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ファームウェア更新リポジトリーの管理

ファームウェア更新リポジトリーには、管理対象デバイスに適用できる使用可能な更新および更新パッケージのカタログが含まれます。

このタスクについて

カタログには、 XClarity Administrator でサポートされているすべてのデバイスに対して、現在使用できるファームウェア更新に関する情報が含まれます。このカタログでは、ファームウェア更新がデバイス・タイプごとに分類されています。カタログを最新の情報に更新すると、XClarity Administrator は Lenovo の Web サイト (メタデータ .xml または .json および readme .txt ファイルを含む) から利用可能な最新のファームウェア更新に関する情報を取得し、その情報をファームウェア更新リポジトリーに保存します。ペイロード・ファイル (.exe) がダウンロードされていません。カタログの更新について詳しくは、製品カタログの更新を参照してください。

新しいファームウェア更新が使用可能になったとき、管理対象デバイスでそのファームウェアを更新するには、最初に更新パッケージをダウンロードする必要があります。カタログを更新しても、更新パッケージが自動的にダウンロードされるわけではありません。ファームウェア更新リポジトリーページにある製品カタログ表では、どの更新パッケージがダウンロード済みで、どれがダウンロード可能かを識別できます。

ファームウェア更新をダウンロードするには、いくつかの方法があります。
  • ファームウェア更新リポジトリー・パック。すべてのサポート済みデバイスで利用可能な最新のファームウェア更新と更新済みのデフォルトのファームウェア・コンプライアンス・ポリシーを含むリポジトリー・パック。これらのリポジトリー・パックは、インポートされた後管理サーバーの更新ページで適用されます。

  • UpdateXpress System Packs (UXSPs)。UXSP には、オペレーティング・システムごとに分類された利用可能な最新のファームウェアおよびデバイス・ドライバーの更新が含まれています。「ファームウェア更新: リポジトリー」ページから UXSP をダウンロードした場合、ファームウェア更新のみがダウンロードされ、リポジトリーに保存されます。デバイス・ドライバーの更新は除外されます。

    XCC2 を持つサーバーの場合、これらのパックはファームウェア・バンドルと呼ばれます。
  • 個別のファームウェア更新。カタログに記載されたバージョンに基づいて、個別のファームウェア更新パッケージを一度に 1 つずつダウンロードできます。

カタログを更新してファームウェア更新をダウンロードするには、XClarity Administrator がインターネットに接続されている必要があります。インターネットに接続されていない場合、Web ブラウザーを使用して XClarity Administrator ホストへのネットワーク・アクセスを持つワークステーションにファイルを手動でダウンロードし、ファームウェア更新リポジトリにファイルをインポートします。
製品カタログの更新、ファームウェア更新の取得またはインポートなど、リポジトリーの管理にかかわる手順。
XClarity Administrator に手動でファームウェア更新をインポートする際は、ペイロード (イメージと MIB)、メタデータ、変更履歴、README の各ファイルを含める必要があります。例:
  • lnvgy_sw_lxca_thinksystemrepo*_anyos_noarch.tgz

  • lnvgy_sw_lxca_thinksystemrepo*_anyos_noarch.xml

  • lnvgy_sw_lxca_thinksystemrepo*_anyos_noarch.chg

  • lnvgy_sw_lxca_thinksystemrepo*_anyos_noarch.txt

重要
  • これらの必要なファイルのみをインポートします。ファームウェアのダウンロード Web サイトに記載されている他のファイルはインポートしないでください。
  • 更新パッケージに XML ファイルが含まれていない場合、更新はインポートされません。
  • 更新に関連する必要なすべてのファイルを含めなかった場合、リポジトリーで更新が未ダウンロードと表示されます。これは、一部インポート済みであることを意味します。その後、不足しているファイルを選択してインポートできます。
  • コア ファームウェア更新 (管理コントローラー、UEFI、pDSA など) は、オペレーティング・システムに依存しません。RHEL 6 または SLES 11 オペレーティング・システム用のファームウェア更新パッケージは、計算ノードとラック・サーバーの更新に使用されます。管理対象サーバーにどのファームウェア更新パッケージを使用するかについて詳しくは、ファームウェア更新のダウンロードを参照してください。
ファームウェア更新をリポジトリーにダウンロードすると、リリース日、サイズ、ポリシーの使用状況、および重大度を含む各更新についての情報が表示されます。重大度は、更新適用の影響と必要性を示すので、運用環境への影響を評価するのに役立ちます。
  • 初回リリース」。これは、ファームウェアの初回リリースです。

  • 重大」。このファームウェア・リリースにはデータ破損、セキュリティー、または安定性の問題の緊急な修正が含まれています。

  • 推奨」。このファームウェア・リリースは、発生する可能性がある問題に対する重要な修正が含まれています。

  • 非クリティカル」。このファームウェア・リリースには、マイナーな修正、パフォーマンス強化、およびテキストの変更が含まれています。

  • 重大度は、以前にリリースされた更新のバージョンに関連しています。例えば、インストール済みのファームウェアが v1.01 で、更新 v1.02 が「クリティカル」であり、更新 v1.03 が「推奨」である場合、更新は累積的である (v1.03 は v1.02 のクリティカルな問題を含む) ので、1.02 から 1.03 の更新は推奨されるのに対し、v1.01 から v1.03 への更新はクリティカルであることを意味します。

  • 特定のマシン・タイプあるいはオペレーティング・システムに対してだけ更新がクリティカル/推奨されている特別な場合もあります。追加情報については、リリース情報を参照してください。

手順

使用可能なファームウェア更新を製品カタログに表示するには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Administrator のメニュー・バーで、「プロビジョニング」 > 「リポジトリー」の順にクリックします。「ファームウェア更新リポジトリー」ページに、使用可能なファームウェア更新パッケージのリストが、デバイス・タイプごとに整理されて表示されます。
  2. 「個別更新」タブをクリックして使用可能なファームウェア更新パッケージに関する情報を表示するか、「UpdateXpress System Packs (UXSPs)」タブをクリックして使用可能な UXSP に関する情報を表示します。
  3. デバイスとデバイス・コンポーネントを展開し、そのデバイスの更新パッケージとファームウェア更新の一覧を表示します。

    テーブル列をソートし、「すべて展開表示」アイコン (「すべて展開表示」アイコン) と「すべて縮小表示」アイコン (「すべて縮小表示」アイコン) をクリックして、特定のファームウェア更新を見つけやすくします。さらに、「表示」メニューでオプションを選択して、特定の時間を経過したファームウェア更新、すべてのサーバー・タイプまたは管理対象サーバー・タイプのみのファームウェア更新を表示したり、「フィルター」フィールドにテキストを入力して、表示されたデバイスおよびファームウェア更新のリストをフィルタリングすることもできます。特定のデバイスを検索する場合は、デバイスのみがリストされ、デバイス名の下にファームウェア更新はリストされないことに注意してください。

    サーバーの場合、サーバーのタイプに応じて特定の更新パッケージが使用可能です。たとえば、サーバーを展開した場合 (Flex System x240 計算ノード など)、その計算ノードに使用可能な更新パッケージが明確に表示されます。

    「ファームウェア更新: リポジトリー」ページに表示されたファームウェア更新と更新パッケージのリスト

結果

このページでは、以下の操作を実行できます。
  • このページをカタログ内の現在のファームウェア更新情報で更新するには、「最新表示」アイコン (「最新表示」アイコン) をクリックします。
  • 使用可能な更新に関する最新情報を取得するには、「カタログを最新の情報に更新」をクリックします。

    この情報の取得には数分かかることがあります。詳しくは、製品カタログの更新を参照してください。

  • ファームウェア更新をリポジトリ―に追加するには、製品カタログで 1 つ以上の更新パッケージまたは更新を選択し、「ダウンロード」アイコン (「更新のダウンロード」アイコン) をクリックします。ファームウェア更新がダウンロードされてリポジトリ―に追加されると、ステータスが「ダウンロード済み」に変わります。
    XClarity Administrator ユーザー・インターフェースを使用して更新を取得するには、XClarity Administrator がインターネットに接続されている必要があります。インターネットに接続されていなくても、既にダウンロードされている更新をインポートすることができます。

    更新のダウンロードについて詳しくは、ファームウェア更新のダウンロードを参照してください。

  • XClarity Administrator にネットワーク・アクセスできるワークステーションに手動でダウンロードしたファームウェア更新をインポートするには、1 つ以上の更新を選択し、「インポート」アイコン (「インポート」アイコン) をクリックします。

    更新のインポートについて詳しくは、ファームウェア更新のダウンロードを参照してください。

  • 現在進行中のファームウェアのダウンロードを停止するには、1 つ以上の更新を選択し、「ダウンロードのキャンセル」アイコン (「ダウンロードのキャンセル」アイコン) をクリックします。

    ダウンロードをキャンセルすると、進行中のすべてのファームウェア・ダウンロードがキャンセルされます。ジョブ・ログから特定のファームウェア・ダウンロードの詳細な進行状況を監視したり、停止したりすることができます (ジョブの監視を参照)。

  • リポジトリ―から更新パッケージまたは個々の更新を削除します (ファームウェア更新の削除参照)。
  • ファームウェア更新リポジトリーにあるファームウェア更新をローカル・システムにエクスポートできます (ファームウェア更新のエクスポートとインポートを参照)。