバーに共通の属性がリストされます。

  5. クエリ条件」をクリックして、レポートのクエリ条件を定義します。
    1. このクエリに使用するデータを絞り込みます。
      1. フィルタリングされたフィールド」ドロップダウン・リストから 1 つ以上のフィールドを選択します。手順 4 で選択したデータ・ソース・タイプに基づいてリストされているフィールド。
      2. 複数のフィルター・フィールドを選択した場合は、クエリの作成に使用する演算子を選択します。これは以下のいずれかの値です。
        • AND。すべての値が一致している必要があります。
        • OR。1 つ以上の値が一致している必要があります。
        • AND (否定)」。すべての値が一致していない必要があります。
        • OR (否定)」。1 つ以上の値が一致していない必要があります。
      3. 選択済みのフィルタリングされた各フィールドについて、「比較」ドロップダウン・リストから比較演算子を選択し、フィールドの値を選択します。
        使用可能な比較演算子は、属性のデータ・タイプによって異なります。
        • >=以上の値を指定された値に一致させます
        • <=以下の値を指定された値に一致させます
        • >」。より大きい値を指定された値に一致させます
        • <」。未満の値を指定された値に一致させます
        • =.等しい値を指定された値に一致させます
        • !=.以外の値を指定された値に一致させます
        • Contains。(インベントリーおよびイベント・クエリのみ) 配列で指定された一部の値を一致させます
        • In。(インベントリーおよびイベント・クエリのみ) 配列で指定されたすべての値を一致させます
        • NotIn。(インベントリーおよびイベント・クエリのみ) 配列で指定されたどの値も一致させません
        ヒント
        いずれかのフィールドの現在の値を検索するには、同じデータ - ソース・タイプを使用して新しいクエリを作成し、「グループ化されたフィールド」ドロップダウン・リストでフィールド名を選択し、「限度」に 0 を指定して、「保存」をクリックします。「グラフ オプション」タブには、現在のすべての値のリストが表示されます。
    2. オプションで、「結果の集約」セクションで集約関数を選択して、フィルタリングされたデータに基づいて新しいフィールドを作成し、新しいフィールドの名前 (別名) を指定します。

      平均や最大などの一部の集約関数では、関数を適用するフィールドも指定する必要があります。

      イベントおよびインベントリー・クエリの場合は、以下のいずれかの関数を選択できます。

      • Average。すべての値の統計的な平均値
      • Sum。すべての値の合計
      • Count。値の数
      • Maximum。最大値
      • Minimum。最小値
      • 最初。最も古いタイムスタンプの値
      • 最後。最も新しいタイムスタンプの値

      メトリック・クエリの場合は、次のいずれかの関数を選択できます。

      • Count。null 以外の値の数
      • Distinct。固有値のリスト
      • Integral。平均フィールド値
      • Mean。値の算術平均 (平均)
      • Median。中央値
      • Mode。最も頻度の高い値
      • Spread。最小値と最大値の差
      • Stddev。標準偏差
      • Sum。すべての値の合計
    3. オプションで、「グループ化されたフィールド」ドロップダウン・リストで、クエリ結果をグループ化するために使用するフィールドを選択します。

      グループ化されたフィールドを選択した場合、XClarity Orchestrator は選択したフィールドの各値にデータ・ポイントが存在するように、データをアンワインド (分解) します。

    4. オプションで、「フィールドで並び替え」ドロップダウン・リストでフィールドを選択し、「ソート順序」ドロップダウン・リストでソート順序を選択して、クエリ結果を並べ替える方法を選択します。

      メトリック・クエリの場合、時間でのみ並べ替えることができます。

    5. オプションで、クエリ結果に返すデータ・ポイントの数を「限度」フィールドに指定します。

      デフォルトの制限は 10 です。0 を指定するか、空のままにしておくと、すべてのデータ・ポイントが返されます。

      オプションで、「オフセット」フィールドのクエリ結果で、スキップするデータ・ポイントの数を指定することもできます。

    6. (メトリック・クエリのみ) グループ化されたフィールドを選択した場合は、オプションでクエリ結果に返されるデータ・セットの数を「系列の制限」フィールドで指定します。

      デフォルトの制限は空 (0) です。0 を指定するか、空のままにしておくと、すべてのデータ・セットが返されます。

      オプションで、「系列のオフセット」フィールドのクエリ結果で、スキップするデータ・セットの数を指定することもできます。

    7. 保存」をクリックしてクエリを保存し、レポートを生成します。
  6. レポートのルック・アンド・フィールを選択するには、「グラフ・オプション」をリックします。次のタイプのグラフがあります。
    • テーブル。データを表形式で表示します。
    • 」。データをグラフィカルな棒グラフで表示します。x 軸と y 軸に使用するフィールドを選択します。
    • 」。データをグラフィカルな円グラフで表示します。x 軸と y 軸に使用するフィールドを選択します。

      データがグループ化されていない場合にのみ円グラフの使用を選択できます。

  7. 作成」をクリックして、現在のクエリ結果に関するレポートを含む新しいカードを追加します。

終了後

カスタマイズされたクエリ」カードから、以下の操作を実行できます。
  • カスタム・レポート・カードの「拡大」アイコン (「プロパティ・グラフ」アイコン) をクリックして、カスタム・レポートを拡大します。

    表形式のレポートの場合、「カスタマイズされたクエリ」カードのレポート・アイコンには、テーブルの最初の 4 列のみが表示されます。レポートを拡大して、テーブル内のすべての列を表示できます。

    テーブル列の「詳細の確認」リンクは、列に複数のデータ・フィールドが含まれていることを示します。「詳細の確認」リンクをクリックすると、その他のデータを一覧表示するポップアップ・テーブルが表示されます。

  • カードの「編集」アイコン (「編集」アイコン) をクリックして、カスタム・レポートのプロパティを変更します。
  • カードの「削除」アイコン (「削除」アイコン) をクリックして、カスタム・レポートを削除します。