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XClarity Administrator 仮想アプライアンスの更新

Lenovo XClarity Administrator 仮想アプライアンスを更新して最新のソフトウェアをインストールすることができます。

さらに詳しい説明を見る

始める前に

プロキシに対して構成されているすべての Electronic Customer Care (ECC) 接続について、プロキシは転送プロキシであることが必要で、さらに接続を終了しないことが必要です。XClarity Administrator のコール・ホームおよび更新の機能で ECC 接続が使用されます。

  • XClarity Administrator v4.0 以降は、XClarity Administrator v3.0 以降のインスタンスからのみ更新できます。v3.0 より前のバージョンの XClarity Administrator を使用している場合は、v4.0 にアップグレードする前に v3.0 以降にアップグレードする必要があります。

  • Lenovo XClarity Orchestrator を使用して XClarity Administratorv4.0 以降のインスタンスを管理するには、XClarity Orchestrator v2.0 以降が必要です。XClarity Administrator を v4.0 以降に更新する場合は、XClarity Orchestrator は既に v2.0 以降がインストール済みである必要があります。

  • XClarity Administrator cPlus エディションは、中国のお客様からご要望のあった追加のデバイスをサポートしています。XClarity Administrator cPlus エディションは、XClarity Administrator v3.5 以降に適用できます。XClarity Administrator cPlus エディションのパッチを適用する前に、共通設定を有効にする必要があります。

    1. XClarity Administrator のメイン・メニューで、管理 > 「管理サーバーの更新」をクリックして、「管理サーバーの更新」ページを表示します。

    2. すべての操作 > 共通設定の順にクリックし、共通設定: 管理サーバーの更新ダイアログを表示します。

    3. XClarity Administrator cPlus への更新を有効にする」をオンにします。

    重要
    • XClarity Administrator cPlus エディションをアンインストールすることはできませんXClarity Administrator (cPlus 機能がない状態) に戻すには、XClarity Administrator を再インストールする必要があります。

    • XClarity Administrator cPlus エディションのパッチを適用すると、その後に適用できるのは XClarity Administrator cPlus のパッチのみになります。cPlus 機能のない XClarity Administrator のパッチは適用できません。

    XClarity Administrator cPlus について詳しくは、XClarity Administrator cPlus オンライン・ドキュメント を参照してください。

  • XClarity Administrator を更新すると、一部の事前定義済みデバイス・ドライバーおよびブート・ファイルも更新される場合があります。これらのファイルを使用するカスタマイ済み OS イメージ・プロファイルはすべて、新規ファイルを含むように自動的に更新されます。カスタム OS イメージ・プロファイルについて詳しくは、OS イメージ・プロファイルのカスタマイズを参照してください。

  • 現在インストールされているバージョンより前のペイロードがない管理サーバーの更新 (パッチ) は、「管理サーバーの更新」ページの表にリストされません。現在インストールされているバージョンより前のペイロードが含まれているパッチは、「適用できない」というステータスが適用されたテーブルにリストされ、管理サーバーに適用することはできません。

  • すべてのリポジトリー・パックが (ペイロードありまたはなしで) 「管理サーバーの更新」ページのテーブルに表示されます。

  • 保存された資格情報のみを ThinkServer サーバー、System x M4 サーバー、および RackSwitch デバイスに対する認証に使用できます。手動のユーザー・アカウントはサポートされません。

  • コール・ホームが有効のとき、サービス・リクエストはまず Lenovo サポートに転送され、もし特定のデバイスに対して適切な場合には、その後 IBM に転送されます。

このタスクについて

XClarity Administrator は以下のタイプの更新をサポートしています。
  • パッチ。新規リリースおよびフィックスパックを含む XClarity Administrator のコード変更。
  • 補足パック。ファームウェア更新リポジトリー・パック。すべての管理可能デバイスのファームウェア更新パッケージが含まれています。インポートされて適用されると、ファームウェア更新がファームウェア更新リポジトリーに追加されます (XClarity Administrator オンライン・ドキュメントのファームウェア更新のダウンロードを参照)。

XClarity Administrator 管理サーバーを更新する前に、まず使用可能な更新を確認し、更新パッケージをダウンロードする必要があります。管理サーバーの更新をダウンロードする場合、XClarity Administrator は選択した更新パッケージを Web からダウンロードして、その更新パッケージを管理サーバー更新リポジトリーに保存します。

管理サーバー更新を確認してダウンロードするには、XClarity Administrator がインターネットに接続されている必要があります。インターネットに接続されていない場合は、Web ブラウザーを使用して、XClarity Administrator ダウンロード Web ページ から、XClarity Administrator ホストにネットワーク・アクセスできるワークステーションに管理サーバー更新プログラムを手動でダウンロードした後、更新プログラムを管理サーバー更新リポジトリーにインポートできます。

管理サーバーの更新」ページの「ダウンロード・ステータス」列で、更新リポジトリーに保存された管理サーバーの更新を調べることができます。この列に含まれる可能性がある値は以下のとおりです。
  • 「ダウンロード済み」アイコン ダウンロード済み。ファームウェア更新リポジトリー・パックまたは管理サーバー更新がリポジトリ―に保存されています。
  • 「未ダウンロード」アイコン 未ダウンロード。ファームウェア更新リポジトリー・パックまたは管理サーバー更新が使用可能ですが、リポジトリ―に保存されていません。
  • 「未ダウンロード」アイコン クリーンアップ済み。更新が正常に適用され、不要なステージング・ファイルが自動的に削除されています。

リポジトリーが 50% 以上埋まると、メッセージがページに表示されます。リポジトリーが 85% 以上埋まると、別のメッセージがページに表示されます。

手順

XClarity Administrator を更新するには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Administrator のメイン・メニューで、管理 > 「管理サーバーの更新」をクリックして、「管理サーバーの更新」ページを表示します。

    テーブルの列をソートすると特定の更新を見つけやすくなります。また、「タイプ別フィルター」ドロップダウン・リストから更新タイプを選択して、選択した条件に一致する更新のみを表示できます。


    インポートされた更新のリストを表示する「管理サーバーの更新」ページ。
  2. 最新の XClarity Administrator 更新をダウンロードします。
    • XClarity Administrator がインターネットに接続されている場合:

      1. 「すべての操作」 > 「製品カタログの更新」をクリックして、最新の更新に関する情報を取得します。新しい管理サーバーの更新とファームウェア更新リポジトリー・パックが 「管理サーバーの更新」 ページの表に表示されます。

        この情報の更新には数分かかることがあります。

        製品カタログを更新しても、更新パッケージが自動的にダウンロードされるわけではありません。
      2. ダウンロードする管理サーバーの更新を選択します。
        ヒント
        タイプ」列に「パッチ」と表示されているパッケージを選択してください。
      3. ダウンロード」アイコン (「更新のダウンロード」アイコン) をクリックします。

        ダウンロードが完了すると、更新の「ダウンロード・ステータス」が「ダウンロード済み」に変わります。

    • XClarity Administrator がインターネットに接続されていない場合:

      1. XClarity Administrator ホストにネットワーク接続できるワークステーションに、XClarity Administrator ダウンロード Web ページから管理サーバーの更新をダウンロードします。
      2. 管理サーバーの更新」ページで、「インポート」アイコン (「インポート」アイコン) をクリックします。
      3. ファイルの選択」をクリックし、ワークステーション上の管理サーバーの更新の場所を参照します。
      4. すべてのパッケージ・ファイルを選択し、「開く」をクリックします。

        メタデータ・ファイル (.xml) とイメージまたはペイロード・ファイル (.zip、.bin、.uxz、または .tgz) をインポートし、履歴ファイル (.chg) と readme ファイル (.txt) を変更して更新します。選択されているが .XML ファイルに指定されていないすべてのファイルは破棄されます。XML ファイルを含めなかった場合、更新はインポートされません。

      5. インポート」をクリックします。

        インポートが完了すると、「管理サーバーの更新」ページのテーブルに管理サーバーの更新が表示され、そのソフトウェア更新の「ダウンロード・ステータス」が「ダウンロード済み」に変わります。

      XClarity Administrator のメニュー・バーで「監視」 > 「ジョブ」の順にクリックすると、インポートの進行を監視できます。

  3. クローンを作成して XClarity Administrator 仮想アプライアンスをバックアップします (Lenovo XClarity Administrator のバックアップを参照)。
  4. 現在実行されているジョブがないことを確認します。実行中のジョブのリストはジョブ・ログで確認できます (ジョブの監視を参照)。
  5. インストールする更新パッケージを選択します。

    テーブルの列をソートすると特定の更新パッケージを見つけやすくなります。さらに、「フィルター条件」のドロップダウン・リストで更新パッケージのタイプや時間を選択できます。

    ダウンロード・ステータス」が「ダウンロード済み」であり、「タイプ」が「パッチ」であることを確認します。
  6. 更新の実行」アイコン (「更新の実行」アイコン) をクリックします。

    XClarity Administrator のメニュー・バーで「監視」 > 「ジョブ」の順にクリックすると、更新の進行を監視できます。

  7. 更新が完了するまで数分間待った後、XClarity Administrator を再起動します。
    仮想アプライアンス・ホストにアクセスできる場合は、仮想アプライアンス・コンソールから進行状況を監視できます。以下に例を示します。
    -------------------------------------------------
    Lenovo XClarity Administrator - Version 1.1.0
    -------------------------------------------------

    eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:00:00:10
    inet addr:10.240.61.98 Bcase:10.240.63.255 Mask:255.255.252.0
    inet6 addr: fe80:200:ff:fe00:10/64 Scopt:Link

    eth1 Disabled

    idxhwmgr login: Lenovo XClarity Administrator Repository Update
    Detected appliance version is 1.1.0
    Applying XClarity Administrator Repository Update...
    .
    .
    .


    重要
    更新プロセス中に仮想アプライアンスを手動で再起動しないでください。
  8. Web ブラウザーを最新表示にして、更新が完了したかどうかを確認します。完了すると、「適用済みステータス」列が「適用済み」に変わります。

    管理サーバーの更新を適用した場合、「管理サーバーの更新」ページのテーブル上にリストされている XClarity Administrator バージョンが、適用されたバージョンに変わります。

  9. Web ブラウザーのキャッシュをクリアします。

終了後

このページでは、以下の操作を実行できます。
  • XClarity Administrator インスタンスの現在のバージョンおよびインストールされたパッチを表示するには、XClarity Administrator タイトル・バーのユーザー操作メニュー (「リソース」アイコン) をクリックし、「バージョン情報」をクリックします。

  • XClarity Administrator 管理サーバーに適用されたすべての更新の更新履歴を表示するには、「更新履歴」リンクをクリックします。

  • XClarity Administrator 管理サーバーに適用された特定の更新の更新履歴を表示するには、「適用済みステータス」列の更新ステータスのリンクをクリックします。

  • イメージまたはペイロード・ファイル (.zip、.bin、uxz、または tgz) のみを削除します。「イロード・ファイルのみを削除アイコン (「削除」アイコン) をクリックして、選択済みの管理サーバーの更新情報を削除します。更新に関するメタデータは残るので、更新を簡単に再度ダウンロードできます。

    イメージまたはペイロードを削除すると、ペイロード (イメージおよび MIB) ファイルは削除されます。ただし、更新に関する情報を含む XML ファイルは残るので、必要に応じて更新を簡単に再度ダウンロードできます。また、「ダウンロード・ステータス」が「未ダウンロード」に変化します。
  • すべての更新パッケージ・ファイルを削除」アイコン (「すべて削除」アイコン) をクリックし、選択した管理サーバーの更新用の完全な更新パッケージ (イメージまたはペイロード・ファイル、変更履歴ファイル (.chg)、README ファイル(.txt)、およびメタデータ・ファイル (.xml) を含む) を削除します。