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デバイスを検出できない

この情報を使用して、管理可能なデバイスを探索するときの問題をトラブルシューティングしてください。

  1. Lenovo XClarity Administrator でそのデバイスがサポートされていることを確認します。サポートされるデバイスのリストについては、「XClarity Administrator のサポート – 互換性に 関する Web ページ」を参照してください。「互換性」タブをクリックして、該当するデバイス・タイプのリンクをクリックします。

  2. ネットワーク上のデバイスに XClarity Administrator から到達できることと、ネットワーク上の XClarity Administrator にデバイスから到達できることを確認します。

  3. ファイアウォールで正しいポートが開いていることを確認します。ポートの要件について詳しくは、 利用可能なポートを参照してください。

  4. ユニキャストおよびマルチキャスト SLP がネットワーク上で有効になっていることを確認します。
  5. ThinkServer サーバーの場合

    1. サーバーの管理 Web インターフェースを使用して、サーバーのホスト名が有効なホスト名または IP アドレスを使用して構成されていることを確認します。

    2. ThinkServer System Manager (TSM) 上で SLP が有効になっており、ホスト名が有効になっていることを確認します。

      • SLP がどのThinkServer サーバーで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、WBEM サービスに SLP 要求照会を送信します。

        $ slptool findsrvs service:wbem
        service:wbem:http://<TSM_IP>:5988,65535
        service:wbem:https://<TSM_IP>:5989,65535
      • SLP が特定の ThinkServer で有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、WBEM サービスに SLP 要求照会を送信します。

        $ slptool unicastfindattrs <TSM_IP> service:wbem
        (template-type=wbem),(template-version=2.0),(template-url-syntax=service:URL),
        (service-hi-name=qom),(service-hi-description=Quasi Object Manager 1.0.0),
        (CommunicationMechanism=cim-xml),(CommunicationMechanismsVersion=1.0),
        (MultipleOperationsSupported=false),(AuthenticationMechanismsSupported=Basic),
        (InteropSchemaNamespace=root/interop),(service-id=Lenovo G5 WBEM Service)
      • デバイスが SLP 要求に応答しない場合は、以下のパラメーターを使用して TSM に IPMI コマンドを送信し、TSM ファームウェアを再起動します。TSM が再起動するまでに数分かかる場合があります。

        NetFn = 0x06
        Command = 0x03
        Data = ()

        次の例では、 ipmitool オープン・ソース・ツールを使用して SLP を有効にします。

        $ ipmitool -H <TSM_IP> -U <ipmi_user> -P <ipmipassword> raw 0x06 0x03
  6. RackSwitch スイッチの場合は、SLPが有効になっており、ホスト名が構成スイッチで設定されていることを確認します。

    • ThinkSystem DB シリーズ・スイッチは検出できません。これらのスイッチを管理するには、「新しいデバイスの検出と管理」ページで「手動入力」をクリックして、スイッチの IP アドレスを手動で入力します。

    • NVIDIA Mellanox スイッチを検出できません。これらのスイッチを管理するには、「新しいデバイスの検出と管理」ページで「手動入力」をクリックして、スイッチの IP アドレスを手動で入力します。

    • その他のスイッチの場合は、SLP が有効になっており、ホスト名がスイッチ構成で設定されていることを確認します。

      • SLP がどのスイッチで有効にされているかを判別するには、優先SLPツールを使用して、次のSLPマルチキャスト要求を送信します。

        この要求は、SLP ツールが実行中のサーバーと同じサブネット上にあるスイッチだけを検索します。
        $ slptool findsrvs service:io-device.Lenovo:management-module
        service:io-device.Lenovo:management-module://<RackSwitch IP>,64225
      • SLP が特定のスイッチで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、次のユニキャスト SLP 要求を送信します。

        $ slptool findattrs service:io-device.Lenovo:management-module://<RackSwitch IP>
        (level=1.0),(Type=switch),(data-protocols=ethernet),(serial-number=US7116000D),
        (sysoid=1.3.6.1.4.1.26543.1.7.6),(ipv4-enabled=TRUE),(ipv4-address=<RackSwitch IP>),
        (ipv6-enabled=FALSE),ipv6-addresses,(ipv4-mgmt-protocols=http:80:true,https:443:true,
        telnet:23:true,ssh:22:true,snmpv1v2v3:161:true,snmpv3only:161:false),
        (snmp-engineid=80:00:67:af:03:08:17:f4:33:d3),
        (ssh-fingerprint=8a:43:cb:be:47:d9:31:37:7a:3b:80:f6:dd:00:61:a6),
        (deviceName=<RackSwitch hostname>)
  7. (ThinkSystem DE シリーズ以外の) Lenovo Storage デバイスの場合、SLP が有効になっており、ネットワークが XClarity Administrator とストレージ・デバイス間の SLP 通信をブロックしていないことを確認します。

    • SLP がどのストレージ・デバイスで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、API サービスに SLP 要求照会を送信します。

      $ slptool findsrvs service:api 
      service:api:https://<controller_IP>:443/api,65535
      service:api:https://<controller_IP>:443/api,65535
    • SLP が特定のストレージ・デバイスで有効にされているかを判別するには、優先 SLP ツールを使用して、API サービスに SLP 要求照会を送信します。

      $ slptool unicastfindattrs <em className="ph i"><CONTROLLER_IP></em> service:api
      (x-system-name=S3200_5.65),(x-system-location=rack\2Crack\2Crack),(x-system-contact=Support contact),
      (x-system-information=S3200_65),(x-vendor-name=Lenovo),(x-product-id=S3200),(x-product-brand=Storage),
      (x-midplane-serial-number=00C0FF2682A8),(x-platform-type=Gallium),(x-bundle-version=""),
      (x-build-date=""),(x-health=OK),(x-wwnn=208000c0ff2682a8),(x-mac-address=00:00:00:00:00:EB)
    ストレージ・デバイスが SLP 要求に応答しない場合:
    • ネットワークでデバイス間の SLP 通信が許可されていることを確認します。

    • ストレージ・デバイスに「Storage Management Initiative Specification (SMI-S)」が有効になっていることを確認し、管理 Web インターフェースまたは CLI を使用してストレージ・デバイスを再起動します。