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ファームウェア更新の適用とアクティブ化

Lenovo XClarity Administrator では、管理対象デバイスにファームウェア更新が自動的に適用されません。コンプライアンス・ポリシーの有無を問わずファームウェア更新を適用できます。

始める前に

コンプライアンス・ポリシーを使用した場合、複数のデバイスの更新を同時にスケジュールできます。XClarity Administrator によってデバイスは自動的に正しい順序で更新されます。まず CMM、次にスイッチ、サーバーおよびストレージ・デバイスと続いて更新されます。

ダウンロードしたファームウェア更新のみが適用できます。

ファームウェア更新を実行すると、XClarity Administrator により 1 つ以上のジョブが開始されて更新が実行されます。

ファームウェア更新の進行中は、ターゲット・デバイスはロックされています。更新プロセスが完了するまでは、ターゲット・デバイス上にある他の管理タスクを開始できません。

ファームウェア更新がデバイスに適用された後、ファームウェア更新を完全にアクティブ化するため再起動が 1 回以上必要になる可能性があります。デバイスをすぐに再起動するか、後でアクティブ化するか、またはアクティブ化に優先順位を付けることを選択できます。すぐに再起動することを選択した場合、XClarity Administrator により必要な再起動回数が最小限に抑えられます。後でアクティブ化することを選択した場合、次回デバイスが再起動されたときに更新がアクティブ化されます。アクティブ化に優先順位を付ける場合は、ベースボード管理コントローラーの更新が即座にアクティブ化され、その他のすべてのファームウェア更新は次回のデバイスの再起動時に有効になることに注意してください。

一度に最大 50 台のデバイスで選択したファームウェアを更新できます。50 台以上のデバイスで選択したファームウェアを更新する場合、残りのデバイスはキューに置かれます。更新対象デバイスでアクティベーションが完了するか、更新対象デバイスが保留中の保守モード状態になると (そのデバイスで再起動が必要な場合)、キューに入っているデバイスは、「選択したファームウェアの更新」キューから取り出されます。保留中の保守モード状態のデバイスが再起動されると、デバイスは保守モードでブートし、ファームウェア更新の最大数が既に進行中であっても更新プロセスを続行します。

一度に最大 10 台のデバイスで、バンドルしたファームウェアを更新できます。10 台以上のデバイスで、バンドルしたファームウェアを更新する場合、残りのデバイスはキューに置かれます。バンドルしたファームウェアの更新が実行されたデバイスでアクティベーションが完了すると、キューに入っているデバイスは「バンドルしたファームウェアの更新」キューから取り出されます。

重要
Red Hat® Enterprise Linux (RHEL) v7 以降の場合は、オペレーティング・システムをグラフィカル・モードから再起動すると、デフォルトではサーバーが停止します。XClarity Administrator から「通常の再起動」または「今すぐ再起動」操作を実行する前に、オペレーティング・システムを手動で構成して電源ボタンの動作を電源オフに変更する必要があります。手順については、Red Hat データ移行および管理ガイド: グラフィカル・ターゲット・モードで電源ボタンを 押したときの動作を変更するを参照してください。
XClarity Administrator により LAN-over-USB インターフェースが自動的に有効になります。