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System x サーバーのリモート制御セッションの開き方

管理対象 System x サーバーへのリモート制御セッションを、ローカル・コンソールにいるかのように開くことができます。そして、リモート制御セッションを使用して、電源操作やリセット操作、ローカルまたはネットワーク・ドライブのサーバーへの論理マウント、スクリーンショットのキャプチャーやビデオの録画を実行できます。

始める前に

リモート制御セッションを開く前に、セキュリティー、パフォーマンス、キーボードに関する考慮事項を確認してください。これらの考慮事項について詳しくは、リモート制御に関する考慮事項を参照してください。

事前定義されたスーパーバイザーまたはハードウェア管理者の役割が割り当てられているユーザー・グループのメンバーである必要があります。

管理対象サーバーの正常性状態が正常で、接続状態がオンラインである必要があります。サーバー・ステータスの表示について詳しくは、デバイスの詳細の表示を参照してください。

Lenovo XClarity Orchestratorのユーザー・アカウントを使用して、リモート制御セッションにログインします。ユーザー・アカウントは、サーバーにアクセスして管理するのに十分なユーザー権限を持っている必要があります。

Java WebStart サポートのある Java Runtime Environment (JRE) (IcedTea-Web v1.8 プラグインを使用した Adopt OpenJDK 8 など) をローカル・サーバーにインストールしておく必要があります。

リモート・プレゼンスの Features on Demand キーが管理対象サーバーにインストールされ、有効になっている必要があります。リモート・プレゼンスが有効または無効かは、「サーバー」ページで「フィルター」 > 「リモート・プレゼンス」の順にクリックして確認できます。無効の場合:
  • サーバーの正常性状態が正常で、接続状態がオンラインであることを確認します。
  • XClarity Controller Enterprise レベルまたは MM 拡張アップグレードが有効になっていることを確認します (これらの機能がデフォルトで有効になっていないサーバーの場合)。

リモート制御セッションでは、ローカル・システムのオペレーティング・システムに定義されているロケールと表示言語の設定が使用されます。

このタスクについて

複数のリモート制御セッションを開始することができます。各セッションで複数のサーバーを管理できます。

Flex System x280、x480、x880 サーバーの場合、プライマリー・ノードとのリモート制御セッションのみを開始できます。プライマリー以外のノードへのリモート制御セッションを開始しようとすると、リモート制御ダイアログが開きますが、ビデオは表示されません。

手順

System x サーバーのリモート制御セッションを開くには、以下の手順を実行します。

  1. XClarity Orchestrator のメニューで、「リソース (「リソース」アイコン)」 > 「サーバー」の順にクリックします。すべての管理対象サーバーがテーブル・ビューで「サーバー」カードに表示されます。
  2. オプション: リモート制御するサーバーを選択します。

    サーバーを選択しない場合、非ターゲットのリモート制御セッションが開きます。

  3. 「リモート制御の起動」アイコン (「リモート制御の起動」アイコン) をクリックします。
  4. Web ブラウザーによるセキュリティ警告をすべて受け入れます。
  5. プロンプトが表示されたら、次のいずれかの接続モードを選択します。
    • シングルユーザー・モード。サーバーとの排他リモート制御セッションを確立します。サーバーから切断するまで、そのサーバーに対する他のすべてのリモート制御セッションはブロックされます。このオプションは、サーバーに対して他のリモート制御セッションが確立されていない場合にのみ使用できます。
    • マルチユーザー・モード。同じサーバーに対して複数のリモート制御セッションを確立できます。XClarity Orchestrator では、1 つのサーバーに対して最大 6 つの同時リモート制御セッションがサポートされます。
  6. リモート制御の起動をクリックします。
  7. プロンプトが表示されたら、ローカル・システムのリモート制御セッションにショートカットを保存するかどうかを選択します。このショートカットを使用して、XClarity Orchestrator Web インターフェースにログインしないでリモート制御セッションが起動できます。このショートカットには、手動でサーバーを追加できる空のリモート制御セッションを開くリンクが含まれています。
    XClarity Orchestrator認証サーバーでユーザー・アカウントを検証するには、ローカル・システムがXClarity Orchestratorにアクセスできる必要があります。

終了後

リモート制御セッションには、セッションを通じて現在管理されている各サーバのサムネール (アイコン) があります。


「リモート制御ビューアー」ウィンドウ

リモート制御セッションが正常に開かない場合は、リモート制御に関する問題のトラブルシューティングを参照してください。

リモート制御セッションでは、以下の操作を実行できます。

  • 複数のサーバー・コンソールを表示し、サムネールをクリックしてサーバー・コンソール間を移動する。サーバー・コンソールがビデオ・セッション領域に表示されます。アクセスしているサーバーが多すぎてアイコン領域に表示しきれない場合は、「右にスクロール」アイコン (「右にスクロール」アイコン) と「左にスクロール」アイコン (「左にスクロール」アイコン) をクリックすると、画面がスクロールしてその他のサーバーのサムネールが表示されます。「すべてのセッション」アイコン (「サーバー・セッション」アイコン) をクリックすると、開いているすべてのサーバー・セッションのリストが表示されます。
  • 「サーバーの追加」アイコン (「新しいサーバー・セッション」アイコン) をクリックして、サーバー・コンソールを現在のリモート制御セッションに追加します。
  • サムネール領域の表示/非表示を切り替えるには、「サムネール切り替え」アイコン (「サムネール切り替え」アイコン) をクリックします。
  • リモート制御セッションをウィンドウまたはフルスクリーンとして表示するには、「画面」アイコン (「画面」アイコン) をクリックし、「フルスクリーンをオンに切り替え」または「フルスクリーンをオフに切り替え」をクリックします。
  • スティッキー・キー・ボタンの Ctrl、Alt、および Shift を使用して、サーバーに直接キー・ストロークを送信します。スティッキー・キーをクリックすると、キーボード・キーを押したり、ボタンをもう一度クリックしたりするまで、キーはアクティブなままです。

    Ctrl キーまたは Alt キーの組み合わせを送信するには、ツールバーの「Ctrl」または「Alt」をクリックし、カーソルをビデオ・セッション領域に置いて、キーボードのキーを押します。

    マウス・キャプチャー・モードが有効になっている場合は、カーソルをビデオ・セッション領域の外に移動するには左 Alt キーを押す必要があります。マウス・キャプチャー・モードはデフォルトで無効になっていますが、「ツールバー」ページで有効にすることができます (リモート制御の設定を参照)。
  • 「キーボード」アイコン (「キーボード」アイコン) をクリックして、ソフトキーと呼ばれるカスタム・キー・シーケンスを定義します。

    ソフト・キー定義は、リモート制御セッションを開始したシステムに保管されます。そのため、別のシステムからリモート制御セッションを開始する場合は、ソフトキーを定義し直す必要があります。ソフトキーを含むユーザー設定をエクスポートするには、「設定」アイコン (「設定」アイコン) をクリックし、「ユーザー設定」タブをクリックして、「インポート」をクリックします。

  • 現在選択されているサーバー・セッションのスクリーン・キャプチャーを取得してさまざまな形式で保存するには、「画面」アイコン (「画面」アイコン) をクリックし、「スクリーンショット」をクリックします。
  • リモート・メディア (CD、DVD、USB の各デバイスや、ディスク・イメージ、CD (ISO イメージ) など) を選択したサーバーにマウントするか、「リモート・メディア」アイコン (「リモート・メディア」アイコン) をクリックして、マウントされたデバイスを別のサーバーに移動します。
  • 「リモート・メディア」アイコン (「リモート・メディア」アイコン) をクリックし、「リモート・メディアのマウント」をクリックして「イメージを IMM にアップロードする」をクリックして、リモート・メディアからサーバーにイメージをアップロードします。
  • 「電源」アイコン (「サムネール切り替え」アイコン) をクリックして、リモート・コンソールからサーバーの電源をオンまたはオフにします。
  • サーバー・アイコンの更新頻度など、リモート制御設定を変更します (リモート制御の設定を参照)。