リモート・メディア機能を使用すると、ローカル・システムのリモート・メディア (CD、DVD、USB の各デバイスや、ディスク・イメージ、CD (ISO イメージ) など) を選択したサーバーにマウントすることができます。ベースボード管理コントローラー (BMC) で使用できるローカル・ストレージにイメージをアップロードすることもできます。
始める前に
管理コントローラーのローカル・ストレージをマウントしてデータをアップロードできるのは一度に 1 人のユーザーのみです。管理コントローラーのローカル・ストレージがマウントされている間や、データがローカル・ストレージにアップロードされている間は、他のユーザーはローカル・ストレージにアクセスできません。
Linux オペレーティング・システムを実行しているサーバーでは、複数の ISO イメージのマウントはサポートされていません。
手順
リモート・メディアをマウントまたは移動するには、以下の手順を実行します。
- 「リモート制御」ウィンドウから、「リモート・メディア」アイコン () をクリックします。
- 次のいずれかの操作をクリックします。
リモート・メディアのマウント
この操作を実行すると、現在選択されているサーバーでローカル・メディア・リソースを使用できるようになります。1 つのリモート制御ッションで特定のメディア・リソースをマウントできるのは一度に 1 つのサーバーのみです。
「リモート・メディアのマウント」をクリックすると、以下のオプションを選択できるようになります。
- マウントするイメージを選択します。そのイメージは、デバイスをアンマウントするか、リモート制御セッションを閉じるまで、現在選択されているサーバーで使用できます。1 つのサーバーに複数のイメージをマウントすることができ、各イメージを複数のサーバーにマウントすることもできます。
- マウントするドライブ (CD、DVD、または USB デバイスなど) を選択します。そのデバイスは、ドライブをアンマウントするか、リモート制御セッションを閉じるまで、現在選択されているサーバーで使用できます。1 つのサーバーに複数のデバイスをマウントできますが、それぞれのデバイスをマウントできるのは一度に 1 つのサーバーのみです。
ドライブを選択する場合は、ドライブからメディアを取り出す前にドライブをアンマウントしてください。
- イメージを IMM にアップロードします。選択したサーバーの管理コントローラーのローカル・ストレージにイメージを保存するには、このオプションを使用します。
そのイメージは、リモート制御セッションを終了したり、サーバーを再起動したりしても、管理コントローラーに残ります。
管理コントローラーには約 50 MB のデータを保存できます。
総容量が 50 MB 未満であれば、複数のイメージを管理コントローラーにアップロードできます。
管理コントローラーにアップロードしたイメージは、自動的にサーバーにマウントされます。管理コントローラーにアップロードしたイメージを別のサーバーの管理コントローラーに移動することもできます。イメージを移動すると、以前にアップロードしたイメージが現在のサーバーから削除されて、選択したサーバーにアップロードされます。
リモート・メディアの移動
以前にマウントしたメディア・リソースをサーバー間で移動できます。
リソースをサーバーで使用できるようにするには、以下の手順を実行します。
- リソースを 1 つ以上選択します。
- 「追加」をクリックして、リソースを「選択済みリソース」リストに移動します。
- 「マウント」をクリックして、リソースをサーバーで使用できるようにマウントします。
リモート制御セッションによってリソースのデバイスが定義され、現在選択されているサーバーのマウント・ポイントにマップされます。マウントされたメディアを書き込み保護することもできます。