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システム・ボードの取り付け

このセクションの手順に従って、システム・ボードを取り付けます。

このタスクについて

重要

このコンポーネントの取り外しと取り付けは、トレーニングを受けた技術員が行う必要があります。適切なトレーニングを受けずに取り外しまたは取り付けを行わないでください

重要
  • 安全に作業を行うために、取り付けのガイドラインおよび 安全検査のチェックリストをお読みください。

  • ドライブを収納している帯電防止パッケージを、サーバーの塗装されていない金属面に接触させてから、パッケージからドライブを取り出し、帯電防止面にそれを置きます。

ファームウェアとドライバーのダウンロード: コンポーネントの交換後、ファームウェアやドライバーの更新が必要になる場合があります。

手順

  1. このタスクの準備をします。
    1. サーマル・パッドが以下のいずれかの条件にある場合は、サーマル・パッドを新しいものと交換します。 必ず サーマル・パッドの取り付けのガイドラインに従ってください。
      • サーマル・パッドが破損しているか外れている。
      • 交換したコンポーネントが異なるブランドまたは異なる形状であり、サーマル・パッドの変形や損傷を引き起こす可能性がある。
      図 1. トップ・カバーのサーマル・パッド

      図 2. 下部カバーのサーマル・パッド

  2. システム・ボードのプロセッサー・ヒートシンクにある XClarity Controller のネットワーク・アクセス・ラベルをはがし、トップ・カバーのネットワーク・アクセス・タグに貼り付けます。
    図 3. 引き出し式情報タブにある Lenovo XClarity Controller のネットワーク・アクセス・ラベル

  3. システム・ボードを上向きにして下部カバーに置き、次のコンポーネントをシステム・ボードの上面に取り付けます。
    1. CMOS バッテリーを取り付けます。CMOS バッテリーの取り付け (CR2032)を参照してください。
    2. M.2 ドライブをスロット 2 とスロット 3 に取り付けます。M.2 ドライブをスロット 2 とスロット 3 に取り付けるを参照してください。
    3. メモリー・モジュールを取り付けます。メモリー・モジュールの取り付けを参照してください。
  4. システム・ボードの両端を持ち、慎重に裏返してシステム・ボードの底面が上を向くようにします。次に、システム・ボードを下ろしてトップ・カバーに取り付けます。
    システム・ボードを取り付けるときは、システム・ボードがトップ・カバーの端のゴムに触れないようにしてください。
    図 4. システム・ボードの取り付け

  5. システム・ボードの底面に次のコンポーネントを取り付けます。
    1. メモリー・モジュールを取り付けます。メモリー・モジュールの取り付けを参照してください。
    2. M.2 ドライブをスロット 1 に取り付けます。M.2 ドライブのスロット 1 への取り付けを参照してください。
  6. 下部カバーを取り付けます。
    1. 下部カバーをノードの両端にあるガイド・スロットの位置に合わせて、ノードの下部に配置します。
    2. 前面と背面の I/O ブラケットをノードに挿入し、所定の位置まで押し込みます。
      図 5. 下部カバーの取り付け

  7. 下部カバーにあるねじを締めます。
    1. ねじ緩み止めの白い接着剤があらかじめコーティングされた 2 本のプラスねじ (# 1) を、下部カバーの短辺に締め付けます。
    2. 6 本のプラスねじ (# 2) を下部カバーの長辺に締め付け (図を参照)、ノードを裏返して上面が上を向くようにします。
      図 6. ねじの取り付け

  8. トップ・カバーにあるねじを締めます。
    1. トップ・カバーの長辺に 4 本のプラスねじ (# 2) を締めます。
      ねじ穴がファン・ケーブルで覆われている場合があります。その場合は、ファン・ケーブルを慎重に少しだけ引っ張ってねじを取り付け、取り付け終わったらケーブルを元に戻してください。
    2. Lenovo XClarity Controller ネットワーク・アクセス・ラベルのタブをスライドさせて、ノードの外側に引き出します。
    3. ねじ緩み止めの白い接着剤があらかじめコーティングされた 4 本のプラスねじ (# 1) を、トップカバーの短辺に締め付けます。その後、ノードの底面を上向きにします。
      下にあるねじをしっかりと取り付けたら、Lenovo XClarity Controller ネットワーク・アクセス・ラベルをスライドさせて、元の位置に戻してください。
      図 7. ねじの取り付け

完了したら

  1. 拡張キットを取り付けるか、拡張フィラーを取り付けて拡張キットのスロットを覆います。
  2. デスクトップ・マウントのファン・シュラウドを取り付けます。デスクトップ・マウントのファン・シュラウドの取り付けを参照してください。

  3. すべての構成部品が正しく再配置されており、サーバーの内部に工具が残されていたり、ねじが緩んだままになっていないことを確認します。

  4. 必要に応じて、ノードをエンクロージャーまたはマウントに再取り付けします。構成ガイドを参照してください。

  5. 取り外した電源コードおよびすべてのケーブルを再接続します。

  6. サーバーおよび周辺機器の電源をオンにします。サーバーの電源をオンにするを参照してください。

  7. システムの日付と時刻をリセットします。

  8. マシン・タイプとシリアル番号を新しい重要プロダクト・データ (VPD) で更新します。Lenovo XClarity Provisioning Manager を使用して、マシン・タイプとシリアル番号を更新します。重要プロダクト・データ (VPD) の更新を参照してください。
  9. UEFI、XCC および LXPM ファームウェアを、サーバーがサポートする特定のバージョンに更新します。ファームウェアの更新を参照してください。

  10. 該当する場合は、Lenovo Features on Demand アクティベーション・キーをインストールします。Lenovo XClarity Controller ポータル・ページ でサーバーと互換性のある XCC に関する資料のライセンス管理セクションを参照してください。

  11. 公開鍵を更新します。詳しくは、ThinkShield Key Vault Portal Web アプリケーション・ユーザー・ガイドキーの更新セクションを参照してください。

    • Lenovo ID のロールは、ThinkShield Key Vault Portal Web インターフェイスまたはThinkShield モバイル・アプリで公開鍵を更新する Maintenance User である必要があります。
    • (Lenovo のサービス技術員のみ) 詳しくは、システム・ボードの交換後に公開鍵を更新する方法 を参照してください。
  12. TPM を非表示にする必要がある場合は、TPM を非表示にする/監視するを参照してください。

  13. TPM ポリシーを設定します。TPM ポリシーの設定を参照してください。

  14. (オプション) UEFI セキュア・ブートを有効にします。UEFI セキュア・ブートの有効化を参照してください。

  15. 必要に応じて、次の ThinkEdge セキュリティー機能を再構成します。

    1. システム ロックダウン モード制御のステータスを ThinkShield Portal に変更します。システムのアクティブ化またはロック解除を参照してください。

    2. SED 暗号化を有効にします。自己暗号化ドライブ認証キー (SED AK) の管理を参照してください。

    3. SED AK をリカバリーします。自己暗号化ドライブ認証キー (SED AK) の管理を参照してください。

    4. セキュリティー機能を有効にします。システム ロックダウン モードを参照してください。

    5. XCC パスワードの緊急リセット設定を変更します。XCC パスワードの緊急リセットを参照してください。